conparu blog

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『猿の惑星』

2023-12-12 20:57:25 | 随想

『驕れるものは久しからず』世も末ともなると亜流の人間が跋扈してこの世を壊していく、これも世の習いか。平穏な時勢なんてものは長くは続かないし、その後の反動として動乱や混濁した国際社会が現出する。当然腐敗した世相は蔓延して、指導者たちのご都合主義が地球上に満ち満ちて、今日の蜂の巣を突いたような利権強奪の浅ましい姿となってくる。所詮強欲の人間がこの世を支配しているから、というより人世の定めと言った方が適っているかも知れない。とことん落ちなければ思い切った創造の世界は開けない。だから第3次世界大戦とか言う人も出てくるのだ。もし次の大戦があるとすれば地球が崩壊するほどの難局に遭い、勝者のない結末を迎えて地平線の彼方へ歩み始めるのが人類の知性の帰結のような気もする。まあ、『猿の惑星』のようだが。

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