ISOな日々の合間に

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消費期限と賞味期限

2007年02月19日 | 健康と食
不二家が消費期限切れの牛乳をシュークリーム製造の際に使用していたと報道されたのが、不二家の不祥事の発端だったと思います。そこで、普段よく目にする消費期限と賞味期限の違いを整理してみようと思います。

平成15年7月の食品衛生法及びJAS法の改正により以下のように定義されています。
・消費期限:定められた方法により保存した場合において、腐敗、変廃その他の
 品質の劣化に伴い安全性を欠くこととなる恐れが無いと認められる期限を示す
 年月日をいう。  *おおむね5日以内で品質が劣化するもの

・賞味期限:定められた方法により保存した場合において、期待される全ての品質
 の保持が充分可能であると認められる期限を示す年月日をいう。
 (但し、当該期限を越えた場合であっても、これらの品質が保持されている
  ことがある物とする。)  
 *但し、三ヶ月以上品質保持が可能なものは年月表示でもかまわない

重要なポイントは、5日以内で品質が劣化する場合は「消費期限」表示をし、その他は「賞味期限」の表示をすると理解して良いようです。

消費期限は、弁当、調理パン、生菓子、惣菜などの傷みやすい食品に表示され、必ず期限内に消費することがポイントです。

一方、賞味期限は、比較的傷みにくい食品に表示され、安全性や味・風味などすべての品質が十分に維持されると保証する期限です。賞味期限を超えた場合でも、必ずしもすぐに食べられなくなるわけではありません。食品資源の有効な活用のためにも、期限が切れたからといって安易に捨てることなく、外観や臭い・風味など、自分の感覚をフルに使って、判断したいものです。

但し、以下の二点の注意を守ったときの話です。
①期限表示は未開封の状態で、開封する以前の品質を保証するもの
②表示している保存方法を守った場合に限って、品質が保証される

そういえば、先日の日曜日、久しぶりに食べたインスタントラーメンの賞味期限は既に半年程前に切れていましたが、何ら気になることも無く美味しく食べました。

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