どうやら、、、久しぶりに 恋しちゃった。
しかも あろことか外国の これまで理由もなくアホだと決めつけていた南米の男にだ。
その男に『 日本の印象は? 』と聞くと 男は笑って『まあ、貧乏臭い』と答えた。
『 どういうこと? 』
『 おれの国じゃあ、金のないやつはないなりだ。服装も住む家もそうだ。
それでけっこう笑って暮らしている』 のんびりと男は言う。
『だがこの国の連中ときたら、どいつもこいつも飾り立て、少しでも自分をよく見せようと
躍起になっている。それがまあ、貧乏臭い 』
ロクな感想ではないと、思いつつも好感を持った。
思いもかけず、一緒に一晩を過ごした。
シャワーを浴びるために男がパンツ一枚になったときのことだ。
まるでTバックと見紛うかのような極細のビキニを穿いていた。
しかもどぎつい黄色。
『 あなたいつもそんなパンツを穿いてるの? 』
すると男は照れた様子も見せず、ははっと笑った。
『 涼しいし フクロもぶらぶらしないしな。みんなこういうのだぜ 』
つまり、この男の国ではということなのだろう。
確実に日本にいなくなった男らしい男。
大事なのは出自より育ちが男をつくっていくのかも知れない。
日系ラティーノへの恋。
もちろん、、、、、、、、バーチャルなんだけど。
「日本人がアマゾンに移住すれば、三代目はサルになる」
1951年、戦後の移住問題を巡って行われた座談会で、サンパウロ在住の
代表的日系知識人アンドー・ゼンパチ氏の安易な移住計画を実行に移そうとしたしていた
日本政府を牽制して口にした発言。(作品より引用)
戦後最大級の愚政。アマゾンへの棄民政策という歴史上の事実を素材に
外務省と日本政府への復讐という著者によるフィクションの話しです。
広大な大地に憧れ、何度もアマゾン移民を口にしていた我が父。
かって、このような政策があった事も知らなかった。
まかり間違えば わたしも同じ運命を辿ったかも知れない。
これ、去年買ったままで読んでなかったのです。
もう最高なんです!! ボチボチかめからもお奨めの一冊!!
ご紹介くださったPさま、ありがとうございました。
『ワイルド・ソウル』垣根涼介
大藪春彦賞、吉川英治文学賞、日本推理作家協会賞と、史上初のトリプル受賞した作品
最高傑作だから★★★★★★★★★★10個 あげちゃう!!
しかも あろことか外国の これまで理由もなくアホだと決めつけていた南米の男にだ。
その男に『 日本の印象は? 』と聞くと 男は笑って『まあ、貧乏臭い』と答えた。
『 どういうこと? 』
『 おれの国じゃあ、金のないやつはないなりだ。服装も住む家もそうだ。
それでけっこう笑って暮らしている』 のんびりと男は言う。
『だがこの国の連中ときたら、どいつもこいつも飾り立て、少しでも自分をよく見せようと
躍起になっている。それがまあ、貧乏臭い 』
ロクな感想ではないと、思いつつも好感を持った。
思いもかけず、一緒に一晩を過ごした。
シャワーを浴びるために男がパンツ一枚になったときのことだ。
まるでTバックと見紛うかのような極細のビキニを穿いていた。
しかもどぎつい黄色。
『 あなたいつもそんなパンツを穿いてるの? 』
すると男は照れた様子も見せず、ははっと笑った。
『 涼しいし フクロもぶらぶらしないしな。みんなこういうのだぜ 』
つまり、この男の国ではということなのだろう。
確実に日本にいなくなった男らしい男。
大事なのは出自より育ちが男をつくっていくのかも知れない。
日系ラティーノへの恋。
もちろん、、、、、、、、バーチャルなんだけど。
「日本人がアマゾンに移住すれば、三代目はサルになる」
1951年、戦後の移住問題を巡って行われた座談会で、サンパウロ在住の
代表的日系知識人アンドー・ゼンパチ氏の安易な移住計画を実行に移そうとしたしていた
日本政府を牽制して口にした発言。(作品より引用)
戦後最大級の愚政。アマゾンへの棄民政策という歴史上の事実を素材に
外務省と日本政府への復讐という著者によるフィクションの話しです。
広大な大地に憧れ、何度もアマゾン移民を口にしていた我が父。
かって、このような政策があった事も知らなかった。
まかり間違えば わたしも同じ運命を辿ったかも知れない。
これ、去年買ったままで読んでなかったのです。
もう最高なんです!! ボチボチかめからもお奨めの一冊!!
ご紹介くださったPさま、ありがとうございました。
『ワイルド・ソウル』垣根涼介
大藪春彦賞、吉川英治文学賞、日本推理作家協会賞と、史上初のトリプル受賞した作品
最高傑作だから★★★★★★★★★★10個 あげちゃう!!
ちがったかな・・・(o〃_ _ )oうぅ・・・ん(σ・з・。`)『||liワカンナィil||』
アムゼル様がおっしゃってる台湾の作家は、
第11回大藪春彦賞で「路傍」(集英社)で選ばれた
福岡県在住の台湾人作家、東山彰良氏(40)のことではないでしょうか。
垣根 涼介氏は(1966年4月27日)の日本の小説家。
長崎県諫早市生まれ。長崎県立諫早高等学校、筑波大学第二学群人間学類卒とありましたが。
これ、素晴らしいですよね、
スケールといい、男臭さといい。
男の色気とロマンチズムが溢れんばかりですね。
私、男ですけど、久しぶりに惚れました。
【ワイルド・ソウル】。
垣根涼介の最高傑作だと言って良いですね。
男を見る目がなかったわたしが云うのもおかしいですが
今時の日本の女子は、「優しい男」を第一にあげますね。
もっと本物の男を見る目を磨きなさいと!
この作品に登場する男たちは どの人も魅力的!
特に、ケイがいいですね。
あと20歳若ければ、南米一人旅を考えでしょうが とても残念です!
一気に読みました。
これからが楽しみな作家ですね。
ありがとうございました。
ここで紹介した本を 実際に読んで感想を書いて下さった方は
Unknown様が初めてです。感激です。
わたしも涙が出ました。
いい本でしたね!