森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

龍と猫が住まう島 江ノ島

2011-02-20 22:20:50 | デフォ

最近毎日知恵熱が出そうな仕事をしていて疲れ果てておりました。
いまだに上手く行っておらず帰りも遅いのでハープの練習時間もあまりとれません。
その上、最近メインとなっていたカメラ:K-5イメージャーのトラブルで修理に出しておりました。
#早いうちにキチンとこのような対応をとってくれるのは良心的だとおもいます。頑張れ!Pentax!

他にもモロモロがあり「こころ」が塞ぎこんでいましたので、土曜日は外出する事にしました。

行き先は「江ノ島神社」です。
程よく人で賑わう参道を歩いてみたかったのであります。

江ノ島は兄が鎌倉に住んでいた頃、千葉の市川から自転車で泊まりにいった時に夜訪れたぐらいです。なので夫婦揃っての初江ノ島なのです。


横浜から東海道線に乗り換え、藤沢で「江ノ電」に乗り換えます。
ノスタルジックでありながらも「ウッキ、ウッキ」しそうな書体が新鮮でつい写真を撮ってしまいました。
今回のカメラはバックアップのK-mです。久しぶりに手にすると小さく感じます。

JR駅改札近くの「座り喰い?蕎麦屋」でお腹を満たしましたが、かき揚げがパリンと揚がっていて美味しかったです。


江ノ電が入ってきました。あれ緑色じゃないの?と思いましたが色々な車体があるようです。濃紺にクリーム色で装飾が施されたシックな車両です。
キセノンでしょうか?暖かみのある丸いライトがセンターに配置されています。パンタグラフのところがイメージにある東大生が被っているような帽子にみえてしまいます(笑)。

初江ノ電でしたが、民家の間をぬっていくのでなんとなく、「浅草花やしき」のローラーコースターを思い出しながら乗っていました。
単線でノンビリと走るのでとても楽しいです。


江ノ島駅につきました。丁度向かいからも電車がやってきていましたので踏切が開くのを待ちます。
これまた違うカラーリングの車体で、大勢の人が写真を撮っていました。
最近は女性の方が、ケータイやコンパクト以外のカメラを構えている光景をよく見るようになりました。男性が撮るのとはまた違った写真があってこれから色んな写真が世の中に出てくるんでしょうね。楽しみです。


会っておきたかった彼らが迎えてくれます(笑)。
以前Air Waveの時に紹介したスズメさんのオブジェですが、コメントを頂いているHATTAさんのブログで事前に存在を知っていましたので予めレンズは35mmをセットしていました(笑)。

なお、今日現在GoogleのStreetViewでみると彼らは衣装を着けていません。なんだか面白いです。


解り難いかもしれませんが、ユニットBの衣装は微妙に色が違います。
自分も撮影しているとドン引きされるかと思いましたが(笑)、いやいや、かなりの方が熱心に撮られていました。
あまりに熱心だったので正面にまわれないので(笑)トリミングで切り取っています。

右から2番目の子の帽子をなおしてあげるのを忘れてしまいました。ゴメン。。


駅を出て江ノ島へ向かう道はこんなカンジです。本当に江ノ島に通じているのでしょうか?と思いたくなるくらいノンビリしています。
スマートボール、射的場や懐かしい遊技場等があって、年配の方が少し興奮気味に伴侶の方に説明している姿はなかなか微笑ましいのであります(男の子ですから)。。


心配をよそに導かれるままに道にオンしてナウです(良くわかりません)。

観光案内があったので、江ノ島の見所を教えて頂き、各施設の1日パス「eno pass」を購入しました。
私らにすれば早い行動だったのですが、正午を回っていましたので、どういう順番で回ると良いかまでアドバイスして頂けました。
知らない場所ではこういう情報はありがたいのです。



江ノ島に着くとすぐに参道が始まります。
顔にモザイクをかけるのも嫌でしたので、後ろ姿が連続したところをアンダーで撮っています。人が多い所のスナップは気を使います。
それほど大きくない参道と混み具合がなかなか心地良いのです。

