ISOな日々の合間に

土曜日は環境保護の最新の行政・業界動向、日曜は最新の技術動向を紹介。注目記事にURLを。審査の思い出、雑感なども掲載。

40年ぶり、いっときの函館訪問

2006年01月31日 | 旅先にて
 今週は2日間の審査で函館へ行って来ました。審査やコンサルで様々な都市を訪問していますが、私にとって函館訪問は特別な意味があります。
 高校まで函館で育ち、大学卒業後は東京に根付いて以来、かれこれ40年振りの訪問だからです。その間、家族や高校同期の仲間の殆どが東京周辺に引っ越し、もはや函館を尋ねる理由を失っていました。今回、幸いなことに審査で訪問する機会が出来たという訳です。
 今回の審査では、前日、空路にて函館に入り、翌日と翌々日の2日間審査に当るスケジュールです。
 折角のチャンスなので、審査の二日前か前日の午前に現地に入リ、一日か半日間観光のための時間を作る計画がベストです。でも、他の仕事の都合で一日前に訪問することは出来ませんでした。午前に着く案も函館の滑走路が積雪や凍結のため便が欠航する可能性が高く好ましくない、と言うわけです。
 しかし、今回の審査での役割はチームメンバーです。審査報告書を審査中に完成しなければならないチームリーダーと異なり、時間的にも精神的にも余裕が有り、行動の自由度が幾分高いという訳です。
 夕食後、19:30ホテル前で定期観光バスにて「函館夜景ロマンコース」(1800)に参加しました。ホテルとロープウエー間の往復に約1時間、待ち時間を含めロープウエー往復に約30分、そして展望台での夜景堪能に約30分というスケジュールでした。
 幸い晴天に恵まれ、済んだ冬の空気に夜景はきらめき、懐かしく、美しい夜景にしばし見とれていました。
 頂上から見る夜景では、40年間の町の変貌はあまり目立ちませんが、バスの車窓から見た市内の町並みや建物には過去を偲ばせるものは余りなく、今更ながら40年という歳月の長さに沈黙するばかりでした。唯一つ、大森海岸沿いの新川中学校、その向かいにあって、通学途中によく遊んだ慰霊堂がほぼ嘗ての姿のままだったことが、取り分け懐かしく、その一瞬だけ今浦島を忘れさせてくれました。