ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

週間環境ニュース:061210-061216

2006年12月16日 | 週間ニュース:ピックアップ
●(経1216企業9)経済産業省と国土交通省は15年度までに乗用車の燃費を
平均23.5%改善するようメーカーに義務付ける新基準を導入,意見募集
へ,燃費表示も渋滞加味し変える

●(経1216経済4)金融審議会は公認会計士が粉飾決算などの不正を発見した
場合,金融庁に通報を義務付ける方針を固めた,08年度導入目指す

◎(経1215夕刊18)世界気象機関(WMO)は06年の世界平均気温が61-90
年の平均気温14度Cより0.42度高く1861年以降の観測史上6番目
の高さになる見通しと発表

●(経1214国際9)EUは化学物質の安全性評価などを企業に義務付けるRE
ACH規制案を可決,18日の環境相理事会で正式導入を決定へ,来年6月
施行

◎(経1214全面広告40)キヤノンは使用済みカートリッジのリサイクルで屋
久島の面積の<森林の>年間吸収量に相当する約24万トンの二酸化炭素排
出を削減と全面広告<全体排出量が不明の不完全情報>

●(刊1213環境13)環境省は不法投棄と環境処理事業の実態をまとめた,リ
サイクル法の施行で不法投棄は40%増,内家電品は倍増など<懸念された
とおりの結果、購入時に処理費用を徴収しないため>

◎(経1213社会42)米国立大気研究センターなどの研究グループは地球温暖
化で40年夏には北極海の氷が消滅すると予測,従来の予測より30年早ま


●(経1213国際7)中国吉林省は電力会社58社に対しSOXやばいじんの排出
量削減を義務化,排出権取引容認,広東省と香港は排出権取引を来年から試
験導入

●(刊1212環境13)米ダウケミカルは2015年までに全製品に関する詳細
な安全情報を公開,REACHにも対応,06年度からまず30製品

○(刊1212特別企画6)グリーンフォーラム21はNECの環境活動を紹介,
ITでエコを提唱,2010年に環境負荷「実質ゼロ」を目指す<物理の法
則にかなうのか>

エコプロダクツ2006

2006年12月15日 | 雑感
最新の環境技術や製品などに関する情報を学ぶ場の一つとして毎年見学しています。

第1回から見学していますが、年毎に出展者も入場者も増加の一途を辿り、民生関係の主だった企業はほぼ全て出展しているように見受けられます。又、小学生から中学生の見学も年毎に増え、教育の場でも環境に関する取り組みに時間を割いていることが判ります。又、今年は大学の出展も増えているようでした。

ちょっと堅い話をすると、ISO14001の4.4.3「コミュニケーション」の最後のくだりに、「著しい環境側面について外部コミュニケーションを行うかどうかを決定し,行うと決定した場合はその方法を確立し,実施すること。」が求められています。これに関連して、規格の定義によれば、環境影響には「有害な環境影響」と「有益な環境影響」があるとされているので、ここでは環境に有益な影響についてだけ考えることにします。

エコプロダクツ展に出展されている技術や製品は、何れも環境に可能な限り有益な影響を及ぼすように研究された製品やサービスであり、規格の言葉に置き換えていえば、「環境に著しく有益な環境影響を及ぼす環境側面(活動や製品)の外部への情報発信(コミュニケーション)の場だと言えます。従って、出展者のISO14001の取り組みの中で、エコプロダクツ展への出展が、4.4.3の外部への情報発信の一つとして計画されているはずです。

今回特に注目した技術は、写真に示されている日産自動車のブースに展示されていたコンセプトカー(?)のインパネ表示です。

最近は、カーナビ装備が一般化していますが、相変わらずインパネとは別の場所に設置されています。そのため高速走行時に運転者がカーナビを操作し始めるとはらはらしますよね。

液晶表示型のインパネで次のような設計にしてほしいと予てより思っていました。通常の速度やエンジン回転数を表示でき、ハンドルにあるボタンを操作するとカーナビ画面に切り替わり、速度や回転数はバー表示に切り替わりカーナビ画面を邪魔しない。しかも操作は音声認識です。そうすれば常に前方を見ながら操作出来ます。
写真のインパネはそこに向けた試みの第一歩のように思われました。

30年後には関東平野が水没する?

