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「そして誰もいなくなった」アガサ・クリスティ

2014年08月27日 09時43分00秒 | 読書
「そして誰もいなくなった」アガサ・クリスティ



何をいまさら.と言われそうな気がしますが...
記憶をたどれば,中学?高校?少なくとも40年以上前に読んだので,ストーリーはほとんど忘れており,逆に,その分,十分に楽しく読むことができました.

アガサクリスティで覚えているのは,「オリエント急行殺人事件」,「アクロイド殺人事件」そしてこの「そして誰もいなくなった」ですが,いずれも従来の推理小説の枠組みを壊す革新的なトリックを採用しています.

今となっては他の作家にまねされて,マンネリ化していますが,当時は,種明かしを読んで,本当にびっくりしたものです.
ただ,上記3冊の印象があまりに強烈だったため,第4の感動を味わいたいと思っていろいろとアガサクリスティを読んだのですが,これらを超えるものは残念ながら見つかりませんでした.
面白くないというわけではないのです.
どの小説もそれなりに面白い.
ただ,最初に上の3冊を読んでしまったのは,残念だったなあと思うことしきり.