ボチボチかめさん

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どう考えてもヘンな “ヒロシマ五輪”

2010-02-16 08:41:27 | Weblog
「広島五輪」単独開催へ基本方針案 五輪招致検討委

 広島市などが2020年夏季五輪開催の可能性を探る五輪招致検討委員会
会長=秋葉忠利・同市長の第3回会合が11日、同市役所であった。
検討委に参加する全国25自治体の首長らが参加。

経費節減を図りながら、広島単独開催を目指す基本方針案が大筋で了承された。
方針案は1994年の広島アジア大会の主会場
「広島ビッグアーチ」5万人収容を改修し、メーンスタジアムにすると想定。

他の競技施設も半径10キロ圏の平和記念公園周辺や広島湾岸に可能な限り
集中させるとした。
「関係者用として半径50キロ圏内に4万室確保」という
国際オリンピック委員会の基準も 仮設施設や大学などの寮を使い、達成を目指す。
広島市内の宿泊施設は現在約1万1400室。
財政面では、将来に過度な負担を残さないことを掲げた。

近年の五輪では大会運営だけで3千億円前後、
競技施設や交通インフラの整備に数千億円かかるのが一般的だ。

広島市は国の支援や世界からの寄付でまかなう意向だが、
「収支を明らかにできる段階にない」と、全体事業費の見通しは示されなかった。

 昨年12月の第2回会合では大阪府が水泳競技施設の提供を申し出るなど、
西日本広域開催の色彩が強まっていた。
しかし「1都市開催」を定めた五輪憲章の理念に反すると日本オリンピック委員会が拒否。
長崎市が共催を断念していた。(加戸靖史)

朝日新聞社 2010年2月11日21時17分



バンクーバーで冬季オリンピックが始まりましたが
今日、エントリーしたのは 「ヒロシマ・オリンピック」のことです。

まだ、しぶとく検討していたのというのが 正直な感想なんですね。

長崎市との共催の話の頃から、なんか変だと思ったのは
わたしだけではないだろう、、、と思っています。

確かに、被爆地として「核廃絶」「平和」を世界にアピールできる広島・長崎。
16年の招致レースで「南米初の五輪」を掲げて、見事に勝ち取ったリオデジャネイロ。

「大義名分」は候補都市に欠かせない要素かもしれないけれど
オリンピックは、純粋にスポーツ競技に集中する方が、
目的と役割に合致するとわたしは思います。

長崎市が断念し、広島単独開催にかじを切らざるを得なくなって
巨額になる市の負担を懸念する市民の声が強まっているようです。

広島市は国の支援や世界からの寄付でまかなう意向のようですが、
資金調達を、“人の懐” “世界の善意”を当てにする依存計画は、
最近、流行りの弱者思考に、どこか似ています。

メーンスタジアムの広島ビッグアーチの収容人数は5万人程度。
北京オリンピックの愛称「鳥巣」は9万人収容でしたし、
2012年のロンドンオリンピック・スタジアムは80000人収容なんです。

不足の席数を安全性を確保しながら、仮設でやってゆけるか不安です。

広島は、16年前のアジア競技大会で成功したからオリンピックを開く能力に
自信があって名乗りを上げたのも理由のひとつでしょうが

五輪は世界トップクラスの選手の祭典だから
一定レベル以上の施設が求められるだろうし
アジア競技大会とは質と量が違うと思うのです。

広島を訪れたのはいいけれど、受け入れ態勢がお粗末だった場合は
広島だけの問題ではなく、日本国の恥にもなるのではないでしょうか?

第一、アスリートの皆さんに失礼だし、
これまで自力で開催してきた開催国に失礼ですよ。

オリンピックを利用して、誰も反対できない「核廃絶」「平和」を 錦の御旗に
なりふり構わず主張するのは、サヨクの“ごり押し厚かましさ”と、そっくり。

地方都市の、単なる思いつき、単なる目立ちたがりの域を出ていないのでは!?

戦争や核の問題を、スポーツの祭典に持ち込むべきではありません。

日本で再び五輪招致を戦うなら、財政力も招致ノウハウもある
日本を代表する大都市、「東京」しかありません。

広島や長崎が主張する「大義」には、スポーツ以外の胡散臭さを感じます。




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