書く仕事

ご訪問ありがとう!!ミステリー小説の感想を中心に,読書,日々の雑感,映画の感想等を書き散らかしています.

想定外のミス

2007年06月13日 22時41分46秒 | 日記
昨夜、お酒を早めに切り上げたおかげもあって、今日の一時間目は無事遅刻もせずに開始することができました。

しかし...

あらかじめ用意していたプリントを配ろうとしてボー然。
なんと、別の科目のプリントではないか!!
昨日、飲み会に行く前に、あわててプリントをコピーしちゃったので、間違って別の教科のプリントをコピーしてしまったのでした。

アチャー...

やっぱり、天の神様は見ていた。
1時間目がある日の前日は飲みに行ってはいけない!という、思し召しでしょう。
なんてことを、言ってる場合ではないので、とりあえず、その場を繕わなくてはいけません。
もともとパソコンとプロジェクターを使って講義しているので、とりあえず、配布のプリントは無しとして、プロジェクターだけで講義できるところを講義し、あとは練習問題を多めにやってもらってその時間をしのぎました。

やれやれ。

せっかく、もりちえさんにほめてもらったのに!

こんなことを繰り返していたらくびですね。
気を引き締めなくては!!

想定外の飲み会

2007年06月12日 22時59分45秒 | 日記
今日、午後4時頃、I先生から、突然のお誘い。
「久しぶりに一杯いかがですか?」
一瞬即答をためらいました。
理由は2つあるのです。
理由1:今日はチャリにて出勤しているので、飲みに行くと、明日の朝の足をどうするか?
理由2:明日は1時間目の講義があるのです。二日酔いはまずい...
しかし、ひとなつこいI先生の笑顔に、思わず、「わかりました」
こういうのって、意志薄弱ですかね?
それとも付き合いがいいのか?
結局、いつもの4人(I先生、T先生、M先生に私)で飲みに行きました。
しかし、何と、2次会で切り上げたのです。
もちろん、明日の1時間目のためです。
この4人で飲みに行って、2次会どまりなんて、過去に記憶がありません。
少なくとも、3軒、多い時は5軒ということも、珍しくない。
もちろん、I先生とT先生は、私の「お先に失礼します」の後、3次会に繰り出して行きましたが...
今頃、どこで飲んでいることやら。
では、私は明日のために寝ることにしますか。

タバコをやめたいのにやめられない人へ

2007年06月11日 22時42分44秒 | 日記
想像してみてください。
次の1本の煙のせいで、あなたの肺のガン細胞が増殖を始めることを。
次の1本の煙のせいで、あなたのとなりにいる人の肺のガン細胞が増殖を始めることを。
あなたは、あなたの愛する人が肺ガンで死ぬかもしれないリスクを犯してまでタバコを吸いたいですか?

交差点の信号待ちのときタバコを吸っている人へ。
あなたの周りの何人の人が、あなたの煙にむせているか想像してください。
あなたの周りの何人の人が、不愉快な想いをしているか想像してください。

タバコの煙は、タバコを吸わない人にとって、ほんとうに迷惑なものです。
迷惑を省みずタバコを吸い続ける人に向ける憎悪を想像してみてください。

あなたの周りの人の視線をたまには感じてみてください。
彼らの心の中を、もし覗くことができたら、あなたは怖くて、二度と人前でタバコを吸えませんよ。

「バッテリーⅡ」あさのあつこ

2007年06月09日 22時24分11秒 | 読書

第1作目の書評で散々こき下ろしてしまったので、ちょっとばつが悪いのですが、この2作目は面白かったです。
1作目では、主人公の巧だけが悪い奴で、脇を固める登場人物は皆、いいやつなんです。
主人公だけが、自我を尖がらせてとげのある台詞ばかり吐くのが、読んでいて苦痛でした。
それが、なぜ、第2作目で面白くなったか?
それは、主人公以上の悪い奴が脇役として現れたからです。
そのものすごく悪い奴が、主人公をいじめるのです。
そうですよ、そうこなくちゃ面白くない。
でも、ちょっと不満なこともあるんです。
ものすごく悪い奴が、最後の方で、なるほどということも言うのです。
おいおい、もっと、キャラをハッキリさせてくれよ、と思ってしまいました。
でも、物語が俄然面白くなったことは間違いない。
だぶん、Ⅲも読むでしょう。
三国志の第三巻の後になりますが...

