書く仕事

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「シュレディンガーの哲学する猫」竹内薫+竹内さなみ

2009年12月12日 18時38分07秒 | 読書


ソフィーの世界のおじさんバージョンってところかな?
私にはやっぱり哲学はわかりません.
たぶん,シュレ猫などという不可解な存在を用いることで,哲学そのものの難解さをシュレ猫の怪しさで覆い隠そうというのか?
ああ,もどかしい.くやしい.
くやしい理由は...
くやしいのは,作者には人間の心とは何かが,どうも(少し)わかっているみたいなのだ.
でも,こっちにはわかっていない.
だから,くやしい.
ただ,作者ももどかしさを感じているように見える.

作者自身,人の心がわかっていても,それを人に伝える明確な術をもっていないのだ.
それが,哲学者の悩みでもあるのだろう.

同じ心の話でも,茂木健一郎さんの話はとてもよくわかる.

自分の心の中で,シミュレーションが出来るからね.
でも,デカルトもサルトルもそれができない.
はっきり言ってちんぷんかんぷんである.

ああ,くやしい.

男coollifeどこへ行く.

哲学に打ちのめされ,仕方なく,茂木健本や立花隆本で自らをなぐさめるしかないのか?


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