「解決まではあと6人―5W1H殺人事件」岡嶋二人
おかしな二人 → 岡嶋二人
というペンネームの由来は有名ですな.
井上夢人,田奈純一という二人の作家の合作です.
以前,「どんなに上手にかくれても」の感想を書きました.
「クラインの壺」というバーチャルリアリティの名作も既読です.
感想はアップしていないのですが,トータルリコールを彷彿とさせる物語でした.
今回の「解決まではあと6人―5W1H殺人事件」は,今までの探偵ものとは一線を画する新しい試みの作品です.
私は好きですね,こういう実験的な作品は.
長編なんですが,5つのエピソードからなる.
一つ一つは,別々の探偵事務所の探偵が主人公となります.
だから,5組の探偵が出てくるのね.
そして,共通しているのは依頼人なんです.
でも,その依頼人が全体の主人公というわけではない.
その依頼人は,ある意図をもって,一つの事件を5つの調査内容に分解して,一つずつ別の探偵事務所に依頼するわけです.
つまり,全体像を知られたくないためですね.
全体を把握しているのは,その依頼人と読者だけっていう仕組み.
最後に全体の謎を解く警官,堀之内君が出てきて,決着をつけるという流れです.
僕としては大変楽しめましたが,ストーリーを左右する登場人物が20名以上出てきて,名前を覚えるのが大変.
人名をメモしながら読むことをお勧めします.
おかしな二人 → 岡嶋二人
というペンネームの由来は有名ですな.
井上夢人,田奈純一という二人の作家の合作です.
以前,「どんなに上手にかくれても」の感想を書きました.
「クラインの壺」というバーチャルリアリティの名作も既読です.
感想はアップしていないのですが,トータルリコールを彷彿とさせる物語でした.
今回の「解決まではあと6人―5W1H殺人事件」は,今までの探偵ものとは一線を画する新しい試みの作品です.
私は好きですね,こういう実験的な作品は.
長編なんですが,5つのエピソードからなる.
一つ一つは,別々の探偵事務所の探偵が主人公となります.
だから,5組の探偵が出てくるのね.
そして,共通しているのは依頼人なんです.
でも,その依頼人が全体の主人公というわけではない.
その依頼人は,ある意図をもって,一つの事件を5つの調査内容に分解して,一つずつ別の探偵事務所に依頼するわけです.
つまり,全体像を知られたくないためですね.
全体を把握しているのは,その依頼人と読者だけっていう仕組み.
最後に全体の謎を解く警官,堀之内君が出てきて,決着をつけるという流れです.
僕としては大変楽しめましたが,ストーリーを左右する登場人物が20名以上出てきて,名前を覚えるのが大変.
人名をメモしながら読むことをお勧めします.