年を感じます

2007年06月08日 21時38分12秒 | 日記
相変わらず、自転車通勤、頑張っています。
でも、最近は年を感じることが...
片道10km、45分位かかります。
往復1時間半ですね。
そう考えるとかなりの負荷であることは間違いないのですが、去年は1週間毎日走っても平気だったんです。
でも、今年は、金曜まで足が持ちません。
どうしても、水曜か、木曜に休みを入れないといけない。
特に膝の上のあたりの腿の筋肉に鈍い筋肉痛が残ってしまうのです。
ま、仕方ないです。
無理せず、休みを入れながら継続するのが一番だと思っています。

「完璧な涙」 神林長平

2007年06月07日 22時27分22秒 | 読書

実に久しぶりに、SF小説を読みました。
最初、タイトルを見て、この本を手に取った時はミステリーかな?と思ったのですが、裏表紙の説明の最後に「本格SF」とありました。
最近はあまりSFには食指が動かなかったのですが、裏表紙のあらすじに惹かれるものがあり、読んでしまったというしだいです。
読んでいて、SF小説独特の緊張感を思い出しました。
いやあ、なつかしいなあ。
若かりし頃、まだ、宇宙や生命が神秘に満ち満ちていた(と思っていた)頃、空想壁のあるcoollife少年は、時空のかなたに自らの魂を飛ばして、SF小説の主人公を夢見ていたのです。ははは!
アーサーCクラークにしても、小松左京にしても、SFのスタイルは用いていますが、その物語の骨組みには、非常に哲学的な香りがしますね。
この場合の哲学とは、倫理的な「べき」論ではなくて、生命や空間の本質とは何か?とか、自己とは何か?とか、カントやデカルトに近い領域の哲学なんです。
この本の場合、哲学的なテーマとして鋭く切り込んでいるのは、「時間」です。
過去から未来へと連続的に流れるものと信じられている「時間」は、実はそうではなくて、過去と未来とのせめぎあいとしての現在があり、場合によっては未来が過去を滅ぼそうとすることもある???
っと、このくらいにしておきましょう。
「BOOK」データベースによると、
生まれてから一度も、怒ったり喜んだり悲しんだりしたことのない少年、本海宥現。家族との感情の絆を持たない宥現は発砲事件にをきっかけとして、砂漠の旅に出た。砂漠には、街に住むことを拒絶する人々、旅賊がいる。夜の砂漠で、火を囲み、ギターをかき鳴らし、踊る旅賊の中に、運命の女・魔姫がいた。だが、突如、砂の中から現われた、戦車のような巨大なマシーンが、宥現と魔姫の間を非情にも切り裂く。それは、すべてのものを破壊しつくす過去からの殺戮者だった…。未来と過去の争闘に巻き込まれていった少年・宥現を描く本格SF。
ということで、主人公の宥現(ひろみ)には、感情がないのです。
それは、最初のうちは、精神的な障害として描かれるのですが、実はそれは、過去と未来との戦いに深く関わりがあるという事が、わかります。
この本のタイトルとも関係があるのですが、ネタばれになるので、このくらいにしておきましょう。
現実の世界から逃避したいと思うか否かに関わらず、たまにはこういう、思いっきり非現実の世界に、身を任せてみるのも、心のリフレッシュのためにいいような気がします。


逆転の仕事法

2007年06月03日 23時59分06秒 | 日記
やるべき仕事が2つあったとします。
仕事Aは今日中に済ませないといけない仕事。
例えば、明日の打合せの資料作りとか、今日締切りの原稿とかがそうですね。
一方、仕事Bは長期的にはやらないといけない仕事だけど、必ずしも今日やらなくてもいいし、今日中に仕上がる仕事でもない。
仕事の大事さはどちらも同じくらいということにしましょう。

さあ、皆さんは朝、会社に来たらどちらの仕事から取りかかりますか?

大部分の人、私も含めてですが、仕事Aからやりますよね。
当然ですね。今日中に仕上げないといけないのだから、ます仕事Aを仕上げて、安心してから、仕事Bをやればいい、と思うのが自然です。


でもですね、私だけかもしれないのですが、仕事Aが終わっちゃうと、変に安心しちゃって、仕事Bに取り掛かる気持ちがどこかに飛んじゃうんですよ。
結局、どうでもいい雑用をだらだらやってしまい、仕事Bは、伸ばし伸ばしになり、結局仕事Bの締切り間際にならないとやらないのです。
時間をかけてやれば、当然仕上がりもいいし、丁寧な仕事ができるのに、いつも間際にしかやらないので、やっつけ仕事になっちゃうんです。
こまったものだと、ずっと、そう、何十年もそう思って生きてきました。

で、最近、ふと思いついて、こんなやり方をやってみたら、意外にうまく行ったのでブログに書いてみようと...

