コメント
あなたの考えについて。
(
名無し
)
2014-07-20 15:35:20
正直な所、どこから指摘すればよいのかも分かりません…。
集団的自衛権は戦争を起こさないための抑止力としての行使容認ですよ。
少し話は変わりますが一つ例を出しましょう。
沖縄のある離島付近で軍事衝突が起きたとします。これはいつ起きてもおかしくない事象でもあります。離島には島民が住んでおり、避難が必要ですが、いつ敵から攻撃されてもおかしくなく、緊急を要していたため、偶々一番近くを航行していた米軍の艦船で避難することになった。しかし、避難中に敵の攻撃目標になってしまった。この際、近くを海上自衛隊の艦隊がいたが、集団的自衛権を容認していないがために、日本人の避難民が乗った米軍の艦船守れず、その艦船は敵の攻撃により沈没、避難民から多数の死亡者がでた。
おそらくあなたはこれを読んで、「こんなのありえない」だとか「自衛隊の船で避難すればいいじゃないか」等々お思いになるでしょう。しかし、現実は残酷ですよ。上記のように、米軍の船に日本人が乗ることも可能性は0ではありません。
加えて、あなたは集団的自衛権の内実は集団的攻撃権だとおっしゃっていますが、自衛権が国際法上認められるには違法性が無いことや必要性、均衡性あることが前提です。あなたの言うような他国同士の戦争に日本が参戦することは、集団的自衛権として国際法上認められるでしょうか?
答えは明白ですよね。認められません。
そして日本国は法治国家です。国際法、国内法に関係なく守る必要がありますよ。もっとも、それは同盟国の米国もそうですが。
ここでは、あなたの考えに対して全て指摘することは多すぎるため止めますが、最後に私はあなたの考えを変えさせようだとか、こんな発言は止めろだとかは思っておりません。しかし、ぜひとも「正しい」知識ぬ上でおっしゃってほしいと思います。
長文失礼しました。
名無し様へ
(
磯野及泉
)
2014-08-06 23:37:54
名無し様へ(名無し様はネット上では大勢おられるので困るのですが・・・)
私の表現下手で冗長な文章をよく読んでいただき、ありがとうございます。あなたの御指摘はまるで、政府見解や答弁と全く同じですね。あなたは、素晴らしく善意の人であることは良く理解できました。
しかし、善意で政府見解を解釈していると、とんでもないことになります。法案を国会に上程し、説明する段階では、政府もあなたのように“答えは明白ですよね。認められません。”というな答弁や説明を繰り返すでしょう。しかし、法律は成立後は、常に字面解釈のみで執行されます。日本の近現代の政治史は、そのようなことの繰り返しのような気がします。だから、法文に使おうとしている言葉の定義、論理構成、それと現実とをしっかり把握していないと大変なことになると思うのです。特に、定義は客観的基準で示すべきで、解釈する人によってどうにでもなる主観的なものは“定義”にはなりません。こんなこと、法学をお勉強なさっていれば、常識ですよね。ところが、今の政府見解では主観的用語に満ち溢れています。現に、同じ与党の公明党とも思惑のずれがあり、既に解釈がずれていると言われています。
ここでは長くなるので説明は省きますが、米軍はあなたのおっしゃるような善意の行動をとることは、ほとんどありえない。あなたは何が言いたくて、このような安倍首相の説明と本質的に全く同じ事例を持ち出されたのでしょうか。これは国会でも実際にはあり得ない事態として追究されました。しかし、議論は結局はぐらかされて終わったようです。安倍首相の言う“丁寧な説明”はこの程度で、本当のことは絶対に言えないのです。あなたのようなある種の幻想を善意の国民に持っていてもらいたいのでしょう。
米国は財政赤字なので軍事支出を抑制しようとして、日本に現状をはるかに上回る対等なまでの軍事負担を求めているのです。ところが、日本は米国以上に財政は最悪です。御存知でしょう?その最悪な財政を無視して、軍事支出を増大させる政策を取るのは狂気の沙汰です。日本のマスコミは憲法違反でしか問題にしていませんが、財政赤字を放置し、さらに赤字を増大させれば、日本の将来はとんでもない地獄のような状態になるでしょう。近年ロシアが経済危機に陥った時、市中に死体が転がっていたと、そこに居合わせた人から聞きました。米国にとっては日本が潰れるのは、自身が潰れるよりは国益に叶います。“現実は残酷ですよ。”あなたは、そういう事態を“容認”されますか?それとも“欲しがりません。勝つまでは!”で好戦的政府や米国に喜んで奉仕されますか?
