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コスモタイガーのつぶやき(21)~正義の押し売り

2020-10-16 | つぶやき/更新中

「不倫」は〇か×か、と問われれば。
当然×である。

もっとも小市民のコスモタイガーなど、怖くて不倫などできないし、そんな甲斐性?もないからね、議論の遡上にも上がらないだろうけれど。

日本水泳界のエース、東京五輪代表でもあるS選手が不倫を理由に、随分叩かれている。
スポンサー企業からの支援打ち切り、なんて話にもなっているようだ。

さて、問題はそこから。
ネットやTV等で「代表自体を取り消せ!」なんて声も出て来た。

「坊主憎けりゃ袈裟まで」という言葉もあるけれど、いかにも冷静さを失っている意見だな、と。

不倫を肯定するつもりなどサラサラないけれど、犯罪行為ではないし、そもそもプライベートな話である。
彼がご家族(というか奥様)と話し合い、円満解決も良し、離婚するも良し、いずれにせよ他人が口挟む問題ではない。
ただそれだけの話であり、彼自身の競技者としてのキャリアには全く関係ない話のはずである。

日頃水泳などロクに見てもいない、S選手と何の関わりもない人たちが、「不倫はけしからん!」と、いかにも自分は「正義を主張しているんだ!」と言わんばかりの物言いに、強い違和感を感じるんだよね。

そんなの、正義でも何でもない。
「正義」を隠れ蓑にした魔女狩りだ。

まぁ確かにスポンサー企業からすればイメージ損なうことになったから、そこは仕方ないとは思うけど。
水泳連盟は世間のパッシングに忖度したのか?「今年中の活動停止」という処分に。
こんなの、必要ないとすら思うけどね。
「代表剥奪までは考えていない」の言葉には、ホッとするとともに、「当たり前だ!」と思ったりする。

某番組のMCをつとめる落語家の立川志らく師匠も、同様のことを話されていたらしいけれど、水泳とプライベートは別。
「公私を分けて考える」ことが出来ない残念な人っているんだなぁ、と。
世界から見たら、公私をごっちゃにする考え方の方が異常に映るようだ。

彼自身が血の滲むような努力をして勝ち取った代表の座。
「一番速く泳いだ」という動かしようのない事実までを遡ってなかったことにするような論調には辟易とする。

水泳は陸上と似た感覚があってね、個人的には五輪とかでも比較的気になる種目。
水と陸の違いはあるけれど、「定められた距離をより速く泳ぐ(走る)」という、いたって単純明快なスポーツ、という共通点がある。
芸術点だのテクニカルポイントだのという、何だか微妙な判定項目もなく、素人目にも勝ち負けがすぐに判るのは最大の利点だと思う。

選考会で決める、とルール化し、その選考会で文句なしの結果を出した以上、最大限に評価されるのは当たり前のことだ。

前にもチラッと書いたけど、選考についてはレベルこそ違うものの、コスモタイガーも嫌な思いをしたことがある。(※つぶやき11参照
せっかく決まった話なのに、後出しで「私」の部分を持ち出される。
言ってる本人は「正義」のつもりなんだろうけれど、何を持って正義なのかは人それぞれなわけで、こんな曖昧なもので結果を左右されるなど、もっての外の話だ。

またそういう人に限って「競技者意識が云々~」なんて言ってたりする。
競技者意識を持ち出すなら、なおのこと結果が全てのはずなんだけど。
曖昧なものを持ち出す時点で、競技者と最も離れた地点にいる、という矛盾に、どうやら本人は全く気付いていない。

これ、野球選手に当てはめると…。
彼らの仕事はグラウンドで全力でプレーをして、少しでも良い結果を出すことであって、清廉潔癖な日々を送り、道徳を教えることじゃない。
逆に言えば、いくらプライベートが清廉潔癖でも肝心なプレーがショボい、では困るわけさ。

