ISOな日々の合間に

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省エネから節電へ

2011年04月01日 | 雑感
東日本大震災発生前は盛んに省エネが叫ばれ、エネルギーを消費する設備や機器の運用管理や省エネ型の新規設備導入による二酸化炭素排出量削減に取り組んできました。しかし、もはや電力不足と言う深刻な事態を迎え、省エネから節電と言う切迫した言葉に置き換えられています。

電力は充分ありながら、温暖化防止のために省エネと叫んでいたのです。その証拠に東電はオール電化が環境にやさしいといい、電力消費増に繋がる宣伝を盛んにしていたほどです。

原発事故により供給可能な電力量が大幅に減少した結果、計画停電を実施しなければならないほどの事態に至っています。電車の間引き運転や、デパートや駅構内を始め様々な施設や建物で照明の間引きなどの節電が実施されています。

世界中の人々が日本人と同じようにエネルギーを使用すると地球を2.5個必要とすると言われ、贅沢に電力を消費し奢っていたというべきでしょうね。駅のエスカレーターが止まっていてもそれほど困らないし、照明を間引きしてもそれほど暗くありません。

これからは、電力会社が以前のレベルで電力供給することは難しいでしょう。その結果、一人一人に使用可能電力量を割り当て、電力使用量が多い人ほど累進的に電気代が高くなる世の中に移行して行く可能性が高い思います。どのような形であれ、エネルギー使用に関して世の中が大きく変わってゆくでしょう。