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「教室拡大の難しさについて」のレポート

 2017-05-15ナメていた」・2017-09-15倍速で無理にでも読んだものの方が、後々よく思い出せる」のTさんからメールをいただきました。


 9月初め、『教室に30回通われて、クリエイトが全国展開するというのは大変だろうなーということわかりましたでしょうか』と、教室でTさんに話しかけたことがあります。

 「全国展開」とは、Tさんが通信教育のユーキャン「速読」全55回を終了したときの受講感想文に「クリエイト速読様に対して要望があるとすれば、早く関西にも進出して欲しいということです。むしろなぜまだ全国展開していないのか不思議なほどです。大阪に来て下さい、切実に、私は絶対行きます」と、ラストに記入したことをいってます。

 「アッ、はい。そう思います」と、すぐ返事がありました。

 しかし、こちらが考えていたことと、Tさんが「わか」ったことには相当な開きがある気がして、ほぼ1週間後、半分冗談で『Tさんがどう思われたのか文章化していただけませんか。なんか面白い文章が読めそうな気がするんですが』とお願いしました。はい、いいですよとTさんはエレベーターを降りていきました。

 9月17日2限の受講後のことでした。

 Tさんが帰宅したのは、まっすぐでも午後2時はすぎていたはずです。

 教室を出て、ほぼ6時間後には下記のメールが届きました

 Tさんは著名IT企業で、「仕事はマーケティング関係のデータ分析」をしているとのことです。

 当然、ブログへのアップはTさんの了解を得ています。

 Tさん、ありがとうございました     

 

Sent: Sunday, September 17, 2017 7:37 PM
Subject: 【「教室拡大の難しさについて」のレポート】

クリエイト速読スクール
松田様

お世話になっております、クリエイト速読スクール受講No.3●●●●のTです。
本日、教室拡大の難しさについて、文章を書いて欲しいとお声がけいただいた件について、自分なりの考えを記載いたしましたので、ご確認いただきたくメールいたしました。
テキストファイルを添付しておりますので、ダウンロードの上、ご確認ください。
やや長くなってしまったのですが、僭越ながら、この文章がクリエイト速読スクールのサイト、またはブログに掲載される可能性を考慮し、念の為このような書き方にさせていただきました。ご容赦いただけますと幸いです。
今後も引き続きよろしくお願いいたします。

■経緯

この文章を、一受講生である私が書いている経緯を、まず書いておきます。
私は現在、クリエイト速読の教室に通っているのですが、以前、関西に住んでいた時期にユーキャンの速読を受講しておりました。ユーキャンの講座を全て完了した後、受講感想文に「全国展開して欲しい」という希望を書いたのですが、それについて先日、松田先生と立ち話をした際「教室を拡大できない理由が、分かったでしょう?」と先生に訊ねられ、私は「はい、そう思います」と答えました。

そして今日(9月17日)、教室に行った時に、松田先生から「(教室の拡大が難しい、という点について)文章を書いてみてもらえませんか?」との依頼をいただいたので、この文章を書いています。

松田先生いわく、
・私が「教室拡大が難しいと思う理由」と、松田先生の思う「理由」とに、ズレがあると感じた
・先生は「教える側」からの理由を考えておられたが、今日実際に私に確認してみて、やっぱりズレていたことが分かった
・なので、受講生の視点からの意見を書いて欲しい
とのこと。

同じことを感じているユーキャン受講生は多いと考えられるので、私としても、これについての意見表明には価値があると思い、お引き受けした次第です。

 ■教室拡大の難しさ

教室に何度か通ってみると、「教わる立場」から見て、これには2つポイントがあるように思いました。
①教室の密度
ひとつめのポイントは、この教室の密度、少人数制だからこそ、これだけの効果が出ているのではないか、ということです。
正直に申し上げると、クリエイトの教室は、そんなに大きい場所ではありません。
最初、教室に伺った時に「もっと広いかと思っていた」というのが、素直な感想でした。
教室を大きくしてもっと沢山受け入れたらいいのでは、などとつい考えてしまったくらいです。

しかし、受講してみて分かるのは、小さい教室だからこそ、他の受講生との距離が近い。
隣の席の人と近いというだけでなく、同じ時間に受けている全ての受講生との距離が、物理的に近い。
一見するとせせこましいだけのように思えるのですが、これが恐らく重要で、
・凄まじいスコアを出す人の様子が音や気配で常に察せる
・気を抜けない
という、訓練を受ける上での大きなメリットにつながっているように思います。

ユーキャンで受講しているときには当然分からなかったのですが、スコアの高い人は、ページめくりの速さが違います。スピードチェック時のペンの音も違います。
イメージ記憶訓練でも、短い時間で覚えている人は、自分より先にテキストを閉じてしまいます。
自分より遥かに優れた人たちの、そうした様子を、音で、視野の端で、常に感じることによって「はるか上には上がいる」ことを、ジリジリと肌身で体感できる環境になっています。

また、そんな人達に囲まれ、先生とも距離が近いため、受講時間中、手を抜くことはできません。
別に、怒られるとかそういうことではなく、ポジティブな意味で「もっと頑張らないと」と思えるのです。
性格の根暗さ、ネガティブさには誰よりも自信のある私でさえ、そう感じるので、間違いありません(笑)
全力で集中することが前提の空間で、生徒みんなが集中しているから、引きずられて自分もやる気が出せているようです。

これが、たとえば大学の大講義室のような空間だと、なかなかそうはいかないでしょう。
自分の大学時代を振り返ってみても、先生と生徒の距離も遠くなるし、高いスコアを出せる人とも離れてしまうしで、環境効果がかなり薄まってしまうのではないかと。
もちろん、教室の面積の問題だけではないと思いますが、教室が小さいからこそ、このような良い効果が生まれているのではないでしょうか。

