ガリレオシリーズの第1弾
「予知夢」と「容疑者Xの献身」を読んどきながら,まだこれを読んでなかったので.
科学ネタをトリックに使った,本格的な短編推理小説になってます.
ストーリを述べても仕方ないので省略.
東野さんは大阪府立大の電気工学科出身なので,理系の専門知識は豊富ですね.
だから,プラズマだのレーザー光線だの超音波だのが,知ったかぶりじゃなくて,身についた知識として感じられる.
難しい内容も,本当にわかっている人が書くと,こんなにわかり易く表現できるという好例ですな.
大学の先生も,難しいことを難しく教えるんじゃなくて,優しく教えるテクニックを学ばなければいけないと思いました.
当分,私の中で東野ブームは続きそうです.