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自殺と季節・休日の関連性

2006年03月08日 | Weblog

自殺の確率が一番高い季節はいつなのでしょうか?

アメリカでは春に一番高い確率で発生しています。誤った伝達で「自殺が一番多いのはクリスマス前後である」との情報が多数の人に認知されています。確かに少なくはありませんが、これは「一部のメディアが世の中の華やいだ時期と自殺を無意味に関連付けて報道するためである」とUSA TODAYの記者DeWayneが批判しました。

一年間の自殺に関する記事を調べた結果、約30%の記事が「ストーリー仕立てで自殺と休日・季節を関連付けた記事」であり、その内の約60%が無理矢理関連付けた内容、または調査が不十分な記事であったと報告しています。

確かにクリスマス前後は自殺の確率が高くなり、それが世間の華やいだ環境が寂しさや不安を助長し自殺衝動を高める、という記事を読んだ記憶があります。そして、私も自殺の確率が高いのはクリスマス前後の冬だと思っていました。