こころがかるくなる心理カウンセラーかきかわのブログ

山口市で心療カウンセリングルームを営みながら日常のエピソードをまじえて泣いたり笑ったり感情を動かすお話を掲載しています。

子どもが泣く理由と大人が泣けない理由

2012-04-05 20:05:29 | 日記
喜怒哀楽、自分の感情ですけどどこから来るのかご存知でしょうか?

かきかわワールドでは、笑い上戸な鬼と、怒りんぼの鬼と、泣き上戸な鬼と、極楽とんぼな鬼など色々

こころの中で棲んでいて、折り合ったり喧嘩したりなだめあったりしているのだと思っています。


極端な言い方をすれば、人の死に関しては大人は悲しいものだと思っていても、死という観念がない幼い子どもさんには

そのことを悲しむ術がありません。


どのような感情も、過去の学び、経験、環境、風習などがあって培っていることです。


小さな体を震わせて大声で泣く子ども・・・

周りがどんなになだめても、好きなお菓子を与えても、おもちゃを与えても、抱っこしても泣き止まない時・・・

途方に暮れてしまいます。


自分の子育てが何か間違っているのでは?

この子にストレスをかけているのでは?



お母さんの不安・・・カウンセラーかきかわは、そのことを肯定も否定もしません。

なぜなら、お母さんがその時のクライアントさんならば、その時のお母さんのお気持ちに寄り添うからです。


お母さんのお気持ちの中で、何らかの自責の念があるのなら、そこに共感することが必要です。


とても小さなクライアントさんがお一人で来られることはありませんが、子供さんをクライアントさんとして向き合えば、

泣くことで、誰かを責めているのも、何かを言おうとしているわけでもなく、その時、そうして自分を精一杯表現していて

一生懸命成長しているだけだと感じますし、最も必要なことは、どれだけ泣いても駄々をこねてもそばに居て愛してくれる

人がいること、自分を見てくれている人がいることを伝えられることが、最善だと思います。


あなたは、そうして傍にいるだけで十分素晴らしい。

親も子も・・・


大人になれば、泣きたいときだって笑わないといけない時もあります。

怒っていても怒っていないフリをする時もあります。

仮面が要るようになります。



子どもが、子どもらしく仮面をかけないでいられる時ってどれぐらいの時間でしょうか?

ほんの僅かかもしれませんね。


自我を形成するとは、どうすれば自分を認めてもらえるかを知る作業を伴ないます。

そのためには、二つのことを同時に得ることが出来ないことも学びます。


お出かけしたくないけれど、お父さんもお母さんも兄弟もみんな出かけるならば、自分も一緒に行くしかない。

泣いていたら叱られるから泣き止まないといけない。


そうして社会性を身につけていきます。


赤ちゃんは、からだがとてもやわらかいです。

体中がやわらかい。


大人は硬いですね。

意識してやわらげないと、凝り固まってしまいます。


今、怒っている人手を挙げて・・・

泣いている人手を挙げて・・・



どうか、子どもの頃のことを少し思い出してみてください。

怒ったっていいんだよ。

泣いたっていいんだよ。


それは、自分のこころのセルフマッサージでもあります。

しばらく経って、怒り疲れたら、泣き疲れたら・・・

その時、なんで怒っていたのか? 泣いていたのかを考えてみましょう。


今夜は、長い夜になりそうです。

実は、素敵なご本と出会いまして、みなさんの心のマッサージのお手伝いをできるよう学ぶ教科書ができました。

ブログをお読みいただいてありがとうございます。


多くの方々の心にフィットするような、そんなカウンセリング、講座、講演ができるような私になるよう頑張ります。


今年も桜が咲きました。

桜を愛でました。

やがて葉をみて、実をつけます。


山口市宮野の自宅で営む小さな心療カウンセリングルームは無休です。ご相談くださいませ。

かきかわ統合医療相談室
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