書く仕事

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「B型自分の説明書」Jamais Jamais

2008年12月08日 22時08分23秒 | 読書



「B型自分の説明書」はよく売れましたね.
今までの血液型の本って,「あなたの性格はこんなですよ」という書き方で,それを読んで「そうそう」と頷くのは,その血液型の人だけで,違う血液型の人が読んでも,「???」って感じですよね.
でも,この本は,違う.
まず,本を書くスタンスが,その血液型本人の考え方を痛快に代弁している.
「私ってこんな人間なんです」
明らかに,他の血液型の人に,B型を啓蒙する立場で書いている.
これが受けた.
誰に受けたかというと,まずB型自身に受けた.
B型の私が言うんだから間違いない.

今までの,血液型本は,何だか読んでて気分が悪い.というのは,B型さん,あなたはこんな人間だから,人に嫌われるんですよ,みたいなね.ちょっと極端な言い方だけど,そういう風に読める.
でも,この本を読むと,自分が世の中に対して感じている違和感みたいなものを的確に言い当てていて,爽快です.
そうそう,俺も,世の中のそこが気に入らないんだ.うんうん,となる.
わが意を得たりって気持ちになるんですね.
さらに,他の血液型の人が読んでも,そうか,B型の彼はこんな風に世の中を見ていたんだね,というのが本当によくわかる.

後に出た,「AB型自分の説明書」を読んだときに,反対の立場からそう思いました.
かみさんがAB型なのでね.
すごく参考になりました.

このシリーズ結構良い線行っていますね.