日々楼(にちにちろう)

古今東西・森羅万象の幾何(いくばく)かを、苫屋の住人が勝手御免で綴ろうとする思考の粉骨砕身記です。

小動物記

2014年03月15日 | 日記

小動物記

 

1.3月13日、朝、ウグイスが初鳴きしました。まだ、「ケキョ」としか鳴きません。日

本画などで描かれている「梅とウグイス」の絵などから、私達は、ウグイスがメジロのよう

に小さい鳥だと思ってしまいます。しかし、実際は、メジロより大きく、人の握りこぶしほ

どの大きさはあります。下に写真を貼付いたします。これはまだ初鳴きする前のものです。

たまたま撮ることができました。

 

2.ウグイスを英語で bush warbler と言います。竹藪が枯れ、心配していたのです

が、今年も我が家の隣の雑木林の一角で冬を越したようです。

 

3.3月11日は、黙祷を捧げます。岩手県大槌町には、昨年の3月10日以来、行ってい

ません。町のホームページを見ました。町は息づいています。小さな町とは言え、すべて流

出したのです。復興には20年40年(2世代にわたるビジョン)を要するでしょう。

 

4.大槌は知られざる歴史の町です。古くは奥州安倍氏が鉄と金を確保していた地域と思わ

れます。昭和41年の町史には奥州安倍系図の一つ黒沢系図を載せます。この系図を以前取

り上げました。

 

5.歴史は観光資源となります。安倍の故地をモニュメントで結べば、立派な観光地になり

ます。それも日本のみの視野にとどまったヴィジョンでなく、国際的なヴィジョンで取り

組まれることです。三陸リアス式海岸の豊かな海と深い森林資源、そして歴史資源と未来ヴ

ィジョン、素晴らしいものばかりです。町に暮らされる皆が、現在ばかりでなく、過去の歴

史への誇りと、大きな未来の中で、他の街々と一緒に果たそうとされる自分の町の在り方

(役割)を声を大きくして語られるとき、それは必ず、人を引きつけます。必ず外国からも

たくさんの人が訪れるようになります。私はそう思います。

 

6.佐村河内 守(さむらごうち まもる 1963.9~)氏 と 小保方晴子(1983.6

~) 氏の件は、残念です。小保方氏の場合、限られた報道から判断するに、研究の成

果として使用された(細胞)写真が、博士論文とネイチャー論文で同一のものが使用されて

おり、しかも博士論文に使用された写真は、他企業の「肝細胞培養キット」の写真と酷似し

ている(時事通信)というのであれば、これはこの「肝細胞培養キット」を使用した発展的

研究(好意的な表現を使用)ということになります。それがどうしてSTAP細胞の発見と

して発表されたのか、そこの所の事情が、現在の報道では伝わって来ません。

理研の女性担当者が、研究者倫理と理研の倫理風土について言及されています。小さく萎縮

する必要はありませんが、手順を踏むことと大風呂敷を戒めることは研究者魂の原則と言え

ます。

 

  

                初鳴き前のウグイス(2月21日)

 

コメント
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