大阪府医師会の会長選挙で、元副会長の伯井(はくい)俊明氏(65)が、4選を目指した現会長の酒井國男氏(66)を破り初当選したことが15日、分かった。任期は4月1日から2年間。
伯井氏は4月に予定される日本医師会(日医)の会長選で、昨年衆院選で民主党候補を支援した原中勝征・茨城県医師会長への支持を表明している。府医師会は会員数約1万7600人で、東京に次ぎ全国2番目の規模で、日医会長選にも影響を与えそうだ。
平成20年2月に行われた前回会長選も同じ顔ぶれで、酒井氏が1票差で当選。伯井氏側が大阪地裁に選挙無効の訴えを起こし、1審、2審で敗訴し現在、上告中。
今回の選挙は代議員272人が投票し、伯井氏149票、酒井氏123票だった。伯井氏は大阪府松原市の開業医で、専門は小児科。府医師会の副会長や、日医の常任理事を歴任している。
【関連記事】
・
診療報酬改定 開業医に甘すぎては困る ・
民主党政権初の診療報酬改定、病院重視の政務三役に医系議員が巻き返し ・
開業医と病院の再診料、690円で一本化 中医協 ・
日医会長選に京都府医師会長が立候補へ 近畿6府県で推薦予定 ・
民主と日医が政策勉強会 参院選に向け連携か ・
<無料低額宿泊所>愛知でも損賠求め提訴(毎日新聞)・
<HIV>09年感染者7年ぶりに前年下回る 検査件数も(毎日新聞)・
<枝野行政刷新相>法令解釈担当に 鳩山首相の意向で(毎日新聞)・
<公務員改革>次官・局長の部長級への降格容易に…政府方針(毎日新聞)・
<水俣市長選>宮本勝彬氏が再選 熊本(毎日新聞)