ゆず色時間

日々の出来事、毎日のお弁当、料理やお菓子など作った物の記録。日々思うコト書いてます。独り言と日記&雑記帳デス。

一年が過ぎて…。いま思うこと

2012-06-21 23:54:06 | ちょっと思うこと
震災のあと店が再開してから一年ちょっと経ちました。

その間にいろんな方が復興応援に来てくださいました。


歌手の方だったり、お笑いの方だったり、声優さんが店でライブやイベントを催してくれました。


ちょうど去年の今頃、初めてのライブがあったのですが、その時はテレビで見てる人が目の前にいる感動はもちろん、

福島のこんな町に…。
みんなが避けてるこの町に…来てくれたことがとても嬉しくて、そして申し訳ないと思ったものです。

なんといっても原発の影響がある町です。

一時は住民ほとんどが避難していました。

二ヶ月たってもわずかしか戻らず、店や施設は閉まったまま。

そして何より放射能の恐怖がある町です。

そんなところに来てくれて応援してくれて。

ただただ感謝の気持ちで一杯でした。


人があまりいない頃だったので、ライブにはそんなにお客さんがいませんでしたが、見ていた人たちはみんな楽しそうでした。


あれから一年の間に、たくさんの人たちが来てくれました。


ついこの間も、お笑いの人がきてくれて、いろんなイベントを行ってくれました。

一年前とは違い、店内にはたくさんのお客様が集まりました。

何日か前からイベントの予告を出していたので、それを楽しみに来たんだよ。というお客さんもいらっしゃいました。


今 この町には仮設住宅がたくさんできて、大勢の人が住むようになり、道路も車で一杯です。


一年前の、ひっそりとした寂しい町ではありません。

それでも…。
まだまだ放射能の恐怖があるこの町に、応援に来てくれたこと、いつでも心から感謝しています。


応援してもらうばかりで、なにも返すことができない私たちですが、だからこそ頑張らないといけない!と思うのです。


先が見えないこと、放射能のこと、いろいろ考えると、もうこの先、生きていても仕方ないのかも…。
なんて思うことがありました。


仕事がキツいとか、お金のこととか、体が辛いとか、そういうこともキツいけど、人は未来に希望が見えないときに、生きているのが辛くなるのだと思う。


それでも、回りのみんなが頑張ってるのに、私も負けちゃいられないのよー。と思って過ごしてきました。


先のことは見えないけど、一年前と比べたら、全然違う。

もう一年たったらもっと良い方へ変わるかもしれない。


そう思ってみても、希望なんて全然みえないんだけど、とりあえず毎日生きていこう。


賑やかな店内を見て、そんな風に思う私でした。