実際、野球界において、「清廉潔癖じゃないから」というだけの理由で、出場停止になったり、タイトルを剥奪されたなんて話、聞いたことがない。

ファンの多くは、その選手のグラウンドでの活躍を応援してるのであって、プライベートの美しさ清らかさなど、どうでもいい。

プライベートで女性関係が派手ながら、ホームラン40本打ったA選手。
家庭的な性格で人柄も良く、ホームラン39本打ったB選手。

どっちがホームラン王か?と言われれば、当然A選手だ。
長いプロ野球の歴史で、「アイツはプライベートがだらしないからホームラン取消!タイトルはB選手のもの!」という事例をコスモタイガーは見たことも聞いたこともない。
心情的には人柄の良いB選手に肩入れしたい人が多いかもしれないが、それとこれとは別の話。
あくまでも事実としてA選手がホームラン王なのさ。

「我々の税金が投入されているから!」という反論もある。
だから何?
納税者の心象悪くするようなことをするな!ってことか?

確かに選手強化費や派遣費用の元は税金だよ。
だからその声に応えて、彼なりに一生懸命トレーニングし、調整もバッチリで、金メダルも狙えるぐらいの結果を選考会で出した。
凄いじゃん!
むしろ強化費の使途としてはこれ以上ない結果じゃん!

勘違いしちゃいけない。
「強化費」は文字通り、競技力強化のため、ひいては日本が五輪で少しでも活躍するためのお金。
アスリートの「公」の部分に対して投資したお金。

これまたプロ野球に例えると…。
自分で稼いだ給料は当然その選手(及び家族)のものであって、警察のご厄介になるような場合は別にして(以下この表現は省略)、どう使おうとその選手の自由だ。

確かに多くのファンがドームに駆け付け、その入場料やたくさんのグッズを買うことで野球界が成立していることは間違ってはいないけれど。

最近では「正義マン」なんて表現もするらしいが、彼らの「正義」からすれば、つまりそういう多くのファンの顔色伺ってお金使えってことか?
うがった見方すると、そういう話になってしまう。

そもそもお金は天下の周りもの。
目の前のお金は、どこかの誰かが使ったからこそ、自分の財布の中にあるわけだ。
こんな「正義」を持ち出したら、アスリートに限らず、お金を日々利用しているすべての人に当てはまってしまう。

当たり前だが、サラリーマンのコスモタイガーも、勤務している会社からお給料を貰っている。
いただいたお給料は当然自分及び家族のものだと理解しているし、そのお金をどう使おうと、家族以外の人間にアレコレ言われる筋合いのものではない。

これも彼らの「正義」だと、「そもそも会社のお金は多くのお客様(顧客)や出資した株主から入ってきたもの。その人たちの納得するようなお金の使い方をしろ!」てことになるわけね。

年金もまた然り。
一部が税金であることを印籠のように振りかざし、納税者である国民が納得する使い方をしろ!、などと言われて使い道が制限されることになってしまう。

「~するべき」的な人たち、いわゆる正義マンの人たちはよほど日頃から清廉潔癖かつ聖人君子のような生活をしてるんだろうなと(笑)。

ランニングの世界にもいるけれどね、正義マン。
個人の信条として「~であるべき」「~すべき」と信念を持つことは否定しないし、それがご本人の日々の生活やランニングのモチベーションになってるのであれば実に結構な話ではある。

とはいえ、ただそれだけの話であって、他人に理解させる話ではない。

最近はネットやSNS等で簡単に自分の意見を言える。
それ自体は良いことだし、今自分もそうしてるわけだが、やたらに上から目線で「正義」(正確にはご本人が正義と勝手に思っているもの)をうたい、人の足元を見るおかしな人間が増えたものだなぁと。

