5/13（日）は母の日。日頃の感謝の意を込めて母を伴い、「ベストドライブ・中国四国」という本に紹介されていた、鳴門パークヒルズ内にあるレストラン「カリフォルニア・テーブル」に行ってきました。
元は有料道路だった鳴門スカイラインの途中にある鳴門パークヒルズは、鳴門海峡を見下ろす高台に建つ複合施設です。
カリフォルニアテーブルは、南仏の伝統的スタイルの料理とともに大鳴門橋が一望できる眺望が最大のセールスポイント。当日は気温17℃という肌寒さでしたが、同行3人は10席ほどあるテラス席の一つに着席して、ランチコースの「アクア」を注文しました。見渡すとほぼ満席のテラス席は、私たちのように母の日を祝っているように見える家族連れの他に、外国人を流暢な英語で接待している紳士のグループもいらっしゃいました。お料理の他にも風光明媚さが心と目のご馳走になるようなお店ですので、外国人や県外からのお客様には良いお店でしょうね。
前菜のテリーヌの中身は、帆立貝の他に鳴門産の蓮根や藍住産の人参が入っています。お料理を丸く黒い円で囲っている甘酸っぱいソースまで美味しかったですね。
鳴門金時の冷製ポタージュと一緒に、自家製の焼き立てのバターロールパンが運ばれてきました。パリフワ感がたまらず、3人ともおかわりして二個づつ頂きました。
本日のメインが、徳島の阿波尾鶏のハーブ焼を乗せた、牛サーロインステーキ。脂の乗り方も焼き加減も絶妙で、食べごたえがありました。胃袋も心理的にも、これで満腹・満足感を得ましたね。
デザートセットのシフォンケーキと、すだちシャーベットもＧＯＯＤ。私はアイスコーヒーを、他の二人はホットコーヒーと、アイスレモンテイーを注文しました。先述したように、お天気はこの日曇りで、気温も5月にしては低く、微風が肌寒くて、毛布をウェイターさんに持ってきてもらっているお客さんもおられました。しかし、徳島の地産地消を取り入れたフランス料理を頂きながら、5月は鳴門の渦潮が最大になる時期なので、何艘も優雅に行き来する観潮船を見やりながら解放感溢れる大鳴門橋や淡路島の光景を見ていると、とても豊かな気分に浸されます。
お勘定の時に嬉しかったのは、＠3,000円のコースだったのですが、税込・サービス料込のいわゆる「ポッキリ価格」だったこと。料金は電話で予約した時に伺っていましたが、税サ別のお店が少なくない中で、聞いていた値段×人数分のお支払いでＯＫなのは、気持ちが良いものです。
食事の後は、北島フジグランで3人が思い思いに自由行動の後、時刻が夕方5時になったので2Ｆのフードコートに集合して石焼海鮮ビビンバを頂きました。
その後、１Ｆの催し物会場で、母の日の色んな花束やアレンジメントや鉢植えの花を売っていたので見に行ってみると、この時期なので紫陽花のラインアップが充実していました。そのうちの一つ「金平糖」という品種がとても愛らしく、飾りのピック（写真右下のマゼンタ色）がカーネーションで作ったプードルで「おかあさん ありがとう」というカードを持っているのが可愛くて、この鉢植えの花をプレゼントすることにしました。台所のテーブルに置いて花を楽しんだ後、庭に植え替える予定です。
それと、1Ｆの食料品コーナーで「徳島じゅれ」という、徳島の特産品を使ったゼリーを一緒に贈りました。スダチやヤマモモが原材料の、ストローで飲めるほどの柔らかくて喉を潤す美味しいゼリーです。
帰宅してから今日みんなでカリフォルニアテーブルのテラスで撮った写真を見ていると、母が身を乗り出して笑っているんです。前のめりになって笑っている姿は母が、本当に楽しい時や上機嫌な時に思わず出す癖なので、今日は連れて行ってあげて良かったな、と私も嬉しくなりました。
母の日は昼がフランス料理、夕方は韓国料理に、夜食には高知産のカツオのたたきを結局頂きました。日本は地方のものも美味しいし、世界各国のお料理もどこでも手軽にいただけて、食事に関しては本当に恵まれた素晴らしい国です。
母にはいつまでも長生きしてもらって、私たちと一緒にずっと美味しいものを食べてもらいたいな、って心から思いますね
