「院内カフェ」 中島たい子
久しぶりに嵌りました.
初めて読む作家ですが,図書館で何気なく手に取った1冊.
出会いの運命みたいなものを感じる本でしたね.
自分の想いが相手に通じないと分かった時,人はどうしようもなく苛立ち,それを誰かにぶつけようとする.
でも,後で冷静になって考えてみれば,その状況は,実は逆に自分が相手の気持ちを理解しようとしていないことの裏返しなのだ.
誰にでも想いはある.
でも,人には人の想いがあることを忘れてしまう.
人間は本当に勝手な生き物だ.
ただ,それが分かっていても,自分のパートナーにはどこかで寄りかかっている.
いや寄りかかっているからこそ,想いが通じない怒りが倍増する.
そして何かのきっかけで相手の想いに気付いたとき,二人の想いが通じ合う.
ある大病院の待合室近くに作られたカフェー(イメージ的にはスタバっぽい)での,人々の会話がメイン.
患者,見舞いの人,医者,看護師,幼子を連れた母親,不明な人...
いろいろ重荷を背負った人たちが,病と闘いながら,あるいは大事な人の病に寄り添いながら紡いでいくストーリー.
良いですね.良いですね.
心に沁みます.
こりゃ,中島たい子ファンになりそうな予感.
久しぶりに嵌りました.
初めて読む作家ですが,図書館で何気なく手に取った1冊.
出会いの運命みたいなものを感じる本でしたね.
自分の想いが相手に通じないと分かった時,人はどうしようもなく苛立ち,それを誰かにぶつけようとする.
でも,後で冷静になって考えてみれば,その状況は,実は逆に自分が相手の気持ちを理解しようとしていないことの裏返しなのだ.
誰にでも想いはある.
でも,人には人の想いがあることを忘れてしまう.
人間は本当に勝手な生き物だ.
ただ,それが分かっていても,自分のパートナーにはどこかで寄りかかっている.
いや寄りかかっているからこそ,想いが通じない怒りが倍増する.
そして何かのきっかけで相手の想いに気付いたとき,二人の想いが通じ合う.
ある大病院の待合室近くに作られたカフェー(イメージ的にはスタバっぽい)での,人々の会話がメイン.
患者,見舞いの人,医者,看護師,幼子を連れた母親,不明な人...
いろいろ重荷を背負った人たちが,病と闘いながら,あるいは大事な人の病に寄り添いながら紡いでいくストーリー.
良いですね.良いですね.
心に沁みます.
こりゃ,中島たい子ファンになりそうな予感.