所々物陰を探すと喫煙者用に灰皿が隠された場所があるので、修学旅行中に人目を盗んで喫煙するいけない高校生(笑)のように物陰で一服させてもらいました。


ワイフが悲鳴をあげます(笑)。私も悲鳴をあげます(笑)。
ヒョウ柄座布団にタオルのシーツが備えられたお布団に猫が寝ています。
写真では解り難いですが、もの凄くデカイ猫です。


起こさないように。。丸いなぁ。。。


肉球だよなぁ。。

島では沢山の猫に出会いました。みんな大きく、おっとりした感じです。
見た目はもの凄く和やかな感じですが、色々と辛い経緯や島の人達の理解や苦労があっての現状だと思います
募金箱がありましたので自分の一食分を寄付させてもらいました。


案内所のアドバイス通り、先に岩屋(海食洞窟)を回ります。他の施設よりも早めに閉まってしまうためです。

腰を屈めないと本当に頭をぶつけてしまう洞窟が100mくらい続いています。ロウソクのかがり火を手渡され中を見学します。
一時期閉鎖されていたものが平成5年に再整備されて公開されたそうです。

龍神伝説をモチーフにした今風のオブジェが飾られていましたが、それらは無くても十分に洞窟の雰囲気を感じられました。

見る方に夢中になってしまったので写真はありません(笑)。


竜宮城へ連れて行ってくれる亀が右下にいますよ(笑)。


見事なまでに、間違いなく亀です(笑)。
本当に竜宮城につれていってくれるかな?と思いたくなります。
不思議ですね。


軒先の上にいる猫は納まりが良くて良いですよね。


展望灯台に上ります。エレベータ、階段でも上り下りができ、ガラス張りの展望室以外にも屋外展望が楽しめました。

冒頭の「みなも」の写真はここからの風景です。
残念ながら曇っていたため視界があまり良くありませんでしたが柔らかい光を楽しめました。

で、気になるのがこの矢印の先。。海の上を人が歩いているように見えます。。



あまりに気になるのか、制止するのをよそに、普段は絶対に見ない有料のテレスコープにワイフが100円玉を投入していました(笑)。

スキンヘッドのおじさんがサーフボードに立って、なにやら櫂(かい)のようなもので漕いでいます。。。しかも結構早い。。

おじさんのせいで(笑)100円入れてしまったテレスコープですが、ガラスが詰まった高濃密で超高倍率の世界を暫く楽しませてくれました。なるほどこれは楽しいです(笑)。

展望灯台と同じ敷地にある「サムエル・コッキング苑」ではリスが忍者のように木々を飛び回るのが見れたのも印象的でありました。


島のあちこちで見かける五頭龍をモチーフとした行灯です。

実は出かける前は行き方を調べていて「ちょっと遠いし面倒だな」と思っていたのですが「五頭龍と弁天様の話」の漫画を読み「これは行くしかないでしょう」と一人思いました。是非お読み下さい(笑)。

自らの神通力をすり減らしながらも想う人への愛を貫こうとする五頭龍とそれを真正面から受け止める弁天様の物語です。

ステキな話ではないですか。

諸説が色々あるようですが、私はこの漫画で描かれているストーリが一番しっくり来ます。
弁天様が両腕を腰に当てて立つ姿や、五頭龍が息を切らしながら天災と戦う姿は微笑ましく描かれていますが、なかなか考えさせられるところがあります。


