わたしという存在は
夢のようにいなくなって
今
神さまの中に
溶けている
神さまと一緒に
神さまになって
神さまのなさることを
見ている
雄々しくて
すばらしい
神になっている
ああ
わたしがまだ
生まれていなかったころ
わたしはこのように
神の一部であったのだろうか
ああ
神さま
わたしは
あなたのように
すばらしいものになりたいと
何度思ったことだろう
だのに
今
わたしは
あの不器用で小さかった
わたしになりたいのです
あの
だれよりも変わっている
真っすぐなことしか知らない
馬鹿なわたしに
すると神さまは
もう少し我慢しなさいと
言われる
おまえは
疲れすぎているからと
神が
なにもかもをやってやらねばならないほど
とても小さくなっているからと
心配はない
いつかおまえはまた
おまえになれる
神が生んだ
とてもかわいいおまえに
なることができる