**はやりっち**

いろんな色があるように
いろんな花があるように
いろんな話もあるのです。

【レビュー】「ストリート・キッズ」

2011年10月26日 | 【レビュー】本

「このミステリーがすごい!」
にも選ばれたことがある有名な作品なので
ご存知の方も多いかもしれません


「ストリート・キッズ」
ドン・ウィンズロウ著/東京創元者
公式サイトで立読みができます
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488288013

NYのストリート・キッドだった
主人公ニール・ケアリー
とある「組織」に雇われている
ジョー・グレアムという探偵に出会い、
生きる術として探偵術を学びます。
頭も良く、探偵向きの容姿をしていたニールは、
すぐにその才能を芽吹かせ
ジョーに付き従って「組織」の仕事をこなして
どん底から這い上がっていきます
で、いまや大学院にまで進んで、
将来は英文学の教授になることを
夢見ているのですが、
進学のために組織から援助を受けているし
義理とか、グレアムへの複雑な思慕とか
いろいろあって、結局迷いながらも
組織のために探偵を続けています
この第一作目では、そんな迷いを抱える中、
いつもの探偵家業中に大変な事件に
巻き込まれてしまうという内容です

特に探偵術を学ぶくだりが個人的に
とても面白くて、ためになりました
迷っている方がいたら、ここだけでも
試し読みしてみるといいかも…

翻訳文も読みやすく
ストーリーは上質
登場人物も魅力的です

上で第一巻と述べましたが
実はこのシリーズ続巻があります。
.ストリート・キッズ
.仏陀の鏡への道
.高く孤独な道を行け
.ウォータースライドをのぼれ
.砂漠で溺れるわけにはいかない
と全部で巻あります。

はまれるシリーズものを
お探しの方にはおすすめですよ


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