で、どんなやり方かというと、まず、考え方ですが、今日中にやらないといけない仕事は、多少眠くても、腹が減っても、自分に鞭打ってでもやりますよね。
仕方なしに。
だから、後回しにするのです。
これがポイントです。
今日中の仕事は、今日の最後にする。
例えば、その仕事が3時間かかりそうなら、帰宅予定時間の3時間前から始めるのです。
それまでの時間は、長期的にやらないといけない仕事を時間割にしてやる。
私の場合、秋の学会のための実験の準備とか、プログラム作成とか、後期に新しく担当する授業の準備とかがあります。これらが、全部で5つあったとしたら、さっきの仕事Aのための3時間を引いた残りの時間を5等分して、その時間ずつやるのです。
これは、成功しました。
実際の仕事の成果もさることながら、精神衛生が非常に良くなったのです。

以前だと、長期的にやらないといけない仕事が、いつも心の中のどこかに引っかかっていて、「ああ、今日もできなかった。俺って意志の弱い、だめなやつだ」というメッセージを自分に送らなくてはならなかったのです。
でも、この方法を採用してから、「よし、今日はやるべきことには全て手を付けた。確実に前進している。」オーバーですが、まあそんな気持ちになれるのです。
どの仕事も毎日手を付けるので、立ち上がりが速くて、1時間くらいでも結構進むんですよね。
これが、久しぶりに、いやいや始めると、乗ってくるのに30分くらいかかるので、効率悪いです。

ひょっとしたら、誰かがすでに実践しているかもしれないですが、「今日中の仕事は今日の最後にやる」というcoollife仕事法、お試しあれ。

理科離れと工学系大学

2007年06月02日 12時54分52秒 | 日記
高校生たちの理科離れが進んでいるといわれています。
特に物理は嫌われる傾向にあるようです。
考えられる一番大きな原因は、入試で物理を取らなくてもよい大学が増えたことでしょうか。
このことで、一番困っているのが工学系学部における大学教育の現場です。
機械にしても、電気にしても、建築にしても、物理を全くやっていない学生に教育することはほとんど不可能です。
しかし、実際にはそのような学生が現実に入ってくるわけですから、なんとか教育しなくてはならない。
そこで、考えられたのが基礎教育の補完授業です。
高校で物理を取らなかった学生や、物理や数学が不得意な学生に、能力別にクラス分けして、きめ細かい基礎教育授業をやるのです。
これはある程度効果を挙げており、なんとか工学教育の体を成すようになっています。
ただ、これはやはり健全な姿とはいいがたいと思います。
本来高校で済ませているべき授業を、大学に入学してからやるわけですからね。

理科離れの原因をもう一つ考えるならば、「少子化」が上げられると思います。
少子化によって、相対的に、大学の門が広くなって、えり好みをしなければ、誰でも大学に行けるようになりました。
今の常識からは考えられませんが、昔は大学の絶対数が少ない上に、18歳人口が今の倍近くありましたから、国公立私立どんな大学でも狭き門だったのです。
うかうかしていると5つ受験して5つとも不合格で、行くところがないので浪人するというパターンが現実にあったのです。
でも、今は、大学全入時代です。
受験生より、大学の定員の合計値の方が遥かに多い。
すると、大学もできるだけ、受験科目を少なくして、受験生に媚を売らざるを得ない状況になるのです。
真っ先に削られるのが、勉強するのが難しい「物理」だというわけですね。

大学が倒産する時代です。
最近も、九州の某大学の工学部で、来年度の募集を行わないことが発表されました。つまり、4年後には(今の1年生が卒業したら)廃校するということです。
このような時代がこれからも続きます。
文科省も、大学の淘汰は黙認の状態です。
大学も一般企業と変わりません、がんばらなければ倒産する時代になりました。

私の場合、企業出身者ですから、「経営が成り立たなければ倒産」は当たり前の世界を知っていますので、特にそれがどうした?と思いますが、大学しか知らない先生方は戸惑いが大きいようですね。
いや、戸惑っている先生はまだ救いがあります。
戸惑いをきっかけにして自分を変えて行けますから。
しかし、そのような社会の変化自体に気づいていない先生方も何割かいらっしゃいます。
大学は象牙の塔であり、何びとも侵すことができない、なんて、思っているわけで。
大学が倒産してから気づいても遅いと思うのですが...