ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

東芝は小型で従来比60倍の高速でCO2をCOに変換し燃料や化学品を製造する技術を開発

2021年03月27日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース 20210321-20210327

●(経3/27企業13) 東洋製缶GHは10月にも容器の原料調達から廃棄に至る二酸化炭素の排出量を開示、対象はアルミ缶やペットボトルなど15品目 (自動車など他の部材でも情報公開の波)

●(刊3/26SDGs5) システム技術研究所(民間)は2050年脱炭素を実現するシナリオをまとめた、再生エネルギー100%で排出ゼロ、政策費超100兆円 (国の公式計画(達成手段)はまだ出てません)

●(刊3/26機械11) DMG森精機(世界最大の工作機製造業)は全世界で生産する全商品の部品調達から商品出荷まで温室効果ガス排出実質0達成
https://www.dmgmori.co.jp/trend/detail/id=5582

◎(刊3/26建設17) 大東建託は建物の建設・居住・廃棄までの脱炭素を実現するライフサイクル・カーボンマイナスの賃貸集合住宅を開発、太陽光
https://www.kentaku.co.jp/corporate/pr/info/2021/lccm_0325.html

◎(経3/25表紙1) トヨタといすゞ、日野の各自動車メーカーは脱炭素をにらみ資本提携、電動化で共同出資会社設立へ、国内の商用車シェア8割

●(刊3/25科学技術27) 京都大学と産業技術総合研究所などの研究グループは環境に負荷を掛けない冷却システムを実現しうる鉄系酸化物材料を発見 (圧力の変化で蓄放熱、ノンフロン、小型で高効率)
https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/2021-03/210324_shimakawa-0f3925f7c287ec499de9368727b1feec.pdf

◎(経3/23企業16) 太平洋セメントは英カーボンクリーン社のアミン吸収技術を使い9月にも熊谷工場でセメント工場で発生のCO2回収設備稼働

●(経3/23企業17) 日本経済新聞は風力発電事業で日本は部材に活路と日本精工の軸受けや東レの羽根の炭素繊維事業を紹介 (昔から日本は製品より部材が強み、国民性かな、付加価値創造力には欠けますね)

●(経3/22企業5) 東芝は小型で二酸化炭素を従来比60倍の高速で一酸化炭素に変換し燃料や化学品を製造する技術を開発、25年に試作品目指す
https://www.toshiba.co.jp/rdc/detail/2103_02.htm

◎(経3/21サイエンス26) 東北大学や米国立再生可能エネルギー研究所などの研究グループは硫化スズのみで高圧の太陽電池の作製に成功、実用化目指す (硫化スズのn型半導体の形成に成功)
https://www.tohoku.ac.jp/japanese/2021/03/press20210309-04-solar.html

◎(経3/21サイエンス26) 徳島大学や愛知製鋼などの研究グループはアルカリ土壌中の鉄分を可溶化して吸収を容易にする超安価な肥料を開発、不毛土に (世界の3分の1はイネ科が育たないアルカリ性土壌)
https://www.aichi-steel.co.jp/news_item/20210311_news.pdf

政府は脱炭素の30年目の新目標策定のため月内に有識者会合を開催

2021年03月27日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20210321-202103027

●(経3/27表紙1) 金融庁と東京証券取引所は21年度から上場企業に気候変動に関する情報開示を求める6月施行の企業統治指針に明記、TCFD準拠 (TCFD;金融安定理事会の気候関連財務情報開示タスクフォース)
https://www.fsa.go.jp/news/26/sonota/20141217-4/01.pdf

◎(経3/26夕刊社会9) 東京電力福島第一原子力発電所は所内の屋外保管コンテナの移動作業中に高放射線量のゲル状塊を地面で発見、コンテナ腐食
https://www.tepco.co.jp/press/mail/2021/1588725_9004.html

●(経3/26表紙1) 日本経済新聞はEUが脱炭素の目標を上げたことで二酸化炭素の排出量取引価格が昨年末より3割高く高騰と、日本越境負担に

●(経3/26表紙1) 日本銀行は世界の中央銀行と同様に気候リスクを重視へ、21年度は銀行考査で気候変動リスクへの認識や取り組みを本格調査

●(環3/24土壌環境9) 環境省は地下水における硝酸性及び亜硝酸性窒素対策の手引として硝酸性窒素地域総合対策ガイドラインを作成 (地下汚染絶えず)

●(経3/24夕刊社会11) 環境省は絶滅が危惧される天然記念物ツシマヤマネコの人工授精による繁殖に国内で初めて成功と発表、横浜の動物園で (動物園;ズーラシア)

●(刊3/24表紙1) 経済産業省は24年までをめどに工場用エネルギー管理システム(FEMS)の世界標準化を目指す、生産Sや施設外部との連携制御等

●(経3/23表紙1) 政府は脱炭素の30年目の新目標策定のため月内に有識者会合を開催、米欧の動きを意識し主要7カ国首脳会議の6月迄に固める (どのような実現のための施策が示されるか注目)

◎(経3/23経済5) 日本政府は22日開催の国際貿易機関(WTO)の有志国会合で国境炭素税制度作りの協議に着手するよう提起へ,EU前向き

●(刊3/23総合2) 環境省の有識者検討会は日本の生物多様性の現状を調査した結果を評価した報告書、国内生態系の損失速度は緩和、回復今だし