2006年12月14日 | 温暖化/環境問題
日経新聞12月13日朝刊の社会42面で次のように報じている。「米国立大気研究センターなどの研究グループは地球温暖化で40年夏には北極海の氷が消滅すると予測,従来の予測より30年早まる」と。

これに関連してかなり前から多くの報道がされている。例えば、2004年9月の『サイエンス』誌ウェブサイトに発表された論文では、「南極大陸西側のアムンゼン海に流れ込む6つの氷河がこの15年間で流れの速度を上げており、しかもそのペースが最近になってさらに速まっているとしている。その中でも最も速いパインアイランド氷河は、1日約5.5メートルのペースで流れており、地球上で最も動きが速い氷河のうちに数えられるまでになっている。この速度は、1970年代と比べると25%も上がっている。」と報じていた。当然、他の氷河や棚氷でも以前より早く溶け出していると報じられていた。

国連の機関であるIPCC(気候変動に関する政府間パネル)の資料では、温暖化により海水面は2100年までにさらに100センチ上昇する可能性があり、そうなると高水位線がおよそ90メートル内陸に移動し、フロリダ州やバングラデシュ、マンハッタンの大半でさえ水に浸かることになると言われている。

しかし、このシナリオは、グリーンランドや南極の巨大な氷床が今の状態を保つという仮定に基づいている。すなわち温暖化による水の体積膨張による海面水位の上昇のみを計算しているのだ。
溶け出した水の量も考慮するとどうなるか。プリンストン大学のマイケル・オッペンハイマー氏によれば、グリーンランドや南極西部[ウェッデル海から西、ロス海から東の部分]の氷床がもし融解するようなことになれば、海水面は12メートル以上上昇すると予測されている。

世界水没地図をご存知だろうか。URLは<http://flood.firetree.net/>。例えば、日本の関東地方を表示し、左上の海面水位を12mにセットするとどこまで水没するかが表示される。

あと30年でこの事態がやってくるとの予測である。予測は、種々の仮定の基に計算するので、予測どおりになるとは断定できないが、何よりも一刻も早く温暖化にブレーキを掛ける必要がある。

2005年度のCO2排出量は、前年と比較して工場等の産業界は微増、運輸部門は0.6%減であったが、オフィス部門が3.1%増、家庭部門が何と4.5%増であったという。90年度比でマイナス6%という約束を実現するのは、日本は今年度の排出量から14.1%の削減が必要になる。

個人に環境への取組を強制することは不可能だ。だが、温暖化を抑制するためには個人一人ひとりのライフスタイルを変えてゆく必要がある。「こまめに電気を消す」、「家電製品などの購入に際しては省エネ製品を選ぶ」、「冷暖房の温度を調整する」、「シャワーや水道を流しっぱなしにしない」などの他にも工夫の余地はまだまだ十分あるはず。

図は、気象庁の海洋診断表から、1979~2005年における北極域の海氷域面積の年最小値の経年変化の図を引用した。北極海ではより顕著に海氷域が減少する傾向にあるようだ。

廃棄物データシート(WDS)関連情報

2006年12月13日 | 法改正など
近年、産業廃棄物の処理過程において、有害性等の廃棄物情報が排出事業者から処理業者に十分に提供されないことによる爆発等の事故や、有害物質の混入等が課題となっていた。例えば、以下の事故例が参考例として公開されている。

事例1:
廃棄物中に塗料が含まれていたため、破砕中にシンナーに引火し発火した。
事例2:
汚泥を混合していたところ、マグネシウム粉が混入していたため、汚泥の水分と反応して発火した。
事例3:
過酸化水素を含む廃アルカリをタンクローリー車で運搬中、安定剤が含まれていなかったため、過酸化水素が分解してガスを発生し、ハッチが飛んで廃アルカリが飛散した。
事例4:
廃アルカリを中和していたところ、突然ガスが発生したため、作業員が避難した。原因を調査した結果、廃液にシアン化合物が混入していたことが明らかになった。

