United Minds (Strikes Back)

2013年に解散した電子音楽ユニット、SpiSunのWeblog“United Minds”跡地

今日は一日“サッカー音楽”三昧 セカンドステージ 〔by ラウド〕

2013-05-04 10:00:00 | Football
 いよいよです。いよいよですぞ、皆さん。
今日は一日サッカー音楽三昧 セカンドステージ
 2010年に私を含むサッカー音楽ファンを熱狂の渦へと巻き込んだあの番組が、3年ぶりに帰ってくるのです!
 前回は、司会の倉敷氏にメールを取り上げていただき、「ミカ・ラウド」というHNが彼のあの声で読んでもらえるというまさかの事態に大興奮しました。
 当時の様子は、追記部分を含めこちらを参照してください。
 私は、サッカー選手とロックスターを混同するような夢をよく見ます(例えば、ロベルト・バッジオがライブをしていたり、ポール・ウェラーがトットナムの入団会見をしているような)。自分の中で、フットボールとロック・ミュージックは同レベルでのリスペクトの対象であり、人生に欠かせないものとして自分の中で同居しているという事の何よりの証左だと思います。

 というわけで、今回も独自にフットボール音楽を選出してみました。
 選曲基準は以下の通り。
①私が所有している曲、もしくは思い入れのある曲。
②前回の放送、及びこのブログ記事で選出されていない曲(例外あり)
③前回のこのブログ記事で選出されていないアーティスト(例外あり)
 放送及びこのブログの記事で有名曲はあらかた出し尽くしてしまったので、かなり無理矢理感が強いです。どうぞご了承ください。その分、自分の趣味色が色濃く出たかもしれません。



#1. Setting Sun 〔The Chemical Brothers feat. Noel Gallagher〕

 我らがジェフユナイテッド千葉の、今年の選手紹介時のBGMがこれ。ケミカル・ブラザーズとノエルの共演でも話題に。もう一曲のコラボ「Let Forever Be」と共に、The Beatles「Tomorrow Never Knows」の影響も色濃いセンセーショナルなナンバー。


#2.  This is Radio Etienne ~ Only Love Can Break Your Heart 〔Saint Etienne〕

 1stアルバムの冒頭2曲を勝手にメドレー化。BBCサッカー中継オープニング曲のサンプリングから、ニール・ヤングのカヴァーのハウス風ピアノイントロに繋がるのがたまらなくポップでお洒落。


#3.  春の歌 〔Spitz〕

 2005年辺りに、中田英寿出演のアクエリアスのCMで流れていたのが印象深いです。スピッツらしくない張り詰めた格好良さもあり、スピッツらしい優しさもあり…つまり名曲。彼らの曲の中では一番スポーツ向きだと思っています。


#4.  Blue Day 〔Suggs & Co. feat. The Chealsea Team〕

 前回の放送でしっかり流された、Madnessフロントマンによる公式チェルシー賛歌。それ以降にCDを購入したので、例外的に選曲。
 ビートリーな曲調とアレンジに思わずピースサインしたくなります。チェルシーのプレミア優勝時にスポットが当たらなかったのが残念。


#5.  Hey Dude 〔Kula Shaker〕

 WOWOWのサッカー中継テーマソングだったらしい。UKロックにインド音楽を融合させた彼らの代表曲でもあります。フロントマンのクリスピアン・ミルズはアーセナルのサポーターとしても有名。


#6.  Fight for a Win 〔Pacifists feat. Kenji Jammer〕

 Jリーグ開幕直前に、オリジナル10のクラブには公式応援ソングが用意され、それぞれシングルCDとして発売されました。我がジェフユナイテッド市原のサポートソングは、UK在住のケンジ・ジャマー(鈴木賢司)が制作したデジタルロック。チャント調のメロディが格好良く、英国フットボール色が強くて好きでした(当時は海外サッカーを知りませんでしたが)。現在でもフクアリでの試合後に流れるなど、ジェフサポーターにはとても馴染み深い曲。


#7.  Kickabout 〔Teenage Fanclub〕

 96ユーロのコンピレーションCDから。ネタ元が安直で申し訳ないですが、前述のBBCサッカー中継曲にも通ずる英国の大衆感が満載。チャントとしても使えそう。


#8.  The Great Escape 〔The England Supporters Band〕

 わざわざ書くまでもないですが、タイトル通り名作映画『大脱走』のテーマソング。チャントとしても世界各国で定番に。我が千葉では、リードして勝利がほぼ確定した終盤に歌われています。これを歌っている時はチームが好調な証。
 ここでは、98年フランスワールドカップのイングランド代表公式応援歌版を採用。軽快な打ち込みリズムとシーケンスがポップな印象を与えるこのバージョン、実は日本人にはセリエAダイジェストにおける中田英寿のテーマソングとして御馴染み。ペルージャ時代、世界に衝撃を与えた大活躍を見せた若き日の中田ヒデの、上り調子なイメージがこの曲に染み付いています。


#9.  Rain or Shine 〔ミッシェル宮澤〕

 ここでビックリ枠。元ジェフユナイテッド市原のDFであり、現在は解説者として大活躍中の宮澤ミシェルが現役時代に発表したシングルのタイトルチューン。時はJバブル真っ只中の1994年、時代の徒花感が拭えませんが、何の違和感もない達者なヴォーカルが楽しめます。世界的なアコーディオン奏者である彼の父(フランス人)の遺伝子は伊達ではなさそうです。そういえば娘さんもアイドルグループ(乃木坂46)のメンバーらしいですね。何だかんだで芸能一家なのかも。
 サウンド的にはミドル90'sのJ-Pop丸出しな、ディストーションの効いたギターが鳴る打ち込みサウンド。個人的には仲間達との戦いの日々を歌ったカップリングの方がサッカーっぽくて好きです。
 自分はこのシングルを発売当時に買ったのですが、その10年後に友人Fの伝手でサンプル盤まで入手してしまいました(内容は全く変わらない)。こんな人間が私以外にいるのでしょうか…更なるエピソードとしては、このシングルのコンポーザー・アレンジャーであるHaward Killy氏(日本人)を前職時代に実際に間近でお見かけしました(勤務先のイベントに出演)。


#10. Doin' it 〔Wagner Love〕

 ドイツのポップR&Bバンド。Maroon 5を髣髴とさせるサウンドで一時期ヘヴィオンエアされていました。私も大好きな曲ですが、これ以降のリリースが確認できないので一発屋扱いされているのが悲しい。
 今回の選出ポイントはそのバンド名です。現在CSKAモスクワ所属のヴァグネル・ラヴと全く同じ。しかしこれは意図したものではなく、偶然の一致だったとか。クラシックの大作曲家であるリヒャルト・ワーグナーはドイツ出身ですから、特に不自然な点はありませんね。


#11.  Driving South 〔The Stone Roses〕

 Led Zeppelinと化した2ndからのハードなナンバー。イアン・ブラウン、ジョン・スクワイアは共に熱狂的なマン・ユナイテッドのサポーター。同郷の後輩Oasisとはフットボール・クラブに関しては真逆でした。
 解散したバンドの再結成を「シティの優勝くらい現実味がない!」とマニが笑い飛ばしていたのは有名ですが、実際に昨年は土壇場でマン・シティが劇的なプレミア優勝。そしてそれがきっかけではないでしょうが、まさかのローゼズ再結成。そんな素敵エピソードと共に語られるべき一曲です。


#12. タマシイレボリューション 〔Superfly〕

 個人的に曲が好みかというとそうでもないのですが、2010年南アフリカワールドカップにおける日本代表の大躍進を象徴する一曲なので、外すわけにはいきません
 NHKのテーマソングから早々に外されたのが謎ですね。日本代表の公式応援歌だったらしい某国民的男性グループの曲を完全に食ってしまったからでしょうか。やっぱりサッカーソングはこれくらい熱くて勢いがあった方がいい。


#13. Revolution 〔The Beatles〕

 前回の記事でいただいたコメント(独眼竜さんからのものです)にて、サッカー中継で使われていることを知ったこの曲。今回それで思い出したのが、私達スピサンもこの曲をサッカーソングとしてカヴァーしていたという事実。
 とても個人的な話になりますが、我々はワールドカップ開催の年にはサッカーをテーマにしたアルバムを制作しておりまして(フランスからドイツの時まで)、実は2002年にこの曲を馬論ヴォーカルで収録していたのですね。その二点から今回選出。


#14. Jack's Heroes 〔The Pogues & The Dubliners〕

 90年イタリアワールドカップに出場した、アイルランド代表の公式応援歌。それを歌う2グループはこれ以上ない最高の人選ですね。2002年は大挙して来日し(幕張キャンプ、私も行きました)、チームの泥臭くも熱き戦いと共に好印象を残していったアイルランド・サポーター、その想いを代弁した泣ける歌詞。ちなみに「Jack」は当時のアイルランド代表監督であるジャッキー・チャールトンの事。


#15. 明日へ蹴り出せ 〔DEEN〕

 DEENが高校選手権決勝で敗北した大迫勇也(当時は鹿児島城西高校)に捧げた一曲。サッカーには勝者だけではなく敗者も存在する。それを忘れてはいけません。そんな苦い経験をした者達へ送る名曲。
 ちなみにDEENのサッカーソングといえば東京ヴェルディ公式応援歌の「Strong Soul」ですが、現在我らがジェフとJ2で戦うライバルなので選出していません。そもそもヴェルディと同一カテゴリーにいる時は聴かないようにしている徹底ぶり。


#16. Going Underground 〔The Jam〕

 彼らを代表するシャープなヒット曲。ポール・ウェラーはチェルシー・サポーターとして知られています(地元のフットボールクラブはお気に召さなかったのでしょうか)。何といってもフーリガン・ムービー「Football Factory」の衝撃的なラストシーンで流れた時のインパクトが大きかったですね。


#17. Three Lions '98 〔Baddiel, Skinner & The Lightning Seeds〕

 前回と同一曲の選出となりますが、今回はヴァース付きで歌詞も違う98年版なのでバージョン違いという事で…それだけ名曲なんですよ、これは。


#18. 冬のライオン 〔沖田浩之〕

 ラストは、世界的サッカー作品である『キャプテン翼』の、土田プロ版アニメ第一期エンディングテーマで〆ましょう。突き放すようなヒロ君のセクシーなヴォーカルと、Deep Purple「Black Night」のリフにそっくりなフレーズが飛び出すハードなギターがクールな曲。個人的には、この曲のモデルは日向小次郎だと思っています。

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2 コメント

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Unknown (今年は16番)
2013-05-06 23:35:02
素敵な番組を教えていただき、ありがとうございました。
当日はフクアリで関東大学サッカーを観戦しながらラジオを楽しみました。(ジェフの試合ではないので緊張感もなく(笑))
Fight For a Winがかかった時はニヤニヤしてしまいました。
サッカー関連の素敵な楽曲はまだまだあるので、是非サードステージを期待したいですね!
Unknown (ミカ)
2013-05-30 01:08:20
>>今年は16番さん
お返事遅れてすみません。こんなブログでも何かお役に立てる日が来るとは!光栄です。
山本浩氏が出てきて開幕当時の話をしながらJ絡みの局をかける時間は面白かったですね。今回ジェフ関係でかかった曲はあれだけでしょうか…。
自分は今回は消化不良の面もあったので、是非サードステージ開催を希望します!
今週末は健太郎の古巣と対戦ですね。昇格戦線に生き残るためにも頑張りましょう。

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