背はアタシより小さいが異様に体格の良いその男、アタシはすぐに判りました。
彼がプロレスラーの「ターザン後藤」だと。
プロレスラーは馬場、猪木以外は知らないという人が大半だと思うので簡単に説明を。
彼はジャイアント馬場が社長をしていた全日本のレスラーでしたが、海外遠征の途中で大仁田厚が立ち上げたFMWに参加し、斬新なデスマッチが有名になり彼等は人気者に。
しかし、数年後に大仁田厚と袂を分かち現在に至る。
色々と頑張ってはいるが最近はパッとしないのが申し訳ないがアタシの率直な印象。
この人がターザン後藤。似ているが東京拘置所にいる某元教祖様ではない、念のため。実はアタシは昔はプロレス・ファンで１番の自慢は昭和４５年に今は無き南千住の東京スタジアムでアブドーラ・ザ・ブッチャーの初来日、初試合をこの目で見たことなのよ。
で、彼とその事や、犬の事、彼のＦＭＷの初期の試合を見た事、自分と同じ歳な事などを長い間立ち話をしました。本当は前田日明のUWFの熱狂的なファンだった事を隠して。
彼は最近まで浅草でプロレスが見られるパブを経営していたが店を畳み、新たな店舗を谷中近辺で物色中とのこと。貸し物件から出てきたのもその為だそうだ。去年まで谷中で店をやっていたアタシは先輩風を吹かせ彼に色々と親身にアドバイスをして、そして陰ながら応援することを伝え別れました。
その時にもらったのがコレ！珍しいプロレスラーの名刺。
見かけに依らずジェントルマンなプロレスラー、ターザン後藤。外交辞令ではなく本当に応援しているぞ！谷中に店を持った暁には「勝手にスノードーム」をこさえて応援に行くぞ！頑張れ同じ歳！
