今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

飯田遠征 山の秋は始まったばかり        2012.10.14.(2)

2012-10-17 23:02:08 | Weblog




 今年の飯田の夏は雨が少なく暑かったらしい。それでも、秋口に一度気温が下がり、雨も降ったのできのこの出もいいのではないか、などと考えていた。その後、また気温が上がってしまい、雨もほとんど降らなかったので、山は沈黙してしまった。


 STさんから、今年はあまり期待できないけれど、一緒に山で遊ぼうと誘ってもらった。毎年、楽しみにしてる飯田行きなので、今年も友人とお世話になることにした。マツタケが出なくたって、飯田の山を歩き廻るだけで楽しいから。


 去年と同じ、朝、5時に家を出て明石まで友人を拾いに走る。早朝に家をでて友人を迎えに行く時は、いつも、岡を下ったところに車を停めて景色を写すのが習慣になっている。



 朝焼けが始まっている・・・・。








水平線の下から光が射してきた。


 急がなければ・・・・。車に乗り、国道を走る。約束の時間の5分前に友人宅に着き、車を停める。友人は家の外に荷物を出している最中だった。「おはよう」と声を掛けてから空を見ると、朝焼けで空が燃えている。「荷物を積んでおいてくれ」と言ってからカメラを持って走り出した。空を見上げながら走る。朝焼けの空は僅かな時間で色褪せてゆくものなのに・・・・、空は電信柱と電線だらけなんだ。少しくらい走ってもなくならない。諦めて・・・・





学校の窓も朝焼けで燃えている。


 車に戻ると、友人は荷物を積み込み終えていた。友人の自慢の酔芙蓉の花を撮ってから出発だ。






 5分ほど走り、高速に乗る。そのまま走り、中国道、名神を走り東へ向かった。

 途中、京都東IC付近で速度が落ちたが、渋滞らしい渋滞もなく、順調に車は走った。この所、友人と一緒に出かけることはなかったので、いろいろと話が弾んだ。東海北陸道への分岐を過ぎたのは覚えている。その後、正面から朝日が差し込んでいたのと、それを遮るために助手席の日除けを下ろしていて、道路標識が良く見えていなかったせいにしておこう・・・・、気がついたら中央道への分岐を過ぎていた。いや、過ぎてしまったような気がして、友人に声をかけた。「また、やっちまったかも・・・」。


 大山の夏山開きに行った時も、話をしていて、米子道への分岐に気付かず広島辺りまで走ってしまった・・・・。やがて、景色は懐かしいものに変わり・・・・、学生時代、8年近く名古屋に住んでいたのだ・・・、やっぱりかと思っている内に、次の分岐も過ぎて、豊田東。そこから土岐JC経由でSTさんと待ち合わせている恵那に向かった。








 STさんとは結局、予定の時間から15分くらいの遅れで会うことができ、その後、飯田の山に向かって高速を走った。ところが、アクシデントはさらに続くのだ。中津川から阿智PA間が工事で渋滞。さらに一時間は遅れて山に到着。


 見覚えのある道を通り、鍵のかかったゲートを越えて車を停めた。2年前のマツタケ大豊作の時とは違い、ゲートには誰も立っておらず、きのこはさっぱり出ていないというSTさんの話を確認するかのようだった。


 急な山を攀じ登る。相変わらずだ。




ベニハナイグチ

こんなイグチは前回まで、目につかなかったのだが・・・・。




ハナイグチ

この辺りの山は赤松とカラマツの混生林なのだが、カラマツ林のイグチが未だに沢山出ている。やばい・・・・。




クリフウセンタケ


 
 STさんの話では、最近、アミタケが沢山出て、とりすぎて籠が壊れたとか。それも、ほとんど終わりかけだが、クリフウセンタケが今年はまだ、出てこないということだったが、ようやく出始めたようだ。



クサウラベニタケ


 それにしてもカラマツ林のイグチが多い・・・・




ベニハナイグチ




??
このイグチは圧倒的に多かったのだが、名前が分からない。




クリフウセンタケ  
晩飯のすき焼きに入れて食べた・・・・




アミタケ


 ようやく、獲物らしいきのこに出会えた。




クロカワ
でも、見ての通り、山はカラカラ状態。


 しばらく尾根筋を歩いたが収穫はなく、一度、山を下り湿気のある沢沿いを歩いた。




ナラタケ









 いろいろな姿の写真を載せておこう。



クサウラベニタケ
無数に出ていた・・・・



 ちょっと、見慣れないイグチ・・・・


よくよく見ると、クリイロイグチモドキのようだった。
自宅近くでみるモドキとは、何か違うような気がするのだが、気のせいだろうか・・・・




マムシフウセンタケ

いかにも美味しそうに見えるのだが、図鑑では・・・・不食だ。




シロヌメリイグチ

これも、結構沢山出ていた。兵庫県で出会ったらきっと収穫していただろうけれど、今回は見るだけ。



   
チシオタケ



 マツタケの出る尾根から少し下がった辺りを見ながら歩いていると・・・・あっ・・マツタケかな・・・




ショウゲンジ

ボウズとかズボとか、この地方では言われている。







   
キヒダフウセンタケ
不食


 
 また、マツタケかな・・・と思ったら・・・




ショウゲンジ


 
 この辺りでマツタケがいつも早く出始める斜面に向かった。




松枯れ病が全くない飯田の赤松林

なぜなんだろう・・・・



       




ベニハナイグチ
相変わらず、山ほど出ている。



 その時、友人が叫んだ。「あったのか?」と聞くと、ちょっと待ってくれ・・・・。騒いでからズボだったら、いつまでも笑われるからな・・・・。でも、本当だった。




マツタケ

まあまあの大きさ。


 この日、見つかったマツタケはこの2本だけ。朝早かっただけに疲れた。今日はこの辺にしてホテルに行き、一風呂浴びてからST邸に向かった。

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庭でホトトギスが咲きだした     2012.10.16.

2012-10-17 08:05:53 | Weblog

 不如帰


 今年も庭でホトトギスが咲きだした。まだ、ほんの数輪だけ。花期の長い花だから、しばらくは咲き続けるだろう。





茎や蕾に、無数のツブツブが付いている。


 こっちのホトトギスの蕾はツルツル。



キイジョウロウホトトギス

何年か、枯れかけていたけれど、何とか根を張って今年の夏の暑さも乗り切ってくれた。


 今年こそは花の姿を見れそうだ。





 今日も良い天気だ。仕事にでも行くかな・・・・・。


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