COTE D'IVOIRE

アビジャンに住んでいました(1999.3-2002.10)
サイト《象牙海岸にて》の続編を綴ってみます。

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アフリカの風

2014年04月22日 | 日々の暮らし
ラジオの音が耳もとをかすめた。
「・・アフリカの・・・、その国は日本の1.3倍で、、高原の国立公園には、、野生動物の、、」
『ケニア』に違いない、、
ラジオに近づきボリュームを上げる。「MESIA アフリカの風」という番組で、アフリカンミュージックの紹介をしている。ケニアの特集ということで、ケニア在住の女性の電話インタビューが流れる、現在60代後半で、ストリートチルドレン支援の工房を運営されているとのこと。

同世代のアフリカに生活している人がいる。彼女はケニアの魅力として「多様性」とこたえた。とかく良い面と難しい面は表裏一体、多様性の裏面には不一致、相違、分散などがあり、これらが紛争や治安悪化の一因にもなり得る。実際ケニアの都会ではすでにこの裏面が以前から日常生活にも現れている。日本人学校の校長が襲われたのはもう10余年も前のことだ。ただ、アフリカの多様性は寛容で個々の違いや文化・宗教さえをも認め合う、調和のとれた、というよりは異文化社会で豊かに生きる術があったはずで、今もそのような場に出会うことは多い。

アビジャンの風は、果実とフルーツバットの臭いを伴い湿った熱さを運んできた。アガデスの風は、静寂な無味乾燥から目をあけることもできない痛い風まで多様で、機嫌のよい日には喉をいやす瓶にそよぎ、風の歌を歌ってくれる。そしてナイロビの風は都会の喧騒から離れると、アダムとイブの楽園を彷彿させる。かつての楽園の風に出会える場所は多くないものの、存在している。
インタビューに応えた女性もアフリカの多様性の中で、そんなアフリカの風に吹かれ移住を決意したのではあるまいか、多様性の豊かな営みが真の楽園につながる、そんな思いを感じたのかもしれない。アフリカの風の息吹を同年代のアフリカに住む女性から感じた。多様なモザイク国家は欧州にも、他の大陸にも多い、ただ楽園の風には吹かれたことがない。楽園の風が吹く大陸、その可能性を秘めているのがアフリカと気付き始めたこの頃である。

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