こんにちは
小林自動車のブログへようこそ
これは、
ボンバルディア（Bombardier Inc）のエンジン
ROTAX（本国サイト）です。
カナダのメーカーですが
主に有名なのは飛行機を作っている会社・・・っというイメージが強いと思います。
ROTAXエンジンを積んだウォータークラフトですが
エンジンをかけると異音がする・・・
という事で入庫。
まずエンジン単体のチェックをしました
といってもｽｸﾘｭｰ・ﾌﾟﾛﾍﾟﾗ・ｴﾝｼﾞﾝをすべて外して
エンジン単体のテストです。
それでエンジン本体のみをチェックしたら
エンジン自体に異音が無い事から。
クラッチ・ドライブ系統にトラブルを抱えている様子。
サビと固着により、シャフトを外すのも一苦労。
エンジンとシャフトを一緒に釣り上げて作業します
***吊り上げの様子***
***新品のドライブシャフト***
部品はエンジンマウント全て・ドライブシャフト及びベアリング系統・リングやクリップ等を発注しての作業です。
関連部品も含め多数発注しましたが、
いくつかの部品は本国からの発送になるため数週間かかると連絡があったため、
研磨して再使用・加工して修正等、
ある程度の手間が増えるのは覚悟しての整備。
配線やコネクター・ホースやパイプは全部はずしての作業。
機構や装置が特殊ですので整備解説も発注したけれど
特別な教育を受けた者にしか出せない旨・・・
仕方がないから本国の英語版解説書で英語読解！！
フランス語とかドイツ語じゃなくてよかった・・・
日本語ならもっと良かった・・・
大学時代に英語が大の苦手だったスタッフが、
蛍光ペンとPC使って翻訳してくれました。
作業が成功したので誤訳は無かったと思います。
スタッフに支えられて存在することを痛感
エンジンマウントも交換です、
せっかくなので新品と比較。
左が外したもの・右が新品
ゴムは切れていませんが、
形の歪みと上面の鉄板が変形していますので交換して正解です。
しかしマウントの取付は調整が必要、
間違うとエンジン回転の中心を取れなくて異音や揺れ・故障に直結してしまう。
二人掛りで位置決めをして
調整位置にズレの無いよう取り付けます。
かれこれ丸々二日間と残業たっぷり
のべ人数３人でくみ上げたSEA-DOO
GTX 4TEC SC
ためしにエンジンを駆けたら異音は消えていました。
ホッとした整備でした
長文にお付き合いいただきありがとうございます。
数日間だけ船舶修理屋になった日記でした
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・・・・・小林自動車でした・・・・・