この話を受けてか恋愛成就のためにカップルがカギを結ぶという風習があるそうです。

若かった頃に(望んでも)こういった事に縁がなかったので、この年齢で色々な事を初めて知ります。

多くの人が経験して、それについては色々な人が語ったり、歌ったりしていますが、それでもなお良くわからない。。。

愛や恋があるから、嬉しかったりする時もある。
でも愛や恋があるから、苦くて、哀しく辛い時もある。

厄介で合理性なんかあったもんではありません。
でも無いと味気ない。。なんとも不思議なものですね。

書いていたらピアソラとミルバの曲を思い出しました。
Milva & Piazzolla - Che, tango che

さて毎度の事ですが、気がふれたと思われる前に戻す先があったとすれば、話を元にもどしましょう(笑)。

帰りに参道で気になっていた濡れおかきの串さしをパクパク。自宅用にチリメンジャコをお土産に買いました。
ジャコ、ごま油、麺つゆ、ネギを加えてご飯に混ぜたものがサンプルで置いていたので自宅でやってみましたが、バカうまでした。同じレシピで作ったパスタも美味しかったです。


帰りは江ノ島モノレールを使ってみました。またステキなグリフが。。
#「モノレール」という文字列は「ノレ」と「ル」が近接するので結構苦労されたかと思います。。

江ノ電の駅から道を挟んで直ぐの所に湘南江の島駅があります。

疲れていたので5階建ての駅ビルの写真を撮れなかったのですが、「乗り場」の看板は出ていても、このビルの何処にモノレールが着くんだ?というくらい普通のビルです。

半分疑いながら中にはいると。。



なるほど直ぐに山を貫くトンネルになっているのですね。

後でGoogleマップのStreetViewで見た所、建物を道路沿いに横から見ると5階にホームが展開されているのが見えました。

モノレールが大船駅に着くとコーヒーが飲みたくなりドトールに入るとレーズンウィッチで有名な鎌倉小川軒を見つけてしまいました。やれやれ困ったもんです。

気がつくと何故かウイッチとシャルロットケーキ、もろもろを手にして東海道線に乗っていました(笑)。
ワイフは今まで食べたシャルロットの中で最高と絶賛していました。
私も横から頂きましたが美味しかったです。

初めてだった事もあり勝手が分からないところもあったのですが、色々なものが適度に混じり合ったような雰囲気が妙に心地よく、早くも再訪したくなってしまう江ノ島なのでありました。

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2 コメント

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愛の鍵の起源 (武本Timothy)
2014-05-01 16:28:20
マンガをご紹介いただきどうもありがとうございました。

マンガを読みましたが、「五頭龍と弁天様の話」と南京錠の関係があまり見えてきませんでした。永遠の愛を誓った五頭龍はいましたが、それと南京錠はよく分かりません。

しかし一方、スサノオノミコトとやまたの大蛇の話が別の観点から解釈できました。すなわち、スサノオ=大蛇だという観光性もあります。以前からそのようにも思いました。
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龍伝説 (森のなかま)
2014-05-01 20:49:42
こんばんは。武本Timothyさん。

さすがに五頭龍と弁天様の物語には南京錠は出てきませんでしたが(笑)、こうした人々が感心するようなグレイトな愛の物語があったところで互いの愛を確認したり、証を残したいという気持ちから始まったのではないかと思います。で誰か始めてしまうと「私もー。僕もー」と(笑)。。

Wikipediaの「愛の南京錠」を見てみると世界のあちこちで南京錠をつけるのがあるようです。てっきり日本人ばかりかと思っていたのでちょっとびっくりでした。

故郷を追放され放浪しつつもオロチを退治して新しい生き方を選んで行くスサノオが、弁天様との愛を通じて最後に別な生き方を選びゆっくりと眠って行くというお話しなのかな、と捉えています。
人外の力を持った存在が人間くさくなっていく上で人々から愛されるようになったところに普遍的なものをかんじます。

龍繋がりということで。。。もしご存じなければ「三湖伝説」をご覧になってみて頂けると面白いかもしれません。それぞれ別の土地で龍に変化してしまった八郎太郎、辰子。それを追う南祖坊の人生が絡み合う物語はなかなか読み応えがあります。かなりドラマチーックなので驚きでしたが、どうもこういう物語がすきなようです。お時間ありましたら。

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