雑脱集

日常の出来事を個人的見解で一方的に発言させて頂く日記

地方を結ぶ幹線道路のお店が閉店

2021-03-04 11:43:06 | 地域
首都圏、東海圏、関西圏、九州圏、仙台圏、札幌圏への人口集中が進んでいる。
大都市は益々交通網が発展している。
路面電車、各鉄道会社と相互乗り入れ、カーシェアリング等々便利になっている。

人口減少が進んでいる日本。
そして、少子高齢化が止まらない。
少子化対策として、公立保育園(所)の増設、医療費無料、育児休暇取得促進、
出産一時金、出産手当金の増額、不妊治療の保険適用等、色々と手立てをしているが...決定打にならない。

何故、地方が衰退を始めたか?
1985年の円高不況が原因と言われている。
地方にあった工場が円高のため国際競争力の低下で閉鎖、または、海外移転によって
若者の就職先の減少により、都市部への若者の流入が始まったとされている。

若者の車離れは自動車産業の衰退に繋がっている。
現在は日本市場でなく、海外市場への活路で凌いでいる。

高速道路を走っていると気づかないが、主要都市を結ぶ幹線道路には閉店して雨ざらしの建物を多く見かける。
代表的な建物はパチンコ店とドライブインである。
駐車場は雑草でボウボウであり廃墟感が漂う。

10年前に比べて車の通行量が減っているのは確実だと思う。
正直、市区町村の中心の幹線道路でさえ、渋滞は発生していない。
渋滞が発生しているのは「追い越し禁止」で大型トラックや高齢ドライバーの車の低速度の時である。
地元ナンバーの車はそういう場合でも気にせず走行する。
その点、後方の車が県外ドライバーだと気付くと道を譲る。

ドライブインの閉店には「道の駅」が影響していると考えられる。
基本的に経営母体は自治体になっている。
そもそも、立派な道の駅が建設可能なのは補助金(税金)を投入しているからです。
そして、大きく利益を出す必要がない。地域の活性化が目的だからである。

高速道路網の発達と自動車離れにより、地方都市を結ぶ幹線道路の商圏は衰退し続ける。
コンビニ、ファストフード店の有無でこの場所が商圏なのかの判断ができる。
コンビニ、ファストフード店がなければ、何れ、この店は潰れていくと思う。

閉店したお店を見ると...この街の経済状況が見えてくる。

廃墟となったお店は更地にする方がいいと感じる。
更地にする方が固定資産税が係る仕組みが可笑しい。

幹線道路を走ると地方の衰退が見えてくる。
コメント
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