こうした事故を防ぐには、排出者が、含有している物質を表示する、廃棄物の性状、含有物、取り扱い上の注意事項などの情報を処理業者へ提供する必要がある。

これに関連して、廃棄物処理法の施行規則が改正され2006年7月1日施行された。その要点は、排出者が処理業者と取り交わす産業廃棄物の処理委託契約書に含まれるべき事項として、以下の項目が追加された。
イ 当該産業廃棄物の性状及び荷姿に関する事項
ロ 通常の保管状況下での腐敗、揮発等当該産業廃棄物の性状の変化に関する事項
ハ 他の廃棄物との混合等により生ずる支障に関する事項
ニ その他当該産業廃棄物を取り扱う際に注意すべき事項


また、産業廃棄物の処理を委託する際に情報提供が必要な項目や契約書に添付できる廃棄物データシート(WDS)の様式例をとりまとめた「廃棄物情報の提供に関するガイドライン」が環境省により策定されました。(http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7092)

ISO14001を運用し、産業廃棄物を排出している組織ではこの法的要求事項を法規制登録簿などに追加しなければならない。更に、契約書の更新時や産業廃棄物の内容が変更になるときは、この規制に沿った対応が必要となる。詳しくは、廃棄物処理法施行規則第8条の4の2の六と七を参照してください。

参考として冒頭にWDSの様式を載せました。

富士山の笠雲

2006年12月12日 | 旅先にて
富士山に珍しい笠雲がかかっていました。

今日は早朝に家を出て、10時から浜松でコンサル。今日は東京でも午後から雨の天気予想。東京駅を8:06に発ち、静岡県に入る頃には空はすっかり雲に覆われていた。新富士付近を通過中(正確には8:55)、車窓から富士山を見ると、頂上付近まで雲がかかっているにも係わらず、その雲を押しのけて笠雲がかかっているような情景に気付いた。

何時も好んで通路側のC席に乗っている。そのため、富士山はD-E席側の車窓に見えている。ケイタイを取り出し、デッキに急ぎ、デッキのドアにケイタイを押し付けて写真を撮りました。それが冒頭の写真です。

Googleにてキーワード「富士山 笠雲」でイメージ検索し、表示されるすべての写真を見ても、このような厚い雲を押しのけた笠雲は見当らない。通常、笠雲といえば青空に映える白い笠雲の写真ばかりなので・・・。

まるで映画「未知との遭遇」にでも使えそうな光景です。今日は、何か良いことがありそうな気がする。

風邪予防と歯科定期メンテ

2006年12月11日 | 健康と食
12月11日(月)は久々に在宅勤務。仕事の合間を見てお医者のはしご。

午前中はインフルエンザのワクチン接種へ。この冬もインフルエンザの蔓延が懸念され、ワクチン接種が勧められている。厚生労働省のHPには、緊急情報として「新型インフルエンザ対策関連情報」が掲載されている。

ワクチンの効力は接種後5ヶ月間といわれている。最も猛威を振るう冬場の乾燥時期、特に猛威を振るう2月を含めて予防するには11月から12月にワクチンを接種するのが望ましい。予防接種には医者に予約を入れておく必要がある。費用は4,200だった。

予約をしておけば、簡単な問診票に記入し、医者による聴診器での診察後直ちに接種してくれる。医院の混み具合にもよるだろうが、10分もあれば終了する。接種後通常の生活が可能であり、特に微熱が出るようなこともなかった。

午後は、行きつけの歯医者にて定期メンテである。数ヶ月ぶりに超音波で洗浄し、表面の汚れを回転ブラシで磨いたりで、かれこれ30分。こちらは¥630だった。

コンサルや審査には、何よりも健康第一である。

レッズ優勝記念号

2006年12月10日 | お楽しみ
念願のJ1優勝から1週間が過ぎたが、その間仕事で忙しく飛び回っていたのでこの1年間の試合を振り返えりつつ優勝の喜びを噛み締める余裕が無かった。で、昨日仕事の区切りがついて、近くへ買い物に出掛けた際に購入しました。Urawa Reds Magazine 2007年1月創刊【浦和レッズ 優勝記念号】。

他にも多数サッカー雑誌があったのだろうが、売り切れているらしく、特集を組んでいる雑誌としては、これしか残っていなかった。優勝記念として、今年の試合振りの概要を辿ることができて、主だった選手のコメントや今年の活躍ぶりが乗っているものがほしかった。

