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今、日本のポップカルチャーが世界でどのように受け入られ影響を広げているのか。WEB等で探ってその最新情報を紹介。

日本発ポップカルチャーの魅力01:初音ミク

2010年12月17日 | マンガ・アニメの発信力の理由
いま日本で初音ミク現象というべきものが起きており、日本のポップカルチャーに関心のある世界中の人々からも熱い視線をあびている。初音ミクになじみのうすい方は、まずこれを見てほしい。

東京ITニュース 初音ミク コンサート Hatsune Miku Live
東京ITニュース 初音ミク 高まる人気 Hatsune Miku boom

その上で、ひとつだけ初音ミク(Hatsune Miku)のライブの映像もご覧いただこう。ともに踊っているのは巡音ルカ(MEGURINE LUKA)だ。

Magnet Live in HD (1080p 1920 x 1080)

ホログラムではなく、舞台上の透明板に背後からプロジェクターで映し出されているが、とても立体感のあるリアルな映像だ。舞台上に実際に存在するかのバーチャルアイドルのライブにこれだけ熱狂する時代が来たのだ。映像のクオリティーが高く、歌やダンスもクールで、何度でも見たくなる。私にはこれが、恐ろしく画期的な現象に感じられ、胸が躍るようだ。ポップカルチャーの新しい局面がここに開かれたのだ。日本発のこの現象は急速に世界に広がっていくだろう。これらの映像に世界中から寄せられたコメントを読んでいるとそれがよくわかる。

「日本人だけが楽しんでいて世界にシェアしないのはずるい」、「私の国でも、ぜひツアーを組んで」、「このコンサートを見に日本に行きたい」、「世界のメインの言語が英語ではなく、日本語だったらよかったのに」、「日本人に生れていればよかった」‥‥こんなコメントが溢れかえっているのだ。ヴァーチャルアイドルのライブ映像に衝撃を受け、これらについての情報を渇望している様子がじかに伝わってくる。また、ミクやレン、ルカのコスプレ映像も、世界中から投稿されている。


さて、日本のマンガ・アニメの発信力の理由を仮に五つに整理した。初音ミク現象は、マンガ・アニメの枠に重なる面はあるが、はみ出している面もあるので、タイトルは「日本発ポップカルチャーの魅力」とした。マンガ・アニメだけでなく日本のポップカルチャー全体に、下の五つの特徴は当てはまるだろう。

①生命と無生命、人間と他の生き物を明確に区別しない文化、アニミズム的、多神教的な文化が現代になお息づき、それが作品に反映する
②小さくかわいいもの、子どもらしい純粋無垢さに高い価値を置く「かわいい」文化の魅力
③子ども文化と大人文化の明確な区別がなく、連続的ないし融合している
④宗教やイデオロギーによる制約がない自由な発想と表現と相対主義的な価値観
⑤民族や言語、階級などによって分断されない巨大で知的な庶民を基盤にする

このそれぞれを、これからはできるだけ具体的な作品や現象を取り上げながら、検討していきたい。今日は、その手始めに初音ミク現象を取り上げてみた。初音ミク現象は、上の①や②に関係が深いと思われる。次回は、この点をもう少し掘り下げてみたい。

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