否、自衛隊員の場合は、どのような事態で命を落とすか分からない可能性が増えるのです。米国は“国連憲章で認められている集団的自衛権”で、イラクやアフガニスタンに言いがかりをつけて、戦争を仕掛けました。このような意味のない戦争で、多くの兵士の精神は荒廃しました。無意味に多くの貴重な命も失いました。これも国会では提起された議論ですが、首相は真剣に答弁していません。真剣に答弁すると彼なりの論理が崩壊するからでしょう。
あなたも“ぜひとも「正しい」御認識の上で御指摘して頂きたいと思います。”何よりも、単純な発想は止めましょう。是非、認知的複雑性を持っていただきたいと存じます。
端的で簡潔な文章を目指しましたが、長文になってしまい失礼しました。
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集団的自衛権は戦争を起こさないための抑止力としての行使容認ですよ。
少し話は変わりますが一つ例を出しましょう。
沖縄のある離島付近で軍事衝突が起きたとします。これはいつ起きてもおかしくない事象でもあります。離島には島民が住んでおり、避難が必要ですが、いつ敵から攻撃されてもおかしくなく、緊急を要していたため、偶々一番近くを航行していた米軍の艦船で避難することになった。しかし、避難中に敵の攻撃目標になってしまった。この際、近くを海上自衛隊の艦隊がいたが、集団的自衛権を容認していないがために、日本人の避難民が乗った米軍の艦船守れず、その艦船は敵の攻撃により沈没、避難民から多数の死亡者がでた。
おそらくあなたはこれを読んで、「こんなのありえない」だとか「自衛隊の船で避難すればいいじゃないか」等々お思いになるでしょう。しかし、現実は残酷ですよ。上記のように、米軍の船に日本人が乗ることも可能性は0ではありません。
加えて、あなたは集団的自衛権の内実は集団的攻撃権だとおっしゃっていますが、自衛権が国際法上認められるには違法性が無いことや必要性、均衡性あることが前提です。あなたの言うような他国同士の戦争に日本が参戦することは、集団的自衛権として国際法上認められるでしょうか?
答えは明白ですよね。認められません。
そして日本国は法治国家です。国際法、国内法に関係なく守る必要がありますよ。もっとも、それは同盟国の米国もそうですが。
ここでは、あなたの考えに対して全て指摘することは多すぎるため止めますが、最後に私はあなたの考えを変えさせようだとか、こんな発言は止めろだとかは思っておりません。しかし、ぜひとも「正しい」知識ぬ上でおっしゃってほしいと思います。
長文失礼しました。
私の表現下手で冗長な文章をよく読んでいただき、ありがとうございます。あなたの御指摘はまるで、政府見解や答弁と全く同じですね。あなたは、素晴らしく善意の人であることは良く理解できました。
しかし、善意で政府見解を解釈していると、とんでもないことになります。法案を国会に上程し、説明する段階では、政府もあなたのように“答えは明白ですよね。認められません。”というな答弁や説明を繰り返すでしょう。しかし、法律は成立後は、常に字面解釈のみで執行されます。日本の近現代の政治史は、そのようなことの繰り返しのような気がします。だから、法文に使おうとしている言葉の定義、論理構成、それと現実とをしっかり把握していないと大変なことになると思うのです。特に、定義は客観的基準で示すべきで、解釈する人によってどうにでもなる主観的なものは“定義”にはなりません。こんなこと、法学をお勉強なさっていれば、常識ですよね。ところが、今の政府見解では主観的用語に満ち溢れています。現に、同じ与党の公明党とも思惑のずれがあり、既に解釈がずれていると言われています。
ここでは長くなるので説明は省きますが、米軍はあなたのおっしゃるような善意の行動をとることは、ほとんどありえない。あなたは何が言いたくて、このような安倍首相の説明と本質的に全く同じ事例を持ち出されたのでしょうか。これは国会でも実際にはあり得ない事態として追究されました。しかし、議論は結局はぐらかされて終わったようです。安倍首相の言う“丁寧な説明”はこの程度で、本当のことは絶対に言えないのです。あなたのようなある種の幻想を善意の国民に持っていてもらいたいのでしょう。
米国は財政赤字なので軍事支出を抑制しようとして、日本に現状をはるかに上回る対等なまでの軍事負担を求めているのです。ところが、日本は米国以上に財政は最悪です。御存知でしょう?その最悪な財政を無視して、軍事支出を増大させる政策を取るのは狂気の沙汰です。日本のマスコミは憲法違反でしか問題にしていませんが、財政赤字を放置し、さらに赤字を増大させれば、日本の将来はとんでもない地獄のような状態になるでしょう。近年ロシアが経済危機に陥った時、市中に死体が転がっていたと、そこに居合わせた人から聞きました。米国にとっては日本が潰れるのは、自身が潰れるよりは国益に叶います。“現実は残酷ですよ。”あなたは、そういう事態を“容認”されますか?それとも“欲しがりません。勝つまでは!”で好戦的政府や米国に喜んで奉仕されますか?
否、自衛隊員の場合は、どのような事態で命を落とすか分からない可能性が増えるのです。米国は“国連憲章で認められている集団的自衛権”で、イラクやアフガニスタンに言いがかりをつけて、戦争を仕掛けました。このような意味のない戦争で、多くの兵士の精神は荒廃しました。無意味に多くの貴重な命も失いました。これも国会では提起された議論ですが、首相は真剣に答弁していません。真剣に答弁すると彼なりの論理が崩壊するからでしょう。
あなたも“ぜひとも「正しい」御認識の上で御指摘して頂きたいと思います。”何よりも、単純な発想は止めましょう。是非、認知的複雑性を持っていただきたいと存じます。
端的で簡潔な文章を目指しましたが、長文になってしまい失礼しました。