嘗て弱かった時期は、常々こぼしたものだ。「経営陣やフロントは、一体このチームで何処を目指すのだろうか」と。「アジア一どころか世界レベルのチーム作りを目指さずして、決してJリーグ優勝などありえない」と。

今年も、時として貪欲性に欠けた試合運びや、精神的な弱さが見え隠れした場合もあったけれど、贅沢なほどに厚みを増したタレント豊富な選手たちの活躍で優勝できた。この優勝という成功体験が新たな積極性と自信を生み、来年のアジア挑戦でも一段とステップアップして、良い成績を残してくれるに違いない。

今年1月に4年ぶりに古巣のレッズに戻り、最も期待した小野伸治は怪我に泣き、終盤に来ても左足首の負傷で先発から遠ざかり、活躍する姿を充分楽しむことが出来な無かった。本人は随分苦悩したに違いない。来期に期待したい。そういえば、嘗ての福田選手もガラスのように壊れやすく怪我が多かったっけ。

得点王になったワシントン、中盤の底で沈着に守備をする鈴木啓太、レッズの闘志を掻き立て続ける田中マルクス闘莉王、左サイドを鋭く切り裂く三都主アレクサンドロそしてトップ下で輝きを示した山田暢久の活躍は何時までも記憶にとどまるだろう。6万2千人で真っ赤に染まったスタジアムでの優勝光景も忘れられないだろう。

12月17日に優勝パレードが予定されている。紙吹雪の中で優勝を祝って来よう。

ところで、昨日NHKのニュースで、浦和駅前のサッカーイルミネーションが紹介されていました。これも、何となく嬉しく、誇らしい。

週間環境ニュース:061203-061209

2006年12月09日 | 週間ニュース:ピックアップ
○(経1209首都圏35)日本経済新聞は東京23区が飲料用ペットボトルの回
収にのりだした,従来は店頭回収が中心,不燃ごみに流入のため方針変更,
横浜市は民間に有料売却へ(中国などへ輸出)

●(経1209企業13)三菱重工は高炉の排ガスを燃料にした自家発電システム
を中国の鉄鋼会社に販売,設計から据付まで,ガス圧縮機を開発し実用化

◎(経1209社会38)日本原子力発電は敦賀原発2号機で海水温度データ改ざ
んし県市に報告したと発表,経済産業省の指示を受け社内点検で発覚<なぜ
自主点検でないのか>

○(経1208社会38)東北電力は女川原子力発電所の1号機で冷却用海水の取
水時と排水時の温度差データをコンピュータプログラムで7度内に収まるよ
う1995年から6年間改ざん

●(経1206社会42)東京電力は福島第一原子力発電所1号機で冷却用海水の
排水時の温度データを実際より1度低く改ざん,安全上の問題はないと<生
態上の影響は不明>

◎(刊1208情報通信6)リコーは再生部品使用率が88%のリコンディショニ
ング対応デジタル複写機に4モデルを追加,価格は依存の4-5割安

◎(刊1206環境12)サントリーはウーロン茶のペットボトルのラベルを分別
廃棄時に容易にはがせる新ラベルを採用

●(経1205表紙1)経済産業省と国土交通省は15年度までに自動車の燃費を
20-25%改善する新基準を自動車メーカーに義務付ける方針,輸入車を
含む,世界一厳しい基準に

●(経1205企業15)リコーは多機能複写機やレーザープリンターのリサイク
ル事業で06年度の収支が初めて黒字化する見通しとなった,回収作業の効
率化や再生機の販売が軌道に乗り