そしてS選手。
今年じゅうの公式活動禁止ということで、トレーニングや練習環境には大きな制約が伴うことになった。

もちろんそれ自体は自業自得であって、同情する気にはなれないけれど、努力して勝ち得た「一番速い」事実は消えることはない。

本人が自ら辞退すれば話は別だが(もちろんそんなことする必要は全くないと思うが)、五輪出場する以上、日本代表として堂々と戦ってもらいたい。

逆にここまで追い込まれて結果を出せたのであれば、お世辞とかじゃなく、マジ、凄いわ!!
日本国民の一人として、コスモタイガーも応援します。

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2 コメント

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コスモタイガーさん へ (もののはじめのiina)
2020-11-12 09:12:58
「正義マン」とか「マスク 警察」ないし「自粛警察」を振りかざす輩が大手をふるう厭な世の中になりました。
スポーツ部門で、タイトル剥奪はないという例えは分かりやすかったです。

芸能人の不倫や反社会的なトラブルに、収録済み作品を放送しないなど、過剰な対応がつづいています。
契約書に罰則などが明記しているのでしょうか❔・・・品行方正な者しか許さぬ社会は息苦しそう・・・

あたかも、グローバリゼーションが進み過ぎて、警告を鳴らすために神がコロナ禍をもたらしたかのような反動です。
アメリカ・ファーストなどのような個人主義に、戻そうと常識外のトランプ大統領を生んだのでしょうね。

iina様 (コスモタイガー)
2020-11-13 10:20:57
コメントありがとうございます。
業務が立て込んでいて、なかなかブログの更新もできず、心苦しいところです。

そうそう、自粛警察、なんて言葉も生まれましたよね。

思うところ多々あり、今回の話はいずれ続編を書くつもりなのですが、「結果より過程が…」という言葉もあります。
確かに普段の我々の生活や仕事、特に教育的な場面だと、「過程」を重要視せねばならない側面はあるかと思いますから、否定はしません。

ただし、少なくとも競技スポーツの世界にはそれを持ち込まないでもらいたい。

いや、正確には「過程」も大切でしょけど、それは「個々人の心」の問題であって、評価の対象ではない。

本文中ではHR王を例にしましたが、投手なら最多勝サッカーなら得点王やアシスト王、マラソンなら昨年行われたMGC。

不特定多数の人間が納得できる統一的・客観的な物差しとして「数字」(=結果)以上のものはない、と思います。

それを否定するのであれば、それに勝る「統一的かつ客観的」な物差しを提案する義務があると思うのですが、それが提案された場面を見たことがない(笑)。

結果を認めたくない輩は、iina様もおっしゃるように契約(当初定めたルール)に存在してないことを「後出し」してくる。
「意識が低い」とか「プライベートの素行が云々…」とか。
あげく「B選手の方が本番には強そう」という、完全にタラレバの世界。

後出し自体すでにあり得ない話で、この時点でかなり女々しい話なのですが、意識云々も言いがかりに等しい。

主張する本人達は客観的と思ってるのも不思議ですが、本文中の「正義」と同じで、曖昧な概念のまま、まくし立ててくる。

意識が高いというの具体的にどういう状況なんだ?
高い低いの境目は?
それを誰がどうやって判断するんだ?
少なくとも選ばれたわけでもない「一部の人間」がどこかに集まって勝手に判断する話ではない。

もっともらしい言葉が並んでるだけで、全然客観的じゃない(笑)。
どうしても「意識は客観的な要素だ!」と言い張るなら、「意識」なるものを細分化・数値化とかして、不特定多数の人が見て「なるほど」と納得できる状態にする責任があるはずなのですが。

結局、「アイツは気に入らん」と言ってるだけにしか聞こえません。
物凄く「主観的」で「独善的」な意見ですわ。

今住んでいる大阪市も、最近まで「都構想」の話で持ち切りでしたけど(コスモタイガーは住んでるだけで、投票権もありませんが…)、「何となく耳触りの良い言葉」に反応する人たちって、一定数いるんだなぁと思って冷めた視線を送っていたコスモタイガーです。

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