**はやりっち**

いろんな色があるように
いろんな花があるように
いろんな話もあるのです。

【暮らし】こんな文才が欲しい!夏目漱石

2009年03月13日 | 【暮らし】その他
文豪として名高い夏目漱石。
(旧千円札としても親しまれましたね
「我輩は猫である」「坊っちゃん」「こころ」など
没後100年近くたった今でも作品が
愛されているなんてスゴイですよね



さて、その漱石先生。
文筆家としての「先生」であり
じっさいに英文学の「先生」でもあったわけですが
言葉の使い方や知性には、あらためて憧れちゃいます。

"I love you"、日本語にすると…?

 「私はあなたを愛しています」?
 今のご時世ならアリかもですが
 明治時代にそんなストレートな言い方は不自然
 英語の直訳を嫌い、自然な和訳をすすめた漱石先生は
 "I love you"=「月が綺麗ですね」
 と訳したとか
 「愛」という概念が当時は西洋的だった、とか
 日本男児はそういうのを口にしないものだ
 と言ったとか諸説あるようですが…
 なんだかロマンチック

「浪漫」が「非道く」「沢山」?

 ロマンといえば…漢字で書くと「浪漫」。
 じつはこれ、漱石先生が当てた字なんだとか
 他にも「非道い(ふつうは「酷い」ですが)」「沢山」
 など、多くの当て字をつくったといわれています。
 一般的に使われるようになった字も多いそうですよ

中国語でもすばらしい!?

 英語、日本語ともにスペシャリストな漱石先生は
 中国由来の「漢詩」づくりまで得意だったんです
 一般に、日本人がつくる漢詩は
 中国語での発音や韻を意識していないため
 あまり上手ではないそうです
 しかし、漱石先生の漢詩は
 「中国語で発音してもすばらしい」とされ
 朗読CDまで出ているとか

とっても言語能力の高い漱石先生ですが
もちろん、尊敬できる部分ばかりではありません。
怒りっぽいなどの問題も多く
家族を苦労させたエピソードも数知れず…
とはいえ、そんな欠点も含めて
深みのある言葉、文学をいろいろと
つくりだしていった人なのだと思います

すみれもお仕事柄、文章を扱うことがあるので
言葉に対する姿勢を学びたいものです


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