風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

『ドン・キホーテ』 パリ・オペラ座バレエ団 @東京文化会館(3月16日)

2014-03-16 23:55:22 | バレエ



楽しかった~~~~(*^_^*)
やっぱりドンキ大好き!!

キトリ役がミリアム→リュドミラ→マチルド・フルステーと二度も変更になったのでどうなることかと思ったけれど、フルステー、派手で情熱的でとってもよかった。
さぁ私を見なさいなオーラいっぱいで。でも貫録がありすぎることもなく、おきゃんな可愛さもあって。
扇子の使い方もキレがあってカッコよかったなぁ(あのザッていう音、わくわくする)。
この赤い衣装も、彼女の勝気そうな顔立ちによく似合っていました。
とまぁそういうダンサーなので、二幕のドルシネアはふわふわ感が今ひとつでしたが^^;。この方、オデットやジゼルは似合わないかもしれませんねぇ。でもドンキはキトリな場面が殆どなので、ノープロブレム!

バジリオ役のマチアス・エイマンが、また素晴らしくて。。。
一見プレイボーイ風だけどとても優しくて。
難しそうな振りも楽々こなしていて、跳躍もふわっと軽くて、この人の踊り、品があって好きです^^
でもってエイマン、なんて可愛い顔で笑うの。。。カテコのときもとっても嬉しそうで、あなたが嬉しいなら私も嬉しいよ、と思ってしまった。

とにかく二人とも華と色気があって、やっぱり主役はこうでないと
二幕の森の中でのイチャつきも、熊哲&佐々部さんは可愛らしい感じであれも好きだったけど、こちらはエロくて素敵だった、笑。
踊りも、時々「ん?」となっても、二人ともしっかりした実力があるのがよーく分かるから、安心して観ていられました。
黒髪もラテンぽくてよい。

一方、エスパーダ(ヴァンサン・シャイエ)とメルセデス(サブリナ・マレム)は、なんというか、地味でした・・・
シャイエは外見は悪くないのだけれど、踊りに華がないというか、どうもお行儀が良すぎて。。。
宮尾さんのときも書いたけれど、エスパーダって主役を食っちゃうくらい俺様でいいと思うの。
ああ、舞台を制すような華のある色男エスパーダが見てみたい。。。年末のボリショイはどうなのかしら。でもジャパンアーツはエコノミー券がないからなぁ。。。

オペラ座は、衣装やセットもセンスがよくて素敵ですねぇ。
期待していた闘牛士の衣装は、一幕の緑&赤は昆虫みたいで微妙でしたが、三幕の方はなかなかお洒落でよかった。
ジプシー達の衣装も、ああいうくすんだ色合いが向こうのダンサーは似合いますよねぇ。日本人だと地味になりがちだけれど。ジプシーの振付も、エロくてにやにや。こういうの、やっぱり日本のバレエ団より自然にこなしますね。
最後は群舞でハッピーにエンド(ヌレエフ版)。

今回は初5階席でしたが、2列目だったので全く問題ありませんでした。どうやら1列目じゃなければ、私の高所恐怖症は発症しないらしいです。
サイド席でも踊りはほぼ全部見られたし、6000円で大満足。NBSのエコノミー券、貧乏人の強い味方です。

そして海外バレエ団の来日公演を観る度に感じるのが、やっぱり熊哲って稀有なダンサーなのだな、と(42歳なのに!)。今回もしみじみ。
バヤが楽しみです♪

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする