こころがかるくなる心理カウンセラーかきかわのブログ

山口市で心療カウンセリングルームを営みながら日常のエピソードをまじえて泣いたり笑ったり感情を動かすお話を掲載しています。

一年は経過して人が人を癒やす

2012-03-11 19:18:01 | 日記
みぞれ舞う寒い一日になりました。

クライアントさんは冬のコートと、花粉症対策の完全防備をなさって来られる方が多いです。


昨夜、京都に住む実母の夢をみました。

とてもリアルでした。

ずい分長く会っていないですし、電話も滞っております。


「 15分で良いから帰ってきなさい。」

と夢で言われました。


15分という時間が妙に生々しく思えます。


仕事がらもありますが、人との関わり、繋がり、連絡をするということにとても神経を使っていますが

一番手を抜いているのが親との関係なのかもしれません。


親だから、わかってくれるだろう・・・

そう思ってしまうのが悪い癖です。


自分が歳を重ねるということは、当然親も同じように重ねているのですね。

何年も会っていないこともありますが、よその人が加齢に伴って色々なことが起きることは認識できても

自分の親はいつまでも若いと思いこもうとしているようです。


震災から一年が経ちました。

梅の花は咲き、気の早いうぐいすは春を愛でるように鳴いています。

多くの人々の命が失われ、人だけではなく多くの動植物の命も失ってしまいました。


しかしながら、残った木は蕾ふくらみ、花を咲かせ、実をつけて子孫を残そうとします。

動物はつがうパートナーを探しています。


親は子を想い、子がどれだけ迷走しようと子の幸せを祈り続けています。

ただ、昔は若気のいたり・・・ということもありましょう。


親も若い時は、至らぬこともあり怒りにまかせて、感情に押し流されて言ってはならないこと、

してはならないことを犯しているのかもしれません。


昔は子供であったあなたは、怒りの感情は持っても構わないのです。

幼い子どもの頃は、受けとめきれなかった悲しい思いはそれを抑圧しなくても構いません。

決して子どものあなたが、悪い子だったからではないのですから・・・


悪い子だったから親が悲しいのではなく、親は自分の子どもが思い通りにならないことが辛いだけ。


人は今を生きて、今からを生きていかねばなりません。

その上では、責任感を持つことは大事です。


詭弁かもしれませんが、押し付け合うことなく、皆が自らの意志で責任を持つことをなして欲しいと

切に願います。


傷つけあうために多くの人が存在しているのではなく、人は人を癒やすため。

癒しあうために存在していると信じたいです。



山口市宮野の心療カウンセリングルーム 

かきかわ統合医療相談室
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