ボチボチかめさん

良い日本を夢見てきましたが 現実は遠のくばかり
のろまですが小さな脳で考えます
日本のこと 日本人のこと

定年退職を祝う会 その1

2008-02-28 21:33:53 | つれづれ日記
愛読者のみなさまには、いつも拙ブログをご訪問いただきありがとうございます。

話が日付とは逆戻りして大変、読みづらいかと存じますが、「退職前後 最終章」は、
ボチボチかめの生涯で、最初で最後の晴れ舞台となりました退職祝いの模様を、
自分の思い出として忘れないために書かせて頂きたいと存じます。

登場人物はすべて仮名とさせて頂きます。



「竹田久美子さんを送る夕べ」は、平成20年2月21日・木曜日の19時から、
当地で1、2を競うホテルの広間で始まりました。

会場に早く着き過ぎたのか、若手の男子から
「僕らが呼ぶまで、一階で待っていてください」と、なにやら機材を運んでいた。

白いテーブルセンターを敷いた受付まで設え、総合職の若い女子二名が
中堅の山本さんの指示で、なにやら作業をしてくれている。

男子の定年退職の場合は、盛大なお祝い会で送る慣わしがあるが、
果たして女子の場合は、どのようになることかと、退職を控える女子の間では、
しばしば話題になっていた。

全九州の女子が定年退職で辞めていくのは、わたしが初めてのケースとなる。

転勤していった男子から『退職祝いはやってもらえそうか』と心配して
電話をくれた人が何人かいた。

『俺たちがいれば、バッチリやってやれるけど、こればかりは自分で動くことは
出来ないから、最悪の場合 寂しく去ることがあることも覚悟はしとけよ』と言われていた。

そんなことだったから、なにから、なにまで男子同様の祝う会の様子に
わたしは、ありがたくて早くも胸がいっぱいになっていた。


整ったのか、『お待たせしました。竹田さん、ではどうぞ!』と声がかかった。
会場からは、わが社が唯一、TV放送している番組のテーマ曲が流れている。

入り口近くに、去年入社の新人が にこやかに立っている。
わたしは彼の左腕に手を廻しエスコートされて入場した。

沢山の人が拍手で迎えてくれる中、中央の丸テーブルに案内される。
山本さんが本日の司会を務めてくれ、乾杯のあと支店長の祝辞が始まった。


支店長の話は、わたしの徳島転勤の経緯ではないか、、、と思っていたが、
案の定そうだった。

支店長は、美辞麗句を並べることなく、しみじみとあの時は会社も、僕個人としても、
本当に竹田さんに助けて頂き感謝していると述べて下さった。


次に挨拶に立たれたのが、何代か前の上司の山名さんだった。

この方とは、去年の秋頃から、ちょっとした感情の行き違いで、お互いに必要最小限の
言葉しか交わさない日が続いていたから、挨拶を受けて下さったこと自体が嬉しかった。

山名さんは、のっけから次のように話しだされた。
『挨拶を山本君から頼まれたとき、最初はお断りしました。
それは、僕自身が泣いてしまうだろう、、と思ったからです』と。

わたしが忘れてしまっていた数々の出来事を、賛辞としてしみじみ語って下さった。
お二人の挨拶が終わると、しばし歓談タイムに入る。


このように自分が主役の時は、あらかじめ軽く食事をしておく方がいいですね。
次々に挨拶に来て下さり、自分自身は食事が取れないものだということを、始めて知りました。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
発掘 (クール・オレンジ)
2010-11-22 11:07:08
ボチボチさん お早うございます。

今日は、わたし休みです。
先日は、愚痴っぽいことを書いて
すみませんでした。

幹事さんという方が、この記事を見つけられ
一番最初から読みたいので、まずこれにコメントいれました。
返信する
閲覧数 (ボチボチかめ)
2010-11-24 15:07:40
クール様 わざわざ最初から読んで下さってありがとうございます。
だからでしょう、、閲覧数がすごい数に(笑)
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