ほんの1、2秒。
ゆっくりと過ぎ去った時間があった。
通勤ラッシュが落ち着いたくらいの朝の山の手線。
新宿を出てまばらに席は空いているけれど立っている人も多かった。
案の定、多くは携帯を見て過ごしている車内。僕はどちらかといえば、意識的に見ず、広告を眺めあれやこれやと一人で実に勝ってな考えを巡らせている。
これも対して意味ないんだけど何か良い過ごし方がないか…試しては見るけど。
意識すると余計に目のやり場に困ってしまうという具合。
そんな時間を過ごしていると
車両の奥から声がしてきた。
避けているような動きをしてる人が見えた。
確かに神様が向こうから、近くにいる人全てに話しかけながら直進してきていた。
神様は恐らく中東系。坊主に髭。
髭は白髪交じりだが年齢は若くもみえると言った感じだ。
何を言っているかはわからないがとにかく軽い感じで話しかけ、成功と失敗をしながらゆっくり進行している。
どうやら日本語を話している?
いや中国人には英語で話している?
見なくても注視してる車内、離れようとする人もいるが
確実に1人ずつ話し進行している。
ひょろっとした体格をゆったり傾け、ヘラッとしてる感じで…
あぁ。ヒゲのローリングストーンズTの俺にはきっと、話しかけてくるんだろうなぁ。
なんて思っていたら目の前の席が空き、丁度目の前まで来てそこえ腰掛けた。乗り降りも済み電車は走り出す。
神様は隣のアジア系ファミリーに英語で話し掛けニヤニヤし始めた。
話は弾んでそうで安心した。
話し終えると反対のサラリーマンに日本語で話し掛け始めた。
サラリーマンは膝にノートPCを開き一言何か言った気はしたが、実に不満そうで次の駅で立ち上がった。
そんな行動を見て神様はなんか嬉しそう。まぁ何を言ってるかわからないがどうやらキマってそうな感じがする。
空いた席には品があるお婆さんが座った。三秒立たずにまた話しかける。
周りの人はそれを見ている。
僕は目の前の車内広告のキャッチに頭のなかで、今目の前にいる貴方に話し掛けたらダメと誰が決めた?とはめて想像してみた。
生憎、お婆さんはシカトだ。
そして次の駅に近ずいた時、神様は立ち上がり前へ。
俺の前へ。
そして中腰気味に俺に一言
ハァイ
…準備はできていた
ハイ
ココハドコ?エキ?
ココ、メジロだよ
ありがトゥお
んーシブヤはどう行く?
あー逆、降りてあっちね
マダ
間違ってるから乗り換えてあっちね
OK
すると
右手を下からスーッと差し出してきたので反射的に握手をかわした
その瞬間はスローで
品がありしなやかに感じた
じゃあ神様
最近、暑い日が続いている
中途半端に汗をかくくらいなら思いっきり汗ダクでシャワーを浴びたい…
そう思う人はどれくらいいるんだろう
有酸素~とか脳をリセットなんて思いながら走ると
真夏の蒸した空気が運動不足な身体を鼻で笑い
荒くなる呼吸にさらに追い討ちをかけてくる
自然に育ってきた環境で培われた感覚の優先順位は自分にとって何かの重荷にはなってないだろうか
ゆっくりと過ぎ去った時間があった。
通勤ラッシュが落ち着いたくらいの朝の山の手線。
新宿を出てまばらに席は空いているけれど立っている人も多かった。
案の定、多くは携帯を見て過ごしている車内。僕はどちらかといえば、意識的に見ず、広告を眺めあれやこれやと一人で実に勝ってな考えを巡らせている。
これも対して意味ないんだけど何か良い過ごし方がないか…試しては見るけど。
意識すると余計に目のやり場に困ってしまうという具合。
そんな時間を過ごしていると
車両の奥から声がしてきた。
避けているような動きをしてる人が見えた。
確かに神様が向こうから、近くにいる人全てに話しかけながら直進してきていた。
神様は恐らく中東系。坊主に髭。
髭は白髪交じりだが年齢は若くもみえると言った感じだ。
何を言っているかはわからないがとにかく軽い感じで話しかけ、成功と失敗をしながらゆっくり進行している。
どうやら日本語を話している?
いや中国人には英語で話している?
見なくても注視してる車内、離れようとする人もいるが
確実に1人ずつ話し進行している。
ひょろっとした体格をゆったり傾け、ヘラッとしてる感じで…
あぁ。ヒゲのローリングストーンズTの俺にはきっと、話しかけてくるんだろうなぁ。
なんて思っていたら目の前の席が空き、丁度目の前まで来てそこえ腰掛けた。乗り降りも済み電車は走り出す。
神様は隣のアジア系ファミリーに英語で話し掛けニヤニヤし始めた。
話は弾んでそうで安心した。
話し終えると反対のサラリーマンに日本語で話し掛け始めた。
サラリーマンは膝にノートPCを開き一言何か言った気はしたが、実に不満そうで次の駅で立ち上がった。
そんな行動を見て神様はなんか嬉しそう。まぁ何を言ってるかわからないがどうやらキマってそうな感じがする。
空いた席には品があるお婆さんが座った。三秒立たずにまた話しかける。
周りの人はそれを見ている。
僕は目の前の車内広告のキャッチに頭のなかで、今目の前にいる貴方に話し掛けたらダメと誰が決めた?とはめて想像してみた。
生憎、お婆さんはシカトだ。
そして次の駅に近ずいた時、神様は立ち上がり前へ。
俺の前へ。
そして中腰気味に俺に一言
ハァイ
…準備はできていた
ハイ
ココハドコ?エキ?
ココ、メジロだよ
ありがトゥお
んーシブヤはどう行く?
あー逆、降りてあっちね
マダ
間違ってるから乗り換えてあっちね
OK
すると
右手を下からスーッと差し出してきたので反射的に握手をかわした
その瞬間はスローで
品がありしなやかに感じた
じゃあ神様
最近、暑い日が続いている
中途半端に汗をかくくらいなら思いっきり汗ダクでシャワーを浴びたい…
そう思う人はどれくらいいるんだろう
有酸素~とか脳をリセットなんて思いながら走ると
真夏の蒸した空気が運動不足な身体を鼻で笑い
荒くなる呼吸にさらに追い討ちをかけてくる
自然に育ってきた環境で培われた感覚の優先順位は自分にとって何かの重荷にはなってないだろうか
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