○(経1204夕刊3)タイの著名防災専門家は15年後にバンコクが地球温暖化
による海水面の上昇と地盤沈下などで水浸しの可能性と

◎(刊1205素材15)アキレスは無溶剤化製法で車内装用合成皮革の製造設備
を足利市の工場に導入へ,VOC使わず環境配慮

JR3社の新幹線搭乗

2006年12月07日 | 旅先にて
はじめてJR3社の新幹線を乗り継ぐことになった。

その1:倉敷から新大阪まではJR西日本。まず、新倉敷から岡山までは「こだま」ですが、この車両が何と4両編成でした。こんなに短い新幹線にお目に掛かったのは初めて。ついで、岡山から新大阪までは「ひかり」です。この「ひかり」は別名「レールスター」と称し、JR東日本の「ひかり」と区別している。JR西日本で特徴的なのは、グリーン車でなくとも全車1列4人がけです。ゆったりと楽な旅が楽しめる。しかも最高速度は285kmでした。すごい、頑張っているね。

その2:京都から東京までは、当然、JR東海の「のぞみ」。ご存知のとおり1列5人がけです。この5人掛けにはすっかり慣れているが、チョット不満な点は検札に来てチケットの提示を求めることだ。JR東日本では、自動改札を通過した客にはチケットの提示を求めることはない。今やコンピュータ化が進み、いちいち検札の必要などないはずなのに。それとも遅れているのかな?少なくとも新幹線のどの駅も改札の自動化が進んでいるはずなのに。おまけに何時も混んでいるので、収益は良いはず。最早、余計な人件費と手間など掛けるなよ、と言いたい。

その3:最後に、東京から郡山まではJR東日本の「やまびこ」。2階建てMAXと山形新幹線の連結型です。今回は在来型の山形新幹線の車両に乗車。この在来型新幹線も満席です。郡山や福島で降りる人も少なくないが、それでも結構混んでいる。このJR東日本の新幹線は雪に強いのが特徴。今日も郡山付近では雪が降っていそうですが、別段気にならない。新潟地震のときも脱線することがなかった。とても信頼性が高いのだ。

今朝は7:15から審査を開始し、最後に郡山に着くのが20:38。やや大袈裟に言えば、日本列島縦断審査です。このような旅では、残念ながら昼食も夕食も駅弁です。しかも明朝は、7:20にホテルを出て第2日の審査に向かう。このような状況では、もちろん、審査所見の作成や、メール受発信、ブログ作成などは車中でこなす事に。ホテルで仕事をする時間は多くない。なるべく早く床に就くように努めたい。今、列車は矢板市辺りを通過中。

写真は、慌しい中で撮ったJR長岡京駅。どこの駅やら分かりにくい絵ですが・・・。駅前に電子部品メーカーとして著名な村田製作所の立派な本社が建っています。

NET情報は決してパーフェクトではない:ルート探索

2006年12月06日 | 旅先にて
今日は水島に宿泊する。瀬戸内海の主要コンビナートがある水島です。出張に備えてルート探索と旅費確認には、通常、「Yahoo路線情報」(http://transit.yahoo.co.jp/)を利用している。

東京駅から水島へ18時頃に着くルートを探索すると、東京駅を13:33発岡山行きに乗り、岡山で新幹線を降り、在来線で倉敷へ。その後、倉敷駅から倉敷市駅へ5分ほど歩き、水島臨海鉄道にて8駅目で水島に至る。

一方、宿泊ホテルのHP上でホテルへのアクセスルートを見ると、新幹線で新倉敷を降りタクシーで15分とある。上記のルートは乗っていない。

今回の審査では、岡山の拠点と京都の拠点を審査した後、その日のうちに福島県に入っている必要がある。スケジュールがいたってタイトな審査なのだ。そのため、少しでも移動効率を上げたい。多少交通費が嵩んでも、時間が大切。

そのため、往路は東京から新倉敷まで新幹線で行き、新倉敷からタクシーでホテルに至るルートを採用した。結果として、このルートがベストだった。「Yahoo路線情報」などのNET上の情報を鵜呑みにするのは、時として避けなければならない。

水島臨海鉄道は何時廃線になってもおかしくなく、一両の電車が一時間に1本細々とは走っており、お客もほとんど治っていないと、タクシーの運転手が言っていた。もちろん20分以上早くホテルに着いた。

旅費を最低金額に抑えるのが優先ならば、水島臨海鉄道を使うのも一法。でも、タイトなスケジュールの中で審査のための精神的余裕を確保できるのであれば、多少の経費アップは必要だ。

