「株式会社 タイムカプセル社」 喜多川泰
10年後の未来の自分にあてた手紙。
その手紙を預かり、指定された10年後に本人に届けるサービスを提供する会社、それがタイムカプセル社だ。
この小説の主人公は、手紙を届けるタイムカプセル社の新人社員、とはいっても40代後半のバツイチ男の英雄。
手紙を受け取った顧客は一様に、不機嫌な様子でそんなものはいらないと言う。
人生に挫折し、未来への希望が持てない状況の中で、日常の中に自分を埋没させている人ばかり。
しかし、そこを説得し、手紙を読んでもらうのが英雄の仕事。
しかし、ひとたび、自分からの手紙を読むと、かつての瑞々しい自分を思い出し、再度チャレンジしようと奮い立つ。
そんなにうまく行くなら、人生楽なもんだ、と言ってしまえばそれまでだが...
しかし、この小説からは、それでもなお、人生への応援歌としての暖かいメッセージを感じるのも確かだ。
何通かの手紙を届けたのち、最後に、英雄自身にまつわる、サプライズが泣かせる。
人生に希望が見つけられずに悩んでいる、全ての人に読んでも貰いたい小説です。
いや、小説というより、真の哲学書と言ってもいいかもしれない。
10年後の未来の自分にあてた手紙。
その手紙を預かり、指定された10年後に本人に届けるサービスを提供する会社、それがタイムカプセル社だ。
この小説の主人公は、手紙を届けるタイムカプセル社の新人社員、とはいっても40代後半のバツイチ男の英雄。
手紙を受け取った顧客は一様に、不機嫌な様子でそんなものはいらないと言う。
人生に挫折し、未来への希望が持てない状況の中で、日常の中に自分を埋没させている人ばかり。
しかし、そこを説得し、手紙を読んでもらうのが英雄の仕事。
しかし、ひとたび、自分からの手紙を読むと、かつての瑞々しい自分を思い出し、再度チャレンジしようと奮い立つ。
そんなにうまく行くなら、人生楽なもんだ、と言ってしまえばそれまでだが...
しかし、この小説からは、それでもなお、人生への応援歌としての暖かいメッセージを感じるのも確かだ。
何通かの手紙を届けたのち、最後に、英雄自身にまつわる、サプライズが泣かせる。
人生に希望が見つけられずに悩んでいる、全ての人に読んでも貰いたい小説です。
いや、小説というより、真の哲学書と言ってもいいかもしれない。
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