ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

古紙価格が国内で下げ止まり、回収量が減少するもアジアの需要増で在庫の過剰感が薄れ

2020年08月29日 | 週間ニュース:ピックアップ
注目ニュース 20200823-20200829

◎(経8/29企業10) アサヒHDはビール工場の排水から発生のバイオガスを使い燃料電池で発電する実証実験を10月開始、ガス精製技術独自開発

◎(経8/28表紙1) 日本経済新聞はホンダなどが電気自動車の普及にらみ新車競争と、テスラや中国勢を追う、各国は補助金で後押し、4年で5倍

◎(刊8/28国際4) インテルやアクセンチュアなどはオープン・フットプリント・フォーラムを結成、環境フットプリント技術標準の定義等で協業

●(経8/27経済5) 経済産業省は家電製品の省エネ性能を詳細に評価する新たな仕組みを20年内に創設、0.1p刻みの10点満点と5段階星制度併用

◎(刊8/27表紙1) 太陽HDは子会社の太陽グリーンエナジーで農作物の水耕栽培と水産養殖、昆虫飼料の一体農法アクアボニックスの運営開始 (水耕栽培残渣を食用コオロギの餌に、コオロギを養殖魚の餌に、養殖水槽の水を水耕用に)
参考;http://www.taiyo-hd.co.jp/jp/news/2020/p5251/

●(刊8/27素材12) ダイセルは鳥取のウッドプラスチックテクノロジーと酢酸セルロースの端材を利用した養生用敷板を開発、PEと複合化、長寿 (PE;ポリエチレン、酢酸セルロースは自然由来で耐候性(紫外線等)に優れている、カーテンやメガネフレームなどに利用されている)
https://www.daicel.com/news/2020/20200824_401.html

◎(経8/26金融経済9) 三井住友銀行は三峰川電力(鳥取の丸紅系)を中心としたコンソーシアムに環境融資、コンセッション方式で水力発電整備 (水力初)

◎(経8/26マーケット商品20) 日本経済新聞は古紙価格が国内で下げ止まり、回収量が減少するもアジアの需要増で在庫の過剰感が薄れ、新聞段ボール雑誌共 (1年ぶり)

◎(刊8/25総合4) 日刊工業新聞はNEWS拡大鏡欄で希少金属のうちコバルトやニッケルの国内採掘の可能性と、南鳥島沖、安定供給と採算性確保が鍵 (生産技術など課題多い)

全国知事会は環境大臣に国自ら50年CO2排出実質ゼロを表明し推進をと緊急提言

2020年08月29日 | 週間ニュース:ピックアップ
気になるニュース 20200823-20200829

◎(経8/29 総合7) 日本経済新聞はモーリシャス沖重油流出事故でばら積み船の補償の制度が未整備で賠償上限20憶円の可能性、民事訴訟へ発展も (タンカーは船体構造を含め制度が充実)

●(経8/29社会34) 東京高裁は神奈川県の元建設労働者と遺族による石綿被害損害賠償を求めた控訴審で国と建材メーカー3社に9憶円支払い命令 (控訴するかに注目)

●(経8/28総合2) 日本経済新聞は真相深層欄でモーリシャス沖重油流出事故で日本が民間事故だからと消極姿勢で多方面から非難、仏全面支援 <須らく環境問題に鈍感な日本政府>

●(経8/28社会42) 環境省は絶滅危惧種に指定のチョウ「オガサワラシジミ」の繁殖が飼育下で途絶えたと発表、日本固有のチョウの初絶滅 (野生化では2018を最後に生存が確認されていない)

●(環8/26表紙1) 全国知事会のゼロカーボン社会構造推進プロジェクトは環境大臣に国自ら50年CO2排出実質ゼロを表明し推進をと緊急提言 <既に環境パンデミックでは?>

◎(環8/26低炭素2) 九州大学の水素エネルギー国際研究センターは欧米中が技術や政策で水素牽引の日本を猛追中と警告、革新的電池開発が必須と

●(環8/26資源循環3) 環境省は19年の1年間の廃棄物処理法に基づく廃棄物の輸出入量を公表、輸出の殆どは石炭灰で韓国等、輸出102万t輸入2千t (輸入は資源回収目的)

●(経8/26国際11) 独財務省はドイツ初めての環境債を発行、約5千億円相当、年内に超1兆円規模、欧州の環境債市場を強化、大規模環境対策へ (我が国は未だし)