「Yahoo路線情報」などのNET上の情報は決して誤りではないが、それがベストであると保障しているわけではないので、時として別のルートで確認する必要がある。

これと似たケースに、ホテル探索もある。田舎に近い地方に出掛けるときは、NET上に乗っているホテルの情報はあまり信用していない。かなり安かろう、悪かろうのひどいホテルだってNETに載っているのだ。だから、このような場合、現地のお客様に教えてもらうのがベターだから。  

写真は、新倉敷駅南口。西日本では17:20でも空がまだ多少明るい。

腰痛体操

2006年12月05日 | 健康と食
今週後半の審査では、長時間新幹線に乗ることになっている。東京から新倉敷まで約4時間。京都から東京で乗り換え郡山までも約4時間かかる。長時間座ったままになるので、腰にかなり負担がかかる。

このところトレーニングジムに通う機会が無く、朝30分~40分のウォーキングも三日に一回程度になていて、忙しさを理由に運動不足が続いている。メタボリックシンドロームに成りつつあるようにも思えるが、直接的に影響を受けるのは腰痛である。

重いキャリーバックを曳きながらの仕事なので、腰痛は大敵である。エスカレーターの無い駅の長い階段を上り下りすることも少なくない。

過去に長身の先輩審査員が、狭い高速バスに長時間(伊那と新宿間)閉じ込められていたため腰痛になり、一時期動けなくなり審査が出来なくなったことがある。ピンチヒッターにかり出されたので他人事と思えない。

今晩もTV番組「あるある大辞典」で腰痛をテーマにしていたので思い出した。日頃やっている腰痛体操は今でも理に適っているのだと。

ここに載せた腰痛体操は、かれこれ20年も前になるだろうか、会社の仲間がとても効くからと言ってコピーを貰ったものです。基本は様々な筋肉を無理なく鍛えておく事のようです。

毎日するのがお勧めでしょうが、思い出したとき、腰に張りがあるときなどにやっています。特に④はお腹が出てきたときは意識してやるようにしている。その他いま流行のスクワットや爪先立ち等を加えたり。

なるべく長く現役生活を続けたいので、適度に筋肉を鍛えておく必要があるのです。

レッズ優勝効果

2006年12月04日 | お楽しみ
浦和レッズが悲願のJ1の優勝を飾った。埼玉スタジアムを埋めた6万2千人の観衆にはならなかったが、TVに釘付けで観戦。1点先行された時は「ことによると、また嘗ての精神面の弱さが出て逆転されるかも」と一瞬懸念されたが、ポンテの個人技による同点弾が形勢を一挙に変えてくれた。

翌日の日経新聞のスポーツ欄もほぼレッズ優勝の記事で埋まっていた。かつてJリーグのお荷物といわれたほどに弱かった。でも地元のチームであり、成長を期待してきた。嘗ては、本当弱かったので、TV観戦しているといつも負けていた。そのため、今でも私がTV観戦していると、「今日も負けるかも」と家族に冷やかされている。今後はそういったことは無くなるだろう。なんと言ったて、ホームで22連勝だからね。

優勝後、浦和商店街は優勝記念セールで大賑わい。レッズも商売上手で、この一ヶ月に限定してレッズの商標使用をスポンサー以外の企業にも認めている。これも地元に根付くための良案だね。

近々優勝パレードがあるはず。是非祝ってやりたいと思う。

今週は今年最後の忙しさ。週に二度の審査が入っている。前半は都内での維持審査だが、後半が忙しい。後半は登録審査であり、二日間で岡山、京都、福島と移動して審査する。しかも認定機関の認定審査員が立会で当方の審査状況を審査する。このため、いつも以上の周到な準備と緊張が強いられる。

週間環境ニュース:061125-061202

2006年12月02日 | 週間ニュース:ピックアップ
◎(経1202企業13)富士ゼロックスオフィスサプライは08年をめどに販売
するコピープリンター用紙に占める環境配慮製品の割合を80%に引き上げ
る,現状65%,40%をFSCラベル品とする

●(経1201総合3)日本経済新聞社は第10回環境経営度調査をまとめた,製
造業ではトヨタが首位に,小売業では西友等,製造業の順位はトヨタ,リコ
ー,東芝,日立,デンソー,シャープ

