月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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アラドファル・14

2018-07-02 04:15:33 | 詩集・瑠璃の籠

馬鹿な女は
馬鹿なことをして
自分の女が汚れてしまったことが
つらくてしょうがないのです

それならば
厳しいところに落ちて
つらい思いをして
正しい方法で
自分の霊を浄めていけばいいのだが
それはつらいと言って
やらないのです

いつもいつも
人から盗んだもので
自分の人生を作り
いい思いをしながら
うまいことをして
自分をいいものにしようとする

そんなことばかりして
ますます自分が汚れていく
それがつらくて
馬鹿な女は
自分以外のきれいな女を
憎悪し続けるのです

何もない
自分には何もないのに
あれらはいいものをたくさん持っている
それなのに美しい
それが
うらやましくてならないのです

いやでたまらないのです
自分が
自分の方が
馬鹿なのが

それで
あらゆる女を侮辱し
破壊しようとするのです

馬鹿な女というものは
苦い翼の生えた
虚無です
何もないがゆえに
すべてを破壊しようとし
何もないからと言って
逃げるのです




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