書く仕事

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信念のない人生

2009年10月18日 14時09分43秒 | 日記
考えてみると,私のこれまでの人生,「信念」という言葉とは無縁だった気がする.

常に流されて生きてきた.

最初は大学受験のときかな?
あこがれていたα大学は,圏内ぎりぎりだったけど,当然リスクあり.
しかし,地元のβ大学は安全圏内.

リスクを犯して浪人するのはいやだったので,日和見でβ大学へ.

就職は,何の考えもなく,大学の推薦する企業だけ(1社のみ)を受けて,そのままその会社へ.

再就職は,肩をたたかれていた時に,ちょうど大学時代の恩師がいた,今の大学への誘いにに乗ってそのまま再就職.

最初の職場でもいくつか転機らしい機会はあったけど,ニ者択一の機会は常に安全な方を選んできた.

一切のリスクを避けた人生だったと思う.
自分に信念なるものがあり,それに従っていたら,おそらくそれは安全パイを引く道とは異なった人生になったろう.
もし,あの時別の道を選んでいたらどうなったろう?と思うことはよくある.

でも,不思議と,後悔はない.

結果的ではあるが,常に正しい選択をしてきたという確信がある.

リスクを犯して,もう一方の選択肢を選んでいたら,今より良い人生を送っていたという気は決してしないから不思議である.

考えてみると,そんな浮き草のような生き方をしてきて,こんなに満足感が得られているということは,ひょっとしたら,私はものすごく運の良い人間なのだろうか?

それとも,単なるお目出度い人間なのか.

かみさん,子供たち,前の会社,今の勤務先の大学,出身大学の同期の友達,オケの友達,皆に感謝したい.
同時に,社会に何か恩返しをしたいなあという気持ちが強くなっている.

たまたま,それに近い仕事を頼まれると,うれしくなって,つい頑張ってしまう.

かみさんに言わせるとそんな時間があったら,家事を手伝ってほしいと思うのだろうけど.

こんな,亭主をもってしまったこともまた,かみさんの人生ではあるのだけどね.