●(刊1201環境13)富士通研究所はITソリューションの提供が環境負荷を
どの程度減らせるかを定量的に示す手法を開発,統合指標で分析,日本版被
害算定型影響評価手法を採用,修復コストで

◎(経1130全面広告28)住友信託銀行と鹿島は住まいの新しい基準を提案す
るマンション環境性能表示制度を紹介

○(環1129環境経営2)国際認定機関フォーラムは総会でISO/IEC17
021(06年版)への移行期間を発行後(今年9月15日)2年間と決定

○(経1130商品31)日本経済新聞は建設鋼材の需要が旺盛で鉄スクラップ価
格が一段高,中国向け輸出の増加を背景に古紙在庫が減少と,輸出価格が国
内価格を大幅に上回る状況続く(古紙)

◎(環1129表紙1)政府は改正容器包装リサイクル法に伴う政令の施行期日
を閣議決定,新施行令は来年4月から,改正法の一部施行は来月1日施行,
サーマルリサイクルの追加など

●(環1129特集企画7)環境新聞は図表で見る環境ISOの現状を特集,世界
の審査登録数は05年12月末で11.1万件(日本2.4万件,中国1.
2万件で2位,国内の件数は05年から伸び率鈍化など

●(経1128全面広告10)東芝は高画質とエコは,ひとつになれると消費電力
を30%低減した液晶テレビを全面広告,省エネ基準達成率業界No.1,
システムLSIで実現

◎(経1128夕刊1)ミニストップ,ローソン,スリーエフ,デイリーヤマザキ
は共同で食品廃棄物を飼料化しリサイクル,回収業者が巡回回収<飼料化の
前に貧しい人々に提供しないのか>

●(経1128社会38)環境省は今冬も霞ヶ関本庁舎で暖房を原則中止する,月
曜の午前中と室温が17度以下の日を除き,複層ガラスを整備

○(経1127夕刊16)東京電力などはパパはクラスメイト欄で,この冬は我が
家を総点検,環境にいい暮らしをはじめようと全面広告<今や実行の時では
,出来ることでなく実行すべきことが不明>

師走イルミナーションat浦和2006

2006年12月01日 | 雑感
今日は会社の帰りに浦和駅前で師走のイルミネーションを携帯カメラで撮ってきました。LEDイルミネーションの定着、それとサッカーボールのイルミネーションが印象的でした。

いまや発光ダイオードを用いたLEDイルミネーションが大流行。クリスマスには家庭でも用いられているようだ。交差点の信号機の殆どがLEDタイプに置き換わり、視認性が向上し好評。路線バス内の段差のある部分にも用いられ、いまや様様な場面に登場している。

発光ダイオードは一種の半導体を応用した点光源で、光の3原色である、(赤)・(緑)・(青)が揃ったので、フルカラー表示が可能。玉切れや消費電力が少なく、あまり発熱せず、しかも超長寿命のLED。実際、同じ明るさの電球と比べると消費電力は1/10で、寿命はなんと20倍以上だとも言われているらしい。環境効率が電球に比べて200倍と言うことになる。

環境効率が200倍といえども、使用する場面が急増して、エネルギーの使用量が従来より増えてしまうようでは環境改善にならずもとの木阿弥。現在の環境を孫の世代まで残すには、今のエネルギー使用量で、全ての活動で環境効率を10にする、すなわちファクター10を目指さなければならないと言われている。

種々の産業界ではISO14001の認証取得や環境負荷削減に真剣に取組んでいるが、家庭部門の環境負荷削減がちっとも進んでいない。もはや、クールビズやウォームビズなどでは追いつかないのに政府は及び腰。景気停滞を懸念しているのだが、その前に地球環境が破綻しては困るのだ。市民一人ひとりが資源・エネルギーの使用に際して、もっとムダを省く生活が必要なのだ。自分と子孫のために。

ところで、明日はレッズ対ガンバ戦。J1の優勝を決する最終戦だ。伊勢丹の前では大きなレッズの旗を路面に広げ、市民が優勝を祈願する寄せ書きをしている。是非、悲願の優勝を勝ち取ってほしい。そうなれば、サッカーボールの赤いイルミネーションが誇らしく見えるでしょう。