「100g 2,000円のお茶と100g 500円くらいのお茶とどう違うんですか?」 漠然とした比較の問いに窮することがあります。 確かに100g 2,000円も500円も漠然としていて一定の基準がありません。
また、価格の比較は味のことを問われているのか、 出来方の違い、品質はどのように違うのかの違いを問われているのか。
嗜好品なので生活、エンジョイの中でご選択ください、と言うのではあまりに突き放した応えですね。
どのような答えが良いのか考えました。 『茶市場で競り落とした価格で決まったる。』 でもこれがすべてではありません。
100g 2,000円が生育される専用茶畑はないのです。 どの茶畑でも,2000円の高級茶は出来ます。 もちろん、肥培管理、害虫防除の行き届いた畑で作ったお茶はおいしいお茶が出来るのも確かです。
「え~い、回りくどい!」 「もっと簡潔に、あ~、そうなんだ!と言うこたえはないの!?」
新芽の【一芯三葉の若葉摘み】が答えです。 鹿児島なら4月15日頃から20日、 静岡なら4月22日頃摘まれた新茶が上級のお茶となります。 (山間部は1週間ずれ込みます。)
茶の樹は冬期にしっかりと冬眠し、栄養分を蓄えます。 新芽はその養分をしっかりと含んでいます。 同じ茶畑でも柔らかな新芽の先10センチ程度にはおいしさが詰まっています。
10センチの生葉の新芽は1kg摘んでも水分を抜くと200g程度にしか荒茶になりません。 さらに200gの荒茶は煎茶に仕上がると粉、茎、芽、と選別、ふるい落とされ140gくらいになってしまいます。
なんと、単純計算ですが100g 2,000円の新茶は約1kgの生葉で出来上がっているのです。
100 500円のお茶はどうなの? しっかりと芽が伸びて来るのを待って15センチ~20センチを刈り取ります。 15センチ~20センチに伸びた茶葉刈り取りは葉が堅くなりがちで、芽数も増え、重くなります。 量産体制です。 味も大味となってきます。
もちろん上級のお茶を造る畑に向いた条件を持ち合わせた茶畑はあります。 ことさらに品評会向けに畑管理している場合もあります。 ですが、 100g 2,000のお茶も、100g 500円のお茶も同じ畑で出来るのです。
テレビやカメラを買うのに品質、価格と比較しますが、比較対象となる基準がお茶にはないのでわかりにくいですね。
価格の差と味の違いはこれだけではなく、製造工程によっても味の違いが出てきます。
お店によっても違いが出るので、味比べで試し買いをしてみるのも愉しいですね。
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◎ 高島屋 横浜店 6月11日(水)~17日(火) 高島屋本館 特設催事場 いつもの販売場所とは違いますので ご来店の際に本館高島屋コンシュルジュでお問い合わせください。
毎日がお茶の香りと共にあると良いですね。 お茶と言ったら耕伸の鹿児島茶をお勧めします。
百貨店催事日程はこちらでご確認いただけます。 >> http://www.corshin.co.jp/events.html
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お買い物手順は耕伸ホームページでご確認いただけます。
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