②小規模宣伝
ふたつめのポイントは、大々的に広告を打たず、口コミなどで人が集まるからこそ、最初からある程度やる気のある人が集まってくるのではないか、ということです。
ユーキャンの講座受講中にも思いましたが、クリエイトの速読講座で高いスコアを出すのは、かなりしんどいです。
現に自分も、トレーニングの数字が伸び悩み、悪戦苦闘している最中ですし、これまでも色々試行錯誤をしないと進めない場面が多々ありました。
そもそも私があえて書くまでもなく、スクールの公式ブログには、多くの人の悪戦苦闘の記録が掲載されています。

つまり、「極限までやる」ことが求められるトレーニングになっていて、軽い気持ちでは続けにくい気がします(偉そうに言っていますが、このことには私も通い出してから気付きました。。。)。
そして、受講する側からみて、そうなっていない理由は「講座の宣伝が小規模だから」であると思います。

クリエイト速読は、本屋で見かけるか、ネットで「速読」などと検索でもしない限り、探し出すのは難しい気がします(私が最初に教室のことを知ったのは、瀧本哲史先生の著書ででした)。
最初から「速読に関心のある人」「ある程度本を読んでいる人」が、「速読したい!」と思って来る場所。教室の雰囲気やブログの記事からもそのように感じます。
近年は、ご両親の勧めで来られる学生の方も多いようですが、親世代も体験者である場合も散見されるので、やはり目的意識のはっきりした人の割合が高そうです。

これが、例えばテレビの短い宣伝などで「能力開発にも役立つ!速読で脳トレ!」などと言ったとしたら、読書に対する目的意識の低い人にも見つけやすくなると思います。
特にクリエイトの場合、3倍保証を掲げているだけに、普段あまり読書をしてない人が(悪い言い方をすれば)安易に受講しようとするかも知れません。
もし仮に、軽い気持ちで安易に受講しに来た人たちで、教室が一杯になったら、極限までやらない人が増えて、教室全体の熱気が冷めてしまうのではないか、というのが一受講生としての私の考えです。

大勢にアピールすることは、悪いことばかりではないとは思うのです。
が、「どういう人達にアピールするか」ということは大事なことで、①に関連させて言うならば、「やる気のある人の割合」がかなり変わってくるはずです(個人的なことですが、今の職場で働きはじめて以来、このことにはしばしば直面します。ちなみに私の仕事はマーケティング関係のデータ分析です)。

そうすると、「目的意識を持った人が能動的に探して見つかる教室」として在る方が、切実に必要としている人にちゃんと届くはず。
そして、そうした人の方が全力でトレーニングすることによって、教室が熱心な人でいっぱいになり、①の環境向上にもつながっていく。
こうして良いスパイラルアップが続いていくことになると思うのですが、このやり方だと大規模な宣伝は難しくなり、そのため教室を安易に拡大していけないのではないでしょうか。

①教室の密度
②小規模宣伝
これら2点がクリエイト速読の効果を高めている以上、教室の拡大やフランチャイズは、どうやら簡単ではないらしい。
というのが、教室に通ってみて「教わる立場」から、教室拡大の難しさです。

■最後に

最初、松田先生は「教える側」からの教室拡大の難しさについて考えておられたようだと書きましたが、それを頭に置いた上で受講してみて、なるほどと思うことがありました。
教室を大きくしたり、フランチャイズした教室でこれをやるのは、単に数を大きくすればいいだけの話ではなさそうだなと。
たとえば、時間に余裕がある時は、合間合間にフィードバックがあったり、生徒一人ひとりの進度に合わせてトレーニングテキストを準備し、それを授業の空き時間で各席に配って回ったり。
授業後のチェックやコメント記入に、教室に来ている生徒それぞれの進度に合わせたタイムキーピングもされています。
とにかく、私達生徒が集中できる環境を作るために、先生方が動いてくださっていているわけです。
教室が大きくなると、今のオペレーションは難しくなりそうですし、フランチャイズするにしても、トレーニングでスコアを出している人に、離れた場所から、運営ノウハウを共有する必要があります(予想ですが、クリエイトの教室には、運営マニュアルみたいなものは、ないのではないでしょうか)。

授業中の先生方の様子をちょっと見ただけでも、既に相当大変そうだと感じ、「これを大人数相手にやるのは相当難しいだろうな」と改めて思いました(先生方、いつもありがとうございます)。

まだまだ色々なところに授業の工夫が見つかるのだと思うのですが、今回は「教わる側」からの意見を書くのが主目的だと考え、そのようにさせていただきました。
また、「教室を拡大するのは難しい」という観点でこの文章を書きましたが、やっぱり教室が日本各地にあったらいいなとは今でも思っています。

クリエイトの教室の環境を求める人は、(自分のように)日本中に大勢いるはずで、自分が教室を体験してみて教室なりの良さを知った今、例えば関西に支部が出来たら、地元の京都にいる親戚の子どもたちにも、ユーキャンと教室を勧めてあげたいと思っています。

以上、長文失礼いたしました。
読んでいただきありがとうございました。                          
   

      

コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )
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コメント
 
 
 
興味深い内容でした。 (空猫)
2017-10-23 05:47:56
私も元ユーキャン受講者で、まったく同じ事を
考えている一人ですので、興味深く読ませていただきました。

最近はブログも流して読むのがほとんどですが、
Tさんの受講感想文の、「早く関西にも進出してほしい」
はよく覚えています。

全国展開できないのは、こちらのブログを見ていても
よくわかるのですが、やはり地方の人間としては、
通える距離にあったら・・・というのが本音ですよね~
 
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