今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

2015.09.13.の残りの画像 ハイカグラテングタケ       2015.09.13.(2)

2015-09-23 22:35:39 | きのこ など
 9月13日はいろいろな事件があって、今年初めてのクリフウセンとか、S公園で初めて芥子色のアウレオに会ったりとか。それ以外にも久し振りの出会いがあったので、紹介する。





 S公園はかつては良く通っていていろいろと珍しいきのこを観察したり食菌を採ったりしたものだが、最近はほとんど来ていない。所属していたきのこのサークルをやめたことがその理由の一つ。
 
 久し振りに訪れた公園には早速、懐かしい食菌、カワリハツが出迎えてくれた。この公園の入り口付近に特に多くて良く採って食べたものだ。そして、木の下にズラズラと出ているのはクリフウセン?







こんなところに出ていたことはないぞ、と思って観てみると違う。キアブラシメジ?



そして、いつもヘビキノコモドキが沢山出ている広場を通り抜けようとすると、大きな幼菌が幾つも出ていた。懐かしいなぁと思って写真を撮って、モニターで写した写真を見てみると、あれ?違う。







ハイカグラテングタケ
この公園でハイカグラテングタケを見るのは初めてだった。これは以前に試食して美味なきのこであることは検証済み。幼菌5本を採集する。大型になるきのこだけあって、幼菌5つでもずっしりとくる。



ヌメリイグチ?
素通りする。


 池の脇の道を通り、公園奥の山に分け入る。これから、出会った未報告のきのこを並べていく。



アカイボカサタケ




シロテングタケ




シロオニタケ
スオウシロオニタケかもしれない・・・



トキイロラッパタケ
相変わらず、この公園には朱鷺色と白いトキイロラッパタケが沢山出ていた。



Tylopylus sp.
フモトニガイグチ?無数に出ていて、かなりが腐って異臭を発していた。






ムラサキフウセンタケ


 それから、クリフウセンタケや芥子色のAureoboletus sp.を観察した後、公園広場に戻り砂利道を通って入口に戻る途中、道から下を見下ろすと育ち過ぎたタマゴタケが幾つも見えていた。





 そのまま、車に戻ろうかと思ったが、かつてキンチャヤマイグチが良く出ていた斜面をチラリと見ると、明るい茶色のきのこの傘が見えている。素通りは出来ず、斜面を登って行くと・・・・・



キンチャヤマイグチ
大きな食べ頃が2つ


 それから、幼菌がひとつ。






 側溝の脇にはクロハツ、多分、がズラズラと並んでいた。






 そして、最後にクリフウセンを一塊り、と思ったら・・・



イロガワリフウセンタケ
僅かに赤色が始まっている。


 久し振りのS公園は今まで出会ったことがなかったきのこに幾つか出会えたし、前とは違う場所に馴染みのきのこが出ていたりと、随分変わったなという印象だった。

 これから、これまた懐かしい近くの北海ラーメンに行き、味噌ラーメンを食べる積りだ。



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再度、バライロアミアシイグチを探しに        2015.09.12.(3)

2015-09-23 11:47:19 | きのこ など
      


 最後に廻る場所は前日の朝に歩いた場所。H氏からの連絡ではバライロアミアシイグチ近縁種の幼菌が出ていたらしいので、
再度、確認することにしていた。それと、友人から連絡があり近くの野池にヒメビシが居るらしいので確認して欲しいと言われていた。

 向かう途中、車窓からは草を刈ったばかりのあぜ道から彼岸花が花芽を伸ばし始めている様子が見えた。周辺の農家は彼岸花の時期になると丁度良く、
草を刈って彼岸花が咲くのを待つ。そのくらい、彼岸花は規則正しく開花するような気がする。



シロテングタケ



幼菌


 茶畑の脇の土手には毎年、初夏にヤマドリタケモドキが出る場所があるのだが、今年はほとんど姿を見なかった。それが、今頃になって沢山出だしていた。







ヤマドリタケモドキ


 
 山は前日も歩いたばかりなので、それほど発見もない。



オオコゲチャイグチ
かなり育ったような気がする・・・・


  
ハラタケ科




ヤマドリタケモドキ
端にこげ茶色のイグチも出ている。




俺的には外観から判断するとヤマドリタケモドキとウツロイイグチということになるのだが、帰宅後、切断面の匂いを嗅ぐと同じヤマドリタケモドキの匂いがした。



オオキイロフウセンタケ




シロオニタケ
スオウだったりするかもしれない。




Aureoboletus sp.
柄の赤みが強い個体




谷側の斜面にはブルーアウレオの新鮮な個体もまだ出ていた。



ヌメリコウジタケ


 結局、また新しいバライロアミアシイグチは見つからなかった。H氏に確認してみたが、場所は確認できたがイグチは行方不明だ。
イノシシにでも喰われたのだろうか。

 Hからいただいた今年のバライロアミアシイグチ近縁種の写真をアップしておこう。








このイグチは出る時期は毎年同じころなのだが、暑すぎたり雨が少なかったすると発生しないし、今回のように1週間の内に出て、
腐ってしまうこともあるのだろう。今回は、どうも黴の生えたベニイグチと間違えて、出ているのに気が付かなかったような気がしている。


 さて、山を降りて友人に頼まれた野池の様子を見に行った。でも、池にはヒメビシの気配は全くなく、土手に紫色の花が咲いていただけ。









 そろそろ、帰ってシャワーを浴びてビールにしようか。



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