スローな生活 in富良野

富良野の陶芸家 恒枝直豆 
楽葉窯のブログです。
備前の土を富良野で焼きながら
マイペースに過ごしています。

大地に生える気

2005-12-09 | 個展 グループ展 気になる展覧会
先日の「千の湯呑展」で一緒に参加した旭川の陶芸家 工藤和彦さんは北海道上川郡剣淵町の福祉施設西原学園でも少し指導している関係で、社会福祉の視点とアートについて考える機会が多いらしく、今回の「千の湯呑展」と同時開催で西原学園の方の絵画作品も同じフロアーで見ることができた。
落書きではなく、精密でもなく、その線は伸びやかで 絵画のことはよく分からない私ですが、素直に顔がにこやかになってくる作品に、福祉施設の中という意識を忘れていました。

その工藤さんはもう少し突っ込んだ活動をしていて、今度はアートディレクター工藤和彦だそうです。面白そうなのでご紹介します。

独立行政法人福祉医療機構助成 障害者アートディレクター公募展事業
「大地に生える気」
砂沢ビッキ 猪風来 村井崇 藤野公一 「無限抱擁」 日富学

期間:2006年2月11日~3月30日
  午前10時~午後5時 (休館日 月曜日)
会場:ボーダレス・アートギャラリーNO-MA
    滋賀県近江八幡市永原町上16 tel 0748-36-5018
http://www.hukusi-shiga.net/jigyoudan/index1.html
観覧料:300円

大地に生える気 ~風土を愛することがアートを育てる~
 人間にとって偉大な存在である自然は、生命の根源であり、気(エネルギー)そのものです。古今東西、土地の風化によって、様々な文明、文化が発展してきました。同じように、アーティスト達も自然から多くを学び取り、独自の世界観を確立してきました。
しかい、近年、価値観の変化や流通が発展していく中で、画一的なものが増え、「この大地でしか出来ないもの」が失われつつあります。様々な社会では、より、ローカルなものの価値の方が高いように感じてなりません。
世界を視野に考えたとき、日本人にとってアイデンティティーは、やはり、風土にこそあるのではないでしょうか。
今こそ、どっぷりと風土につかって、大地から湧き出てくるエネルギーに身を任せてみることを提案したいと思います。

オープニングイベント「樹と気の出会い」
 2月11日午後1時より (入館料にて参加できます)
 河上寛さん(砂沢ビッキ作品の収蔵、展示するエコミュージアムおさしまセンター館長)と共に、砂沢ビッキ1987年制作の「樹華」を組み立てるイベントです。作品を通じて、故砂沢ビッキと対話できる貴重な体験となります。

ワークショップ 「つくろう!縄文オブジェ」
 2月12日午後1時から (定員20名 参加費:2000円観覧料と材料費焼成費含む、送料別途 要予約 先着順 )
 猪風来さんに縄文造形の魅力、制作のポイントを聞いた後、粘土で縄文オブジェを作りましょう。作品は乾燥後に後日、猪風来さんに野焼きしてもらいます。いざ!縄文時代にタイムスリップ。

トークイベント 「ビッキを語る」
 2月12日午後3時30分より (定員40名 参加費無料 野間清六邸(ギャラリーNO-MAの向かい側)
 河上寛さんによるトークイベント。
 生前の砂川ビッキに木材を提供するなど、公私に渡り支えた河上さんが、北海道北部の音威子府村の暮らしや風景を交えて、自然と対峙したビッキについて深く語ります。


恒枝直豆 個人的に興味深いです 

仕事場も 冬仕様

2005-12-09 | お仕事は陶芸
夏場に使っている元音楽教室は昭和初期の建物なので天井には断熱材が入っていません。先日のマイナス18度の寒波のせいで、札幌から帰ってくると粘土も凍っていました。
冬は断熱材の入っている元公民館のスペースに移動します。夏の元音楽室は窓が大きくて気持ちよかったのですが、冬は暖かいこちらに移動です。ここは くもりガラスなので外の様子がよくわからないので冬だけにしています。

ここは畳なので粘土で汚れないようにコンパネとカーペットを重ねた後に机や棚を設置します。
それまではナオミチは(外犬なので)出入り禁止だったのですが、これからは仕事の間は喜んでついてきて、ストーブの近くで休んでいることでしょう。

これからはお客さんは ほぼ来ないので、静かな冬の始まりです。