ボチボチかめさん

良い日本を夢見てきましたが 現実は遠のくばかり
のろまですが小さな脳で考えます
日本のこと 日本人のこと

昭和の日

2007-05-02 01:27:27 | 時事
平成元年から昨年の4月29日は「みどりの日」と呼称され、
「自然にしたしむとともにその恩恵に感謝し、豊かな心をはぐくむ」と謳われてきた。

昭和天皇の御誕生日でもあった4月29日は、「昭和の日」と切望する声が高く、10年以上を経て
平成17年4月5日に衆議院本会議を通過、5月13日には参議院本会議を通過、
「昭和の日」が成立する。

そして一週間後の5月20日に公布され、本年1月1日より施行。従って今年が第一回目の「昭和の日」となる。


4月28日の産経新聞【正論】に、東京大学名誉教授・小堀桂一郎先生が、
「昭和の日」改名を喜ぶという副題で書かれているが、
先生の論旨とは別方向になる失礼を承知で、極めて簡単に要約させていただく。

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●昭和天皇崩御の後、自然に期待されてゐた「昭和記念日」ならぬ「みどりの日」といふ呼名が、
 辛抱強い活動が結実して、「昭和の日」への改名に成功したのは大きな喜びである。

●これであと一歩を進め、11月3日の「文化の日」を、今回の改名に合せて「明治の日」に改める機会としたいものである。

●祝日法一部改定の議事日程に上程して頂きたい項目がもう一つある。
 「昭和の日」の前日に当る4月28日を「主権回復記念日」として国民の祝日の 一つに算入との提案である。

世論調査の集計結果にも、元旦、紀元節、天長節等当然自明とみられる祝日に次いで
「祖先の日」の第4位に次ぐ、第5位の候補日として70%を超える支持率を得てゐた。

その審議の時に原案から外されてしまつた紀元節は、昭和42年に「建国記念の日」といふ名で復活し、
「昭和の日」の祝日化も本年実現にこぎつけた。

次なる目標は自然に「主権回復記念日」の制定といふことになる。

(2007/04/28 06:52)
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/seiron/070428/srn070428000.htm

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と、ある。ボチボチかめは、小堀先生のご提案に賛成である。

が、、、、ここで、余計なことを考えた。

「建国記念の日」
「明治の日」
「昭和の日」
「主権回復記念の日」が、つぎつぎに制定されたとする。

自然の成り行きで、将来「平成の日」の記念日化が謳われることになった場合、、、
現在までの『平成』の印象は???

わたしの子供の頃の日本は貧乏だった。
貧乏に強いはずの日本人が、バブル崩壊で狼狽して、政治家も財界も国民も経済回復のためなら
何をしてもいいという風潮が、国民を拝金主義にしてしまったこと。

これに関連して、金にまつわるさまざまな詐欺事件。

いじめで自殺する。犯罪、殺人の低年化につけ、社会全体が殺人の日常化。

ご皇室の親王様ご誕生は慶事だったにせよ、
将来、天皇皇后におなりになる東宮家の、公から個人主義に傾かれているような傾向

平成の時代に拉致事件の全面解決が可能になるだろうか、、、憲法改正は?

嗚呼、、、、、困ったことに良いことが ひとつも思い浮かばない。


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