名もなき旅の記録

名もなき日本人の名もなき旅の記録。ささやかでありがち、だけどかけがえのない日々の記録、になる予定。

インド亜大陸における言語に関する考察

2006-11-04 22:02:00 | インド
プシュカルメーラーも残すところ今日を含めて後2日。最高潮に盛り上がっております。何が? ツーリスト目当ての物売り攻勢が。


あーもーめんどくせー。
インド人巡礼者もらわらわやって来てて、落ち着いて露店でバーガーも齧れない。

なのに目当てのラクダ様たちはとっくに買い手がついて、既に砂丘は閑散としてるし。


祭りのメイン会場ではいつも何らかの催しが行われていて確かにおもしろい。客引きやインド人旅行者と絡むのもわくわくしながら楽しんでいる。



でも、活気があって、せわしなくて、人が多くて、、、早い話がちっともプシュカルらしくない。
いっそ早く祭りが終わらないかなーなどと贅沢なことをほざきつつ、今日はネット屋でひっそりと過ごすことに。





祭りの模様についてレポートしてもいいんだけど、あえて全然違うことを書いてみよう。



ウルドゥ-ヒンディ語圏に足を踏み入れて1年が経過、いい加減そろそろヒンディ語で日常会話ができそうになりそうで、これがちっとも上達していない。

理由はいくつかあるが、最たるものとして「英語が通じる!」のは大きい。もっとも同じ旧英領でもバングラデシュではちっとも通じない。

簡単な話、インドは広すぎて言語も多様ゆえ(公用語だけで14)、異なる出身地のインド人同士ではヒンディ語よりも英語のほうがコミュニケーションがしやすいというケースも多々ある。

それを踏まえてか、インドの学校教育は徹底して英語重視に傾いているように見える。先日お世話になったラダックの宿の一家の中学生になる娘さんは、教師への欠席届を英語で一筆書いて提出していた。

実際に自分が見聞した範囲でも、特に南へ行くにつれ、人々の言語が「現地公用語、英語、たまにヒンディ」の順で話されているように感じた。

だからと言って自分がヒンディ語を使いこなせていない理由にはならない。だいたい話せないより話せたほうがいいのだ。インド人とのコミュニケーションもそうだが、単純にそっちのほうがわくわくするじゃないか。



というわけで最近ようやくヒンディ語をちょろちょろと学び始めている。

そしてそこに余りに高い壁があったことに気づかされて愕然としている。

、、、男性名詞と女性名詞って。。。
ナニソレ? フランス語?? 
ほんとにあの万事適当でいい加減なインド人たちがこんなまどろっこしい言葉を正しく使っているのか??



身近な例で言うと、
水は男性名詞、チャイは女性名詞。
だから「水ある?」と尋ねるときは、「パニ、ミレガ?」で良いわけだが、「チャイある?」と聞くときは、「チャイ、ミレギ?」と聞かねばならない。

ほかにも、「このタバコ高いね」と言いたいときは、「イエ、シガレット、メヘンガー」でいいわけだが、「このビリー高いね」と言うときは、「イエ、ビリー、メヘンギー」となってしまう。



、、、なんて面倒くさい。
やっぱり英語だけでいいか、と思わなくもない。






おまけ:役に立つ?ラダック語講座

こんにちわ/ありがとう/さよなら:ジュッレー
元気/元気です:カムザン/カムザンイン
私:ンガ
私たち:ナジャ
食べる/食べなさい:ドン
行く:チャット
行く/来る:スキョット
から:ネ
へ/で:ア、もしくはラ
ですます(丁寧語):レー、もしくはイン
バター茶:ソルジャ
もし可能なら:トビナリー
父:アバ
母:アマ
寒い:ダンモ
寒く感じる:ダンモ・ラク(このクはほとんど発音しない)
おいしい:ジンポ
少し:ツァピキ
とても:マー
また明日:トレ・ジャリン
またね:ヤン・ジャリン


私は日本から来ました:ンガ・ジャパン・ネ・イン


、、早くもだいぶ忘れつつあるなー。





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