ボチボチかめさん

良い日本を夢見てきましたが 現実は遠のくばかり
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日本のこと 日本人のこと

本来のコムスンの名誉のために

2007-06-17 18:05:18 | 時事
コブラ男。
オールバックで左右をぷーっと膨らませたヘヤースタイルが、コブラに似ていることから
週間文春がつけた。(笑い)

そのコムスンの親会社、GWGの折口雅博氏が、介護事業から全面撤退を発表した。

今日は、マスコミが叩きまくった、コムスン設立当時のことを書きとめておこうと思う。

わたしがコムスン設立当時からの社員だったら、
そもそもの理念を歪められ、ホゾを噛むような思いをしただろう、、、と思うからだ。


コムスンは1988年に福岡県の病院事務長らが設立した。

病気ではないのに、介護代わりに高齢者を病院に入れることを
「社会的入院」というそうだが、その「社会的入院」を減らそうと、
看護師や介護福祉士を高齢者宅に巡回させる事業を始めたのが事の起こりだ。

「そのころは訪問介護という言葉もなく、とても画期的な取り組みだった。
みんなに喜ばれたし、社員の多くは福祉を良くしたいという理想に燃えていた。
夜中でも献身的な介護を続けた」と、当時の社員は振り返る。

GWGがコムスンに資本参加したのは97年。
99年7月には子会社化し、折口氏自ら社長に就任する。

折口氏は同じ時期、雑誌のインタビューで「介護は絶対にもうかります」と断言していた。
2000年4月の介護保険制度導入を見据えていたことは間違いない。


GWGの傘下に入って、コムスンの社風は一変する。

99年秋には、約300人の社員全員が都内の研修施設に集められ、
当時約100か所だったケアセンターを、翌年春までに800か所に増やす方針を伝えられた。

九州地方の元社員は、
「職員が足りないから、他の事業所の職員を勤務者として届け出る名義借り申請は、当時からあった」と証言する。

「ルー単」。ヘルパーの訪問ルートごとの売り上げを指す。
社内ではノルマに関する隠語が次々と生まれた。

複数の事業所の元管理者は「利用者数が前月を必ず上回らなければならない
『純増』というノルマもあった。だからどんなに人手が足りなくても、連絡をしてきた人は絶対に断らない」と明かす。

コムスンの売上高は子会社化されて7年で約90倍の638億円になった。
毎年、管理職数千人を集めた「アメとムチ」で利益第一主義を徹底させる会議の開催。

会議は昼に3時間。在宅介護と施設介護に分かれ、成績発表と決意表明をやらされた。
成績順に座り、成績の悪い管理職は会議中立たされていたという。
そして、夜には豪華な宴会が催される。

利用者増など日々の業務で課される厳しいノルマに疲れ、成績が悪ければ
毎月の会議で叱責(しっせき)されるなど、コムスンへの不信感を募らせ、
間もなく退社した元社員は、
「施設では、今日明日亡くなるかもしれない重介護者を抱えている。全国から幹部を集めるようなイベントは、介護の会社は普通やらない」と批判している。

こうして、社員をノルマで縛り付けた強気一辺倒の経営は、
士気を奪い、設立当時の理念は潰され、善意を置き去りにさせていきました。

以上は 6/10 読売新聞「コムスン商法」を検証するをまとめたものです。




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2 コメント

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Unknown (なめ猫♪)
2007-06-17 20:35:07
派遣社員の問題も含め規制緩和の悪影響をモロに受けています。

グッドウイルの体質はホリえもんのそれと近似しています。

非正規雇用の問題は今後広がるでしょう。
返信する
もしや、あのなめ猫♪さんですか? (ボチボチかめです)
2007-06-20 23:22:05
あの、ブログランキングのいつも上位にいられる
なめ猫♪さんでしようか、、、?

ご来訪ありがとうございます。

わたしは、本当は介護の外注はどうかと、、思っている方です。

自分を育ててくれた親の介護は、子供たちがするのが本当ではと、、、
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