第100代首相に選ばれた岸田さん、宣言公約は国民の意を汲んだかのように見えて、その実、自民党の力関係に配慮した旧態方針がチラと見える。国会を解散し、総選挙を慌ただしく迎える魂胆も見え見えで、今のうちが党に有利と判断したからだろう。国民もその程度にアシラわれている。岸田さんの力量が問われるのはこれからだ。
「車は直ぐに止まれない」慣性作用で徐々に、或いは一定距離をおいて急停止する。打ち上げ花火だって余韻が残るのだから、良いことずくめの宣言をしたからと云って、実行が約束されるわけでも体制が急変するわけでもない。
かくて夢と希望のビジョンは昭和と共に消えた。経済の右肩上がりと共に、誰もが恩恵を受けた時代はもう来ない。多くの若い人たちが将来に期待できない、不安定な社会の底辺にもがき心痛するさまを憂いている。政治の場で切磋琢磨の議論を展開して、党の利論ではなく、日本の行く末に照らした国会運営こそが本来の姿だ。国民が見